弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【雑記】教科書に載る、ということ。

2023年03月29日 07時24分39秒 | 趣味・その他諸々の雑記
おはようございます!
気持ち良い空気(花粉さえなければ)が部屋を通り抜ける、今朝の@湘南地方です。

寝不足ですな。朝からカフェイン投入です。
そしてこちらも投入っ!

ふるさと納税、白糠町からの返戻品「いくら」と蘭越町からの返礼品「らんこし米」で、朝からイクラ丼。
チャージ完了。


さて、今日はこんな記事

(JIJI.COMより引用)
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LGBT、掲載広がる 道徳や社会に、同性婚も 教科書検定

小学校の教科書でも、性的少数者(LGBTなど)といった性の多様性を取り上げるケースが広がっている。
前回の検定では保健の教科書2点のみだったが、今回は道徳や社会を含め10点で触れられた。
文教社の5、6年保健では、心の健康を学ぶ中で「人によっては、自分の生まれた性別と、心の性別が一致しなかったり、同性の子を好きになったりすることもあります」と記述した。

(中略)

Gakkenは6年道徳で、あらゆる差別と闘った米最高裁の女性判事に関する教材を取り上げた。その中で、同性婚を認める判決を下した点などに触れ「多くの人を力づけたのです」とした。
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(引用終わり)

難しい時代だなぁ、と思うのは、
この話題を取り上げること自体が「リスク」になっていると痛感させられるということ。
どのような観点からの意見をしたとしても、これに与しない陣営からの怒号と罵声が浴びせられる。
…なので、この話題の是否それ自体については言及しない。

ただし。
思っているのは、
「教科書に載る、ということは、今教育を受けている子たちの頭や心の中に(断片的にでも)大人になっても残り続ける」ということ。

「ごんぎつね」とか、「星野君の二塁打」とか、話のディテールは忘れてしまっているけどあらすじは覚えているもんね。
前者は国語の、後者は道徳の教科書だけど。

特に道徳の教科書って厄介だなぁ、と思う。
正直“何が正解か”なんてないと思うし。"何が間違いか"はあるけど。
正解なんて、立場によっても時代によっても接する相手に依っても変わるもの。
そんな多面的な見方をするきっかけとして機能するなら、それでよいと思う。

しかし、だ。
仮に「LGBT」についての何らかの「評価」を同時に教科書に掲載する、としたら、
それは行き過ぎじゃないかと思う。
最低限、「両論併記」だろう。教科書ならば、一面的な姿で事象を捉えるべきではないし、
それが意図的にそのような文脈を作っているとしたらもはや教育ですらない。

まあ、こういう事象が記事になる、ということそれ自体は健全なことだと思う。
秘密裏に、気が付いたら学校教育が我々の想像の範囲から大きく逸脱している、なんてことにならないために必要な情報だ。
コメント
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