Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

有鍵類

2010-05-14 21:54:57 | Weblog
とある演奏のお話をいただいていて、とても楽しみにしていたのですが、楽器が間際で「ピアノ」から「チェンバロ」に変更となりました。

確かに鍵盤はありますが、チェンバロさんは撥弦楽器。

有鍵楽器のエレクトーンもシンセサイザーもアコーディオンも…。

弾くだけならば、弾けなくはないですが、演奏となるとさすがにそうはいきません。

古楽専門のお友達や先生に言わせると、ピアノのタッチではチェンバロが鳴らないのだそうです。

ヴァイオリニストさんもヴィオラを弾くのは難しいそうですが、やっぱり似て非なるなんとやら。

素敵な企画だったのに、お断りすることになって残念でした。

チェンバロも弾いてはみたいのですが、如何せん、いろんな種類のチェンバロがあって、それぞれの型によって奏法が変わってくるそうで、ひょいと手を出すには難しい感じがしています。

現在のピアノは「ピアノフォルテ」という楽器のことなのですが、古楽器にこれまた似て非なる「フォルテピアノ」と呼ばれる楽器があります。

現代ピアノの標準的な構造が確立される以前の構造を持つ楽器のことなんですが、これもまだ直接演奏した経験がありません。

バッハやモーツアルト、シューベルトを「フォルテピアノ」で演奏すると、曲の色彩が全然違うんだそうです。

以前、海老澤先生にも「フォルテピアノ」を勧めていただいたことがあって、こちらはそのうち経験として挑戦してみたいと思っています。