弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【雑記】入社式の報道に思う。

2018年04月03日 08時51分52秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
朝からプチ掃除をしてちょっと気分の良い三色眼鏡です。

昨夜晩御飯を食べながら眺めていた「報道ステーション」で、いろんな会社の入社式のニュース。
社長がハイタッチで会場で出迎えたり、
アーティスト呼んでライブしたり(テレビ局でもないのに)、
果てはクルージングしたり…

いや、それぞれの会社にはお考えがあってのことでしょうから。。
ここであれこれ愚痴ってもただのおじさんの戯言にしかならないですしね。

でも、
「最近の入社式は、なんだか新入社員をお客様みたいな扱いしてるんだなー」
というのが率直な印象。

背景には離職率の高さがあるという。
上のクルージングしていた会社は飲食業でしたが、飲食の短期離職率は30%を超えるそうで。

だからといって、言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…poison♪

某コンビニの社長さんが新入社員と並びながら
“この人たちは宝ですから”
といっていたのは、その通り。

でも、実際には『玉石混交』だと思うし(ごめんね、毒舌で)、
宝は磨いてこそ光るもの。
問題の先送りはやめればよいのに。


ここからはおじさんの昔語り。もう20年以上も前のことになるのか…。

銀行に就職したわたし。
本店での入行式は、まあ型にはまったものでそれ自体に深い思いではなく。
その後辞令授与式。そのときになって初めて配属店を知る、という結構なサプライズイベント。
都内某店に配属になりその足で午後から向かう。

支店長室にて支店長に挨拶。
まあそれなりに心構えとか訓示を頂くのかな、と思ったら

“お前らは社会人としては、いやまだ人にすらなってないな。
 サルだサル。
 せめてここにいる間に、パンツの穿き方くらいは覚えていけよ”


と予想の遥か斜め上を行くお言葉。
(本当はこの感じで10分くらい“罵られた”わけだが)

初日なのでありがたく定時にあがらせていただき、
その後店の近くのマクドで同じ店に配属されたもう一人の同期と
「…どうする?これからやっていけるかな…?」

でもまあその支店長、色々クセのある方ではあったけど、
(業務中にふらふらと寄ってきて“おい、マネーサプライの定義言ってみろ”とかいきなりいじってきたり)
根底には愛情があった(と勝手に思っている)のでイヤでは無かった…M気質なだけかもしれませんが。
この年になって思うけど、色々業務も多忙かつヘビーだろうにサル同然の新人に声を掛けに来るというのも、大変な労力だっただろうなぁ、と。

あと、やっぱり今になって思うのは、職場の中に「しかり役」と「フォロー役」がいたんだよな、ということ。
上司に結構人格否定に近いような言葉をぶつけられて(自分が未熟だったからだが)一杯一杯になっている自分にさりげなく救いの手を差し伸べてくれる先輩がいたり…良い会社だったかは正直判らないけど、間違いなく「良い職場」ではあったなぁ、と。
色んな目線ではあったけど、ちゃんと人を観てくれる職場だった。

どんだけ入り口で取り繕ったって、現場で試されるのは人間力。
飲食だって接客だって、往々にして理不尽な思いをすることが多々ある。真綿でくるんで育ててあげるんじゃなく、結局厳しい環境で生き残っていけるチカラを付けてあげるのが愛情というものでは?
離職率とか気にしないで、本音のところで向き合ってあげれば良いんだよな、と思います。





コメント
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