弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【雑記】マナーとルール と 教育

2022年04月13日 08時53分27秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
薄曇りの@湘南地方です。
週末に向けてお天気は下り坂との予報。運動するなら週前半だったなぁ…

とまあ後悔はさておき。

今日の「なんじゃそりゃ?!」なニュース

(テレ朝newsより引用)
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「ありがとうございます」一時停止の車にお辞儀 新1年生が横断歩道で実践

信号のない横断歩道で一時停止した車にお礼をする取り組みが、千葉県四街道市で行われています。
入学式を終えたばかりの新1年生およそ200人が、実際の横断歩道を使って早速、実践しました。
(以下略)
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(引用終わり)

このニュースに関しては、賛否入り混じった波紋が広がっている模様。
例えばこちら

要約すれば、
・法律上信号のない横断歩道では歩行者優先(道交法38条)→ここまでへりくだる必要ある? という声
・教育すべきはドライバーであって歩行者に「頭を下げさせる」のは??

狙いとしては
「歩行者側の思いやりによってドライバーの一時停止に対する意識を変えていく」という点なのだろうけど、
やり方がね、、、という声が少なくない。

私自身としては、別の目線でこのニュースを捉えていた。
つまり、
「マナーとルールの区別がつかない主体に刷り込む行為」があたかも「教育」だとしている点が、
正直“気持ち悪い”なのだよなー、と。

思いやりの気持ちって自発的なもの。
それで、例えばその表現の仕方がわからないとき/わからない人に、表現の仕方を教える、
というのは自然だし良いと思う。

本件は、特定の「場面」での「様式」を押し付けているように思えてしまった。
これが例えば、
“車が止まってくれましたよー。どうしますか?”という問いかけの果てに出た、子供なりの表現手法であるならば
「ほほえましい」し目くじらを立てる必要もない。でも、そうじゃない。
(どういう教え方だったのかわからないのだが)仮に、考えることを停止させているのだとしたら、
ほほえましくない。大人が思っている姿に子供をハメ込もうとしているだけになってしまう。

ルールだから車は一時停止する。それはドライバー自身にとっては「当たり前」のことだけど、
歩行者が「車は一時停止するのが当たり前だ!フン」とばかりに横断していったら、お互い気持ちよくない。
マナーは思いやり。そして、双方向でないとマナーは成り立たない。

ありがとう、おかげさま を教えるのって難しいよね、というお話。
コメント
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