獏の食わず嫌い

プロ野球を好きになってほんの45年です。阪神のせいでネガティブ根性が骨まで染み付いております。

素晴らしい勝利

2011-06-15 23:11:20 | 野球
ダルに勝ったとか、ダルを止めたとか、そう言う事よりも、チームが一丸となっている雰囲気が感じられて凄く見てて楽しいよ

もう、オブラートに包んで言うのも何なので、言ってしまいますが、
捕手が藤井になって守り切る野球が出来ているのが勝てた要因かと思います。

疲れて来た投手を導いてとにかく時間をかけて、ランナーが進んでも落ち着いてアウトを重ねて守り切る。
要所要所で焦らずにボール球を使う。
決めに行くまでの伏線がしっかりと張られている。
何よりも投手の生命線であるワンバウンドのボールを体で止める姿勢は投手の信頼も増し、投手に思い切りの良さを引き出す要因になる。(特にコバヒロはわかり安過ぎるくらい腕振れとるのww)


そう言う当たり前の事が出来ると言うのが見ていてこんなに清々しいものなのか・・・と改めて思いましたね。


考えたら、今年の能見や好調時の久保で完封勝利が一つも無かったって言うのがおかしな話だと思うんですよね。
ま、この話はこの位にしときましょう。(苦笑)



さて、44イニング無失点を引っ提げて甲子園に乗り込んできたダルビッシュを相手に勝とうなんて思わず、ただ、「1点」に集中したのが良かったんじゃないかと思います(^_^;)

そして、その1点は3イニング中に取らなくてはいけない。
何故なら、チームの守護神、藤川球児が持つ無失点記録が47回2/3。
何としても抜かれたくないとチーム一丸となって「3回1点」に集中した。(多分)


今日のダルビッシュですが、初回からいきなり2本もヒットを打たれてしまいます。
昨日の勝さんに比べたら何となく打ちやすいかもしれないけど、そこはダルビッシュで、要所要所で打者の弱い所にコントロール良く最高の球を投じられ問題の3回になってしまったのですが。。


今日のダルは右によく打たれてましたね。
ふずいにもヒット打たれてますもん。
どれもストレートをセンターから右に打ったものですが、流石にダル相手に引っ張ろうなんて思わないんでしょうね。その素直さが逆に幸いした感じですね。

特にマートンは、前の札幌ドームでダルにコテンパンにやられてからは、更に強引さが消えた気がします。
最高の投手に出会って、何かが弾けたんでしょうかね?
それもこれもマートンがレベルが高い打者と言う証拠です。

マートンのヒットを「いとい」がファンブルしてマートンは二塁到達w

平野が送って1アウト3塁である。
昨日の芸術的な無得点演技を見ると、なかなかそれでも1点取れるとは思えなかったんだけど(^_^;)
トリ―が三振(凄い球をストライク言われたねえ)であらいさんが妙なオーラをまとって打席に入ると、ダルが今日浮まくっていたストレートを更に浮かせて大暴投になってしまい、まんまと46回2/3で無失点記録を止めてやりました。





打点ちゃうけどな( ̄^ ̄)
↑連続無得点を止めた時も打点ぢゃ無かったなー・・・・・



そして、同点に追い付かれたんだけど、この回をメッセで同点止まりで乗り切ったのは大きかったね。
これまでだとズルズル行ってしまう所なんだけど、だけどね(^_^;)まあ、言いますまい。(^_^;)



榎田五里男がしっかりと4凡で抑えて8回、この回の攻め方が「どちらの阪神さんですか?」と問いかけたくなるくらい粘り強くて良かった(^_^;)

読んでいたのかどうかわからないけど、関本が前の打席で打ちとられていた真ん中スライダーを初球叩きレフト前ヒット。
林ちゃんも微妙な場所に飛んだショートゴロで内野安打を勝ち取り、それぞれ代走俊介と柴田が送られる。

ふずいがバントでゲッツーを食らってしまうのだが、1・2塁の送りバントは難しいからバント以外のランナーの進め方のバリエーションを考えないと、相手も読み切ってシフト作ってしまうからね。
フェイクで良いから空振りしてみるとかファール打つとかね。スタートしてファール打ちでもやってみるだけで相手のシフト変わるからやってみたら良いんだけどね。
交流戦ブレイクの間にやる練習の課題が見つかった(^_^;)頑張れ~


さて、ゲッツーの後に桧山さんが打席に入り、何と幸運な事にデッドボールで出塁してマートンが打席に入るのだけど、マートンならやってくれそうな匂いがプンプンしていた。


外のカット系かストレートだと思うけど、もうちょっと出し入れするつもりが中に入っちゃったのかな?見事にライトに流し打って柴田がナイススライディングで勝ち越し点を勝ち取った!
ボールが逸れた間に桧山さんが長躯ホームを突いたのは面白かったなーwww
現地で見てたら回れ回れで楽しかったろうなー。。。





さて、コバヒロ球児と繋ぐのだけど、コバヒロは素晴らしかったね。
ハムの4・5・6を三者凡退で、最後に稲葉さんを仕留めたチェンジアップの腕の振りと落差・・鋭さと来たら・・(^_^;)
いや、もう言いますまい(苦笑)



球児は逆球があったり、ちょっとしんどそうに見えたんだけど、メッセが息切れした時の様に、ふずいが時間かけてしっかりと伏線を張ってフィニッシュまで持って行った。

最後のフォークを振らせる所までの伏線としてストレートで打者がどれだけタイミングをストレートに合わせて来てるかを見計らってから落とす。


晴れて連敗確実と言われたハム戦を連勝で飾ると言うミラクルを成し遂げたのだけど、昨日も今日も一点を守り切っての勝利と言うのが物凄く価値があると思う。
一点を取りに行くまでの過程もそうなんだけどね。


まあしかし、よう勝てたなー。。。。と(^_^;)
まだ何気に余韻に浸っております。




ま、ここ最近面白い試合をするようになりましたよね。
バカバカ打つ訳ではないけど、試合に集中している。
これも当たり前か(苦笑)どんだけ当たり前の事が出来てなかったんだか(^_^;)
さて、交流戦もあと二試合。楽しくやっちまいましょう。