弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事】せんもんかはけん

2021年12月14日 09時17分47秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
雨が降り出しました、@湘南地方です。
今日は一日気温も上がらず肌寒い一日になる模様…今日も、おこもりさまだな。
最初からそのつもりな服装だったりするけど。

さて、今日はこんな記事

(読売新聞オンラインより引用)
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【独自】大学の特許 後押し…政府、来年度 知財専門家を派遣

政府は、大学や大学発ベンチャーの特許取得を支援するため、知的財産に詳しい専門家を派遣する事業を来年度から本格的に始める。基礎研究を始め、初期段階から特許取得に向けた戦略を立てることで、製品化や事業化を後押しし、産業競争力の引き上げにつなげる。

独立行政法人「工業所有権情報・研修館」が、公募した大学などに対し、弁理士や知財に詳しい企業OBらを無料で派遣する。特許の出願や手続きに関する助言を行い、事業化までを一体的に支援する。
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(引用終わり)

支援が必要なのは、よくわかる。
その取り組みをしたいとも思っているし、ベンチャー支援はそれなりにやっている。

でもね。国が主導してやる「無償の取組み」って、結果的に事業として根付かないと思うの。
ユーザの相場感も狂わされるし、スタートアップなんかはそれが当たり前と思っちゃうと後々害にしかならない。
サービス提供者サイドとしても値付け能力、交渉能力が弱められる。また単純に、専門家に対する国からの報酬が低廉に抑えられている、という点もある。

国策としてやるのなら、「相場は変えず」に「補助金支援」では?
殆どの専門家は、プロボノはプロボノで別途やっている(はず)。
国力を高めるための取組みならば重点的にコストをかけるのが適切では、と専門家のはしくれとしては思うのです。




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