弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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「地域づくりシンポジウム2016」にて講演

2016年10月14日 13時39分21秒 | 実務関係(著作権・価値評価・周辺業務)
こんにちは!
気持ちの良い青空が眼前に広がる新千歳空港です。

さて、昨日は掲題のシンポジウムにて
講演させていただきました。

「地域を輝かせるブランドの活用法」という演目ではありましたが、
内容そのものはブランド化の前段階における地域関与者による知財活動の取り組みのあり方、
それと、出願/申請-登録制度における要件との整合性について短い時間ながらお話してきました。

事例として、ステージと性質が異なる3つの地域についてお話させていただきました。
やはりフレームだけお話をしても、では具体的にどう進めればよいのかが伝わりにくい。
実例により肉付けをしていくことで、フレームとして提示していたものに血が通う。

そんなことを意図して50分を組み立ててみたのですが、
果たしてうまくお伝えできたのか…。
お集まり頂いた方々の多くは地域のリーダーとして地域資源のブランド化に直接関与されている人。
少しでもヒントになったならば幸いです。

ブランド作り と 体質改善 って、結構似てると思うんですよね。
ダイエットしようと思って急激に運動したり食べる量を減らして、
そりゃ確かに一時的には体重は減るのだけれど、
それを継続する強い動機と意志がなければまっているのはリバウンド。

大事なのは、持続可能な程度の軽度な負担感と成果を実感できるフィードバック。
減量も、取り組み初めはなかなか成果を実感できないけど、
体質が変わり始めたときに数値になってじわっと表れてくる、という点も
ブランド作りと似ている。

最終的になりたい姿をイメージできているか、というのは大事。
ただ違うのは、ダイエットであれば、例えば“有名人の●●さんのようなプロポーション”
というベンチマークを設定できるけど、
ブランド作りは、その人により理想的なゴールはまちまち。
それを模索する作業が大変だけど、ここを経ることでその地域の「らしさ」が
説明できるものとして確立されていく。

後半の分科会では、とても将来を期待させる各地域の事案に接することができ、
幸せな時間でした。

まだまだ当職も一緒に成長させていただく立場ではありますが、
その中でもお役に立つことができる局面もきっとある、と自負しております。
機会を頂いたはまなす財団さまに心より感謝申し上げます。

さて、そろそろ搭乗時間。
次のミッションをこなしに行きますか。
コメント
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