落ち着かない日々が続いていて、あまり実感がありませんが、もう4月の中旬なのですね。
今年は寒い日が多いように感じますが、早く、少しでも暖かくなってくれたらいいなぁと思っています。
こちらは、ダサ可愛いモノ好きの友人からいただいた群馬のお土産。
(↑よく見ると、袋を結んでいる針金まで可愛いのですよ♪)
お腹の「福」シールは私がはりました(笑)
あまりよく知らなかったのですけど、この紫の達磨さんは祈願成就してくれるそうなので、自分も含めてみんなが幸せになれるようにお願いする予定です。
さて、最近、あまり音楽の話を書く時間がなかったので、久しぶりに音楽ネタを書いてみようと思います。
今年の2月頃、ヴァイオリニストのロバート・ダヴィドヴィッチ先生のレッスンで伴奏をさせていただきました。
以前から話を聞いてはいたのですが、うわさ通り、知的で数学的なレッスンをしてくださる先生で、伴奏者としてもとても勉強になりました。
外国の先生は、やっぱり日本の先生とはいろんなところで違う感覚があるので、こちらとしても久しぶりに外国脳が刺激されて面白かったです。
この日の演奏曲の中に、弾くだけでも大変な速くて難しい曲があり、例にもれず、私も非常~に苦労して練習していったのですが、演奏が終わると先生がニヤリと一言
「この曲はね、9割のピアニストがあなたみたいに弾くんだけれど、ちょっとノンレガートで弾いてみてください。」
練習の過程で幾度かトライしていたものの、これは自分には無理だなと思い、奏法をチョイスしてきていたので『ぎゃー、でたよー!』と心の中で叫びながら、四苦八苦して弾いてみる私に、さらに一言
「たいていのピアニストはレガートで弾くんだけど、ヴァイオリニストはノンレガートで弾いてくれた方が入りやすいんだよ。だからそれができたら、あなたはすごいお金がかせげます(笑)」
まさに正論。
単刀直入ですな。
そこが超一流との差なんですが、せっかく弾けるようになっても‘あと一歩’の歩幅の遠いことといったらそれはもう!!
それでも
「こうしてくれたほうがヴァイオリニストは弾きやすい」
と言われてしまったら、伴奏者としてはなんとしてでもやりたい、やらねばならぬといった気持ちになるんですよね~。
せっかく弾けるようになった曲を、指使いから再検討して、分解するように一からやり直し。
有名演奏家のCDを聴いても滅多に出会わない1割の演奏を目指して、こっそり練習を続けているのでした。