Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

和を奏でる

2016-11-08 11:06:55 | Weblog
先日の池袋芸術劇場でのリハーサル風景。



華やかですね!



パリオペラ座のメンバーも大変喜んでいました。
交流会では彼らのソルフェージュ能力の高さに驚き…というより、さすがの納得(笑)
さくらさくらを彼ら流のハーモニーにしていく様子を間近で見て、やっぱり素敵だな〜と思ったのでした。

訓練があって才能が花開く。

そんなことを当たり前のようにおっしゃっていました。



メゾソプラノ 竹内知子さん

2016-11-06 20:27:13 | Weblog
今日はスタジオ ピュアステージにて。




メゾソプラノの竹内知子さんと、11月13日にある竹内さんのソロコンサートの伴奏合わせ。

《歌は祈り》と題したコンサート。

曲は前半がヘンデル、シューベルト、ブラームス、シュトラウス、マーラー。
後半はフォーレ、アーン、デュパルクと、盛りだくさんのプログラム。

竹内さんとももう10年以上のお付き合いとなりました。
息のあった演奏をお届けできたらと思います(*^_^*)

ソプラノ歌手 林恵麻さん

2016-11-05 12:49:22 | Weblog


尊敬するソプラノ歌手、林恵麻さん。

昔から、舞台マナーや、演奏家としての心得など、ずいぶんたくさんのことを教えていただいてきました。
とってもお優しくて、音楽に対して真摯な恵麻さん。
ずっとお手本にさせていただいています。

今回、久しぶりにまたご一緒させていただけることになり、お会いする機会が増えて嬉しいです!

内容はまたのちほど!


発表会20170312

2016-11-02 20:01:00 | ピアノスタジオ


さて次回の発表会ですが、3月12日の日曜日となりました。
今回は広尾のサロンホールをお借りしての開催となります。
ピアノはちょっと懐かしいNYスタインウェイ。



よい機会となりますように(*^_^*)

生徒たちの演奏会ですが、一般のお客様にも公開していますので興味のある方はぜひいらしてください。





文京区小石川ピアノレッスン(ピアノと電子ピアノ)

2016-11-01 13:40:16 | ピアノスタジオ
さて、チェンバロとピアノの話から思い出したことがあったので、軽くお話を。


もうずっとある話なのですが、ピアノを習うにあたって、生徒さんから楽器の相談をされることがあります。

ピアノと電子ピアノ

どうしたらいいでしょう。


う〜〜ん。
なんとお答えすべきか…。
私も現代人ですから、都会の事情、子供達の現実をわかっています。

古いピアノがご実家にある、いただいた電子ピアノがある、まだ何もありません、など、ご事情はそれぞれ。


私は音楽家なので…
聞かれたことに嘘をつくわけにはいきませんから、どちらがいいかと聞かれれば、それはピアノです、と答えています。

でも、マンションの規約などご相談いただいても、私にはどうすることもできないので、それははっきりとご家庭でお決めになることだと思います。



まず、電子ピアノはアコースティック楽器ではありません。


お習字を習いに行くのに、筆ペンで通っているようなもの、といえばわかりやすいでしょうか。


ピアノと電子ピアノではそのくらいの差があります。


もちろん電子ピアノで勉強をすることはできます。
頑張れば頑張った分、成長もします。
ただ、本物のピアノで練習している子よりも、ロスがあるということを知っておかないといけません。


音楽は楽しいですし、頑張ったらどんどん曲を弾けるようにもなるので、ふとある時、保護者の方から


コンクールに出させてみたいです。

音楽大学に行かせてもいいかと思ってきました。


または、


◯◯さんと比べて、うちの子には音楽の才能がないんじゃないでしょうか。


などと、相談されることがあります。


ご家庭では、我が子の成長しかみることができません。

でも、これって、ふだんはビニールボールでサッカーを練習しているけれど、試合では本物のボールを蹴って成果を出させなければいけない、という話と同じなんです。

ピアノ指導歴も20年を過ぎてきますと、その差は明らかで、どちらでも大丈夫、しっかりやれば同じですよ、とは言えないのです。

子供達も、大人が思っているより早い段階で、やっぱりピアノがいいな〜と言ってくるようになります。



では、ピアノを使っている子の方が、簡単に上手になるのか?というと、これまたそういうことではありません。



正確なテクニックで、難易度の高い曲を弾けるようになることと、ピアノという楽器で豊かな音を鳴らすこと、耳を養うことは、似て非なる問題だからです。


難しいですよね(笑)


私はピアニストですが、キーボードやシンセサイザーは弾けません。
鍵盤の幅が違うのでミスタッチが増えますし、打鍵の音がガタガタとうるさく響いてしまいます。
チェンバロでの演奏依頼も、当然、お断りします。
弾けないので(笑)
オルガンも同じです。
電子ピアノの場合は、2、3日前から自宅にある電子ピアノで練習してから会場に向かいます。
普段のタッチでは、音が鳴らなかったり、ムラがでてしまうので、その調整をします。

演奏会をしたいけど、会場にピアノがないと相談されれば、この電子ピアノを分解して自ら運ぶこともあります。
ピアノじゃないので弾きません、などという野暮な考えは持っていません。
音楽が好きですから

せっかくピアノを弾きたいと思っている子達には、やっぱり音楽を好きになってもらいたい。

私のピアノ教室では、そこの部分を一番大切にしています。

ピアノを習うときには、目先の問題にあたふたせず、他者と比較するのではなく、本人の個性を大切に長い目で見守ってあげてください。

10年をめどに考えましょう。