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マスク氏率いる米新興、ヒトの脳に装置埋め込む治験実施

2024-01-30 16:35:07 | 科学技術・宇宙・量子・物理化学・生命・医学・生物学・脳科学・意識・人類史


ニューラリンクは脳の信号を基にスマートフォンなどの機器を操作する技術
の実用化を目指す(同社サイトより)

 

【シリコンバレー=山田遼太郎】米起業家のイーロン・マスク氏は29日、同氏が率いる米新興企業ニューラリンクが人の脳に小型装置を埋め込み、コンピューターとつなぐ臨床試験(治験)に着手したと表明した。

手術直後の回復は順調で、脳の信号を読み取れる可能性があるとしている。

 

同氏はX(旧ツイッター)に「最初の人間がニューラリンクの(装置の)埋め込みを受けた」と投稿した。手術は28日に実施したとしている。

ニューラリンクは2023年5月、米食品医薬品局(FDA)から治験を始める承認を得たと明らかにし、その後患者を募集していた。

 

同社は「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」と呼ぶ技術を開発する。専用のロボットで小さな機器を脳に埋め込む。

機器が脳の神経細胞の信号を読み取り、体が不自由な人が考えるだけでコンピューターを扱える状態を目指す。

 

マスク氏は投稿で「考えるだけで電話やコンピューターを操作でき、それらを通してほとんどどんな機器でも操れるようになる。初期の利用者は手足の不自由な人たちだろう」と述べた。製品名は「テレパシー」だと明かした。

日本経済新聞は治験の詳細を問い合わせたが、ニューラリンクの返答は得られていない。

同社は過去にサルを使った実験を実施し、脳に埋め込んだ機器を介してテレビゲームを操作できたと明らかにしていた。

その後にサルが死んだと判明し、動物愛護団体などから批判を浴びた。

 

BMIの分野ではニューラリンクをはじめ複数企業が技術検証を進める。米アマゾン・ドット・コム創業者ジェフ・ベゾス氏や米マイクロソフト共同創業者ビル・ゲイツ氏のファンドが投資する米シンクロンなどが取り組む。

投資が増えて実用化への期待が高まっている。

 

【関連記事】

 

日経記事 2024.01.30より引用

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>同社は過去にサルを使った実験を実施し、脳に埋め込んだ機器を介してテレビゲームを操作できたと明らかにしていた。
その後にサルが死んだと判明し、動物愛護団体などから批判を浴びた。

→危険すぎるやろ。人間にもやるつもりか? というか猿の脳にデバイスを埋め込み、AIで猿が暴れる時代?

 

以前にも本Blogで紹介しましたが、約10年前にJEITAの技術政策委員をやっていた頃、京阪奈リサーチセンターにあるATR研究所(NTT)で、頭で創造したことがディスプレイ上に動画で現れる技術のプレゼンをしてもらったことがあります。

各大手エレクトロニクスメーカーからCTOが集まる、経産省系の外郭団体であるJEITAの技術政策委員ですが、みんなびっくりさせられました。

実は、BMI(ブレインマシン・インターフェース)は、日本が進んでいる分野。 ATRは脳にデバイスを埋め込むことなく無線で実現していました。 本当のテレパシー。


この動画は、一部Youtubeでも公開されていましたが、今は何故か削除されています。 

各国からのコメントで、
日本は恐ろしい。世界征服を企んでいるというコメントが多くありました。

 

 


人工DNAで新たんぱく質、6文字の塩基で 米研究チーム

2024-01-30 16:21:34 | 科学技術・宇宙・量子・物理化学・生命・医学・生物学・脳科学・意識・人類史

人工DNAで見たことのないたんぱく質を作る――。

米カリフォルニア大学サンディエゴ校などは、DNAを構成する4種類の塩基に、ヒトの手で2種類を新たに追加し、大腸菌の酵素を使って複製させることに成功した。

2050年ごろには、人工的に作ったDNAや細胞を使って新たな物質を作り出したり、生きた生物を一切使わずに医薬品や食品が生産できたりするようになるかもしれない。

 


しい文字が増えると語彙が広がるように、新しい塩基は合成生物学の可能性を広げてくれる
=カリフォルニア大学サンディエゴ校提供

 

