1月のお正月明け早々に実家を解体することとなり、12月に実家の最後の整理を行いました。
祖母が嫁いできた時に持ってきたという嫁入り道具の漆器。
なんとびっくり。
大正5年と書いてあります。
何塗りかもわかりませんが、軽く100年超えのお品物。
今後どうやって使うのかも想像がつかないセットですが、これだけの長い期間、大切に保管されてきたのだと思うと、処分してしまうのも偲びなく・・・
私が東京に持ち帰り、年末のまさに12月31日にネットで漆器修理について検索し、何軒かの工房に問い合わせメールをお送りしました。
「お正月休みが終わって連絡があればいいなぁ」程度だったのですが、元旦朝9時に電話をくださった工房があったんです。
丁寧に漆器の修理について説明してくださって、特段良い物でもないと思うのに、捨てずに大事にしたいと思っている気持ちを汲んでくださったのだと思います。
お電話をくださったのは、輪島塗の前田漆器工房さん。
電話の後、まさかあんな大災害があるとは思わず…
皆さんご無事とのことですが、工房も被災されて大変な状況にあられます。
これも何かのご縁…
もう少し落ち着かれたら、この漆器たちをぜひお願いしたい。
本物の職人さんだからこそ、必ず復帰されるはずと信じています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c0/235bfd2efd365e335a642e0ab19dbece.jpg?1706933315)
初めて母と直接会うことができ、実家に帰りました。
わずかな時間でしたが、一生の思い出。
自分が死ぬまでは実家を残して欲しいと懇願されましたが、雪国で空き家を管理する限界でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/be/9fcd03a640703fd32ec0f7e396c0c7c6.jpg?1706939651)
こちらの七福神と
アオウミガメの剥製。
弟がこの状態で新幹線にて持ち帰りました。
山形家の血よ…(笑)
ちなみにまさかの日本刀も出てきて、来月、登録証を発行してもらうための審査会に行くそうな。
日本刀もアオウミガメもきちんと(弟が)手続きを進めております。
若かりし頃の母も出現。