生物の設計図であるゲノムは、DNAから構成されている。

DNAはアデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類の塩基が規則正しく並んでできている。このDNAをもとに、生物の体を作るたんぱく質ができる。

たんぱく質の合成では、まずDNAをもとにmRNAができる。mRNAの配列情報をもとに、細胞の中でアミノ酸がつながってたんぱく質が合成される。DNAの塩基をヒトの手で並べた人工DNAを作れば、欲しいたんぱく質を自在に設計できる。



研究チームは4種類の塩基にイソグアニン(B)、シュードシトシン(S)の2種類の塩基を追加して、人工のDNAを作った。

天然のDNAはGとC、AとTが水素結合によって相補的なペアとなり、二重らせん構造を形成している。

天然のDNAと同様な構造にすることで、BとSがペアとなり酵素に認識されるようにした。

 

12文字まで拡張めざす

試験管の中に、6種類の塩基でできた人工のDNAと、大腸菌から取り出した転写用の酵素を入れると、通常のDNAと同様にmRNAができた。

これまでは、改変した酵素でしか実証されていなかったが、今回は大腸菌が使っているのと同じ酵素でmRNAを生成できることを証明した。カリフォルニア大サンディエゴ校のドン・ワン博士は「自然界の4文字と同様に、拡張した2文字を酵素が認識して転写できることが初めて示された」という。

 

使う塩基が4種類から6種類に増えると、より複雑な設計図を作ることができると期待している。独自のたんぱく質をデザインできれば、病気の治療薬の開発にもつながる。

研究チームの米応用分子進化財団のスティーブン・ベナー博士は「12文字(種類)まで使えるようにしたい」と意気込む。「がん細胞に結合する分子を作ることができれば、がん細胞に選択的に薬剤を送達したり、特定の遺伝分子を切断したりできる」(ベナー博士)。研究成果は、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに掲載された。


東大、継続生産に成功

試験管の中にヒトの手でDNAなどの部品を加え、一部の物質を合成できても、作りたい物質の種類や量をコントロールしながら継続して生産するのは難しい。天然の生物の中で起こっている現象が複雑だからだ。

東京大学の市橋伯一教授らは、試験管の中でDNAとたんぱく質を同時に生産し続けるシステムの開発に成功した。複製を続けるために、複製に必要な酵素も一緒に生産する。

 


東大は試験管の中でDNAやたんぱく質が自律的に作られるシステムを開発している=同大提供

 

市橋教授は、最初に試験管の中にDNAの複製に必要な酵素と、人工的に設計したDNAを加えた。このDNAには、酵素の設計図を書き込んでいる。

試験管の中で複製されたDNAから、DNAの複製に必要な20種類の酵素を作り出せた。その酵素を使って、再びDNAが複製され、4世代にわたってDNAとたんぱく質の生産を試験管の中で継続できたのを確認した。

 

 

生命現象をヒトの手で自在に設計して操作できるようになれば、生物を使わなくても医薬品や食品が作れるようになる。

市橋教授は「ヒトの手で調整してうまくいく仕組みを、工業製品のように作れるのではないか」と期待する。

 

複雑な生命現象を解明
生物が持つ遺伝情報やそこから作られるたんぱく質などを工業製品の「設計図」や「部品」のように捉え、設計や組み合わせを考えることで、新たな物質を開発したり生命現象の解明に役立てたりする学問を合成生物学という。

1900年代ごろから、大腸菌が持つ「部品」を試験管の中で合わせて細胞の機能を再構成させる研究が始まった。90年代にはDNAの合成ができ、2000年代にはたんぱく質も合成できるようになった。


ただ、これまでの研究は大腸菌のDNAを試験管の中で再現する部品の再構成に過ぎなかった。複雑な一連の生命現象をヒトの手で作り出すことはまだできていない。

市橋教授は「この分野は個別の機能を組み合わせている段階」と話す。一つ一つ機能を組み合わせられれば、複雑な生命現象に近づく。


同教授は「50年ごろには、化合物を加えるだけで増える人工の生化学システムができているだろう。コストを考えなければ、食べ物もできるだろう」と話す。

2050年ごろには完全に工場由来の食品が食卓を彩っているのかもしれない。
(下野谷涼子)

 

日経記事 2024.01.30より引用

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基礎知識がないから、よう分らんけど凄い時代やな。 これからは何でもAIとDNA。
世の中の進歩が早すぎて、ついていくのが大変な時代。

 

 

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★★★ 北海道のデータセンターで「超電導送電」 ロスゼロ挑む Redesign 次世代再エネTech㊤

2024-01-30 15:56:36 | 環境・エネルギー、資源


さくらインターネットが北海道石狩市で運営する石狩データセンター

 

発電した電気を無駄なく運ぶ夢の技術が「超電導送電」だ。データセンター(DC)が集まる北海道石狩市で実用化を見据えた実証が進む。国内随一の再生可能エネルギーのポテンシャルを生かし切るにはテクノロジーの革新が欠かせない。

雪の積もる石狩市内を車で走ると、海に近づくにつれて石狩湾新港の風力発電の風車が見えてくる。道路沿いに銀色にそびえる巨大な建物が、さくらインターネットのデータセンターだ。

 

DCには膨大な電力が必要になる。石狩データセンターで消費する電力は100%再生エネだ。

現在は二酸化炭素(CO2)排出が実質ゼロとなる北海道電力のプランを使っているものの、目標は「再生エネの地産地消」(さくらインターネットの澤村徹執行役員)にある。

 


      北海道石狩市にある超電導送電の研究設備(中部大学提供)

 

2023年12月、さくらインターネットは「石狩データセンター」(石狩市)での超電導送電に必要な冷凍機や長さ500メートルのケーブルなどを取得した。

将来、超電導ケーブルを使って自社の再生エネ発電所から直接送電することを模索する。送電ロスが少ない超電導は「最適なソリューションの1つ」(澤村氏)といえる。

 

電気を電線で送ると一部は熱などに変換されて、電力の5%前後が失われる。ただケーブルを液体窒素でマイナス196度まで冷やすと電気抵抗のない「超電導」状態になる。理論上は送電ロスがゼロになる。

 

 

石狩湾新港では中部大学(愛知県春日井市)やさくらインターネットなどで構成する石狩超電導・直流送電システム技術研究組合が、研究を続けてきた。

経済産業省の委託事業として500メートルと1000メートルの区間で施設を設け、超電導送電の実証を重ねてきた。

 

電気のロスを最小限に抑えて長距離送電する技術を確立できれば、その恩恵は北海道全体に及ぶ。

北海道の沖合は絶えず強風が吹き、洋上風力発電プロジェクトが相次ぎ表面化している。

 

北海道で発電した再生エネを需要地まで運ぼうと、国は北海道と本州を結ぶ200万キロワット分の海底送電ケーブルを30年度までに新設する計画を持つ。送電容量はさらに増強する考えだ。

送電時のロスは距離が長くなるほど増える。超電導ケーブルを長距離の海底送電用に実用化する日がくれば、送電ロスは大幅に減らせる。

 

「日本列島を縦断するように1000キロメートル級の送電網があれば最大限強みを発揮できる」(中部大の本島修理事)


 

課題は導入コストだ。ケーブルを常時冷やす必要がある。本島氏によると10キロメートルあたり1台の間隔で冷却装置を置くことになるという。コ

ストを下げようと冷却温度がより高くてすむ素材を開発したり、より安価な冷却材に切り替えたりする研究が進んでいる。

 

中部大の試算によると100キロメートルの区間を超電導で100万キロワット送電した場合、従来の送電(ロスは5%と想定)と比べて年44億円の増収につながるという。

超電導ケーブルの敷設コストは100キロメートルあたり約400億円と見積もる。コストを同100億円程度まで削減することができれば「実用化が一気に進む可能性が出てくる」(本島氏)。

 

超電導送電は、遠隔地に大量の電気を送ることに向いている。地域間で効率よく電気を融通する広域送電網の整備は北海道と本州間にとどまらず、全国共通の課題だ。

超電導送電が脱炭素社会を支える次世代インフラとして役立つためには、さらなるコスト削減が求められる。

(神野恭輔)

絶えず強風が吹く北海道は洋上風力発電の適地で、再生可能エネルギーを活用するプロジェクトが相次ぐ。再エネを無駄なく使うため注目を集める最新技術を追った。

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ビットコインETFって何? 米当局は注意喚起も初承認 イチからわかる金融ニュース

2024-01-30 10:45:49 | 世界経済と金融



米証券取引委員会(SEC)は10日、代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインを運用対象とする上場投資信託(ETF)の上場申請を初めて承認しました。

11日から11銘柄の取引が始まり、売買代金は46億ドル(6700億円)と大商いとなりました。ビットコインETFとはどんな金融商品なのでしょうか。わかりやすく解説します。

 

 

この記事のポイント
ビットコインとの違いは?
日本の個人投資家は買えるの?
投資上のリスクは?
 
 

ビットコインとの違いは?

ビットコインETFとはビットコインに投資する上場投資信託で、ビットコインの価格に応じてETF価格が変動する金融商品です。

ビットコインETFは証券会社の証券口座を通じて株式、金や不動産に投資するETFと同様に売買できます。

2022年11月にはビットコインなどを扱う仮想通貨交換業大手のFTXトレーディングが破綻しました。

この時は顧客の資産の管理が不徹底という問題が起こりましたが、ETFを扱う証券会社はSECの監督下にあります。

仮に証券会社が破綻しても投資家の資産は保護されるため、投資のハードルはこれまでより下がったと言えそうです。

 

 

米SECは米資産運用大手のブラックロックやフィデリティ、アーク・インベストメンツなどが申請していたビットコインETFを承認したのに加え、グレースケール・インベストメンツが求めていたビットコインで運用する未上場投資信託のETF転換も認めました。

11本のETFはニューヨーク証券取引所か、ナスダック、CBOE(シカゴオプション取引所)BZXに上場しました。


世界のETFの市場規模は10兆ドル(約1500兆円)と言われています。

投資対象も株式や債券だけでなく、金や不動産など多岐にわたります。このラインアップにビットコインが加われば、機関投資家や個人投資家が新たに組み入れやすくなるとみられています。


新規マネーが流入するとの期待からビットコイン価格は上昇。コインデスクによれば、12日のビットコイン価格は昨年末比で8%高い4万6000ドル弱で推移しています。

 

日本の個人投資家は買えるの?

まず、日本では商品開発ができません。
金融機関がビットコインETFという金融商品を作ろうとしても、日本の当局は認めていないからです。

投資信託法施行令3条をみると、日本では仮想通貨が24年1月時点で投資信託に組み入れ可能な「特定資産」に入っておらず、国内ではビットコインのETF組成ができません。

 

次に、SECが承認した海外のビットコインETFを日本から買えるかという点についてもみていきましょう。

国内の証券会社が海外のETFを取り扱うにはETFの運用会社による金融庁への投信法上の届け出が必要になります。

さらにハードルがあります。投信法2条で定める外国投信の定義は「投資信託に類するもの」としています。日本の特定資産に含まれないビットコインを組み入れた米国ETFが外国投信として認められない可能性があります。


金融庁内には「今のままでは日本の投資マネーが海外に逃げる」とみて対応を検討する動きもでてきています。

例えば、特定資産に仮想通貨の中からビットコインのみを加えて東京証券取引所にETFを上場させやすくするなどの選択肢が浮上しています。


投資上のリスクは?

SECは仮想通貨で運用するETFには否定的な姿勢を続けてきました。

初の申請があった13年以降、20件以上の申請を却下してきました。SECのゲンスラー委員長は仮想通貨を「不正が横行する業界」と糾弾しています。


そのSECが承認に方針転換したのは、グレースケールがビットコインで運用する未上場投信のETFへの転換をSECが拒否したことを不服とする訴訟で23年に敗訴した影響が大きいようです。

今回、ゲンスラー委員長はビットコインETFを承認する声明の中で「ビットコインは投機的で、マネーロンダリング(資金洗浄)や制裁回避、テロ資金調達などの非合法活動にも使われていることに注意してほしい。


ビットコインを推奨したわけではない」と異例の注意喚起をしました。ビットコインETFは期待と不安が混ざりつつの船出となりました。

(フィンテックエディター 関口慶太)

 

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