魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

最大の夫の育児協力とは?

2011-10-17 22:52:39 | 夫のこと

この間、テレビを見ていたら養老先生がこんなことを言っていた

うろ覚えですが

「夫の最大の育児は『奥さんのご機嫌取り』だ」

と。

対談相手のつるのさんが

「そうですよね、奥さんの機嫌が良ければ子供にもいいし!絶対そうですよ!」

という感じで絶賛していた。

このVTRを観ていたYOUさんが

「もうすぐ子供が産まれる小木さんが『いろいろ手伝おうと思ってるんですけどね』って言ったら

ピエール瀧さんが『お前のやることは嫁のご機嫌取りだよ!』って言ってて、それ正しいと思った」

というようなコメントを言ってました。

 

「ご機嫌取り」っていうと、なんか卑屈というか、あんまり印象良くないですけど

これ、わたしも正しいって思います。

パパがママのご機嫌を取る、つまり気分を良くさせる。ママが機嫌が良ければ、子供もご機嫌になります子供がご機嫌なら、ママも育児が楽になります。育児が楽になると、ママもパパに優しくする余裕が生まれます

そうするとすべてが良い循環に 

だったら優しい言葉をかけて、ママを気持ち良くさせていたら、とってもいいと思いませんか?

「いつもありがとう」

そのことばがどのくらい大きい力を持つか、ぜひやってみて欲しいです

「子どもを置いて出て行け」事件から、わたしは子供の前で涙が出てしまったこともあるし、悲しくて欝っぽく、平常心ではいられませんでした。

ほんとに死にたい気持ちだったし、崖の上から暗い闇を覗いているような心象風景が常に心のなかにありました。

娘はとても不安だったと思います。

ママが不安定だと、子供にもすごく影響します。

夫と接してイライラしたり、義両親のことを考えて落ち込んで黙ってしまったり、娘はずっと見ていたはずです。

夫とわたしの手を取って、まんなかに手をつないでいる時に、夫とわたしの手をくっつけたりすることが、一度でなくありました

子供心になにか感じ取っていたのでしょう。今までこんなことをしたこともなかったし、ちょっと落ち着いた今はそんなことはやりません。

夫はこの瀧さんのことばを知ったのか分かりませんが、最近はすごくわたしのご機嫌取りをします。

「お前が大変なのは分かってるよ」「よくやってくれてると思うよ」

と言葉をかけてくれますし、食事を食べると「美味しかった、ありがとう」と必ず言います。

今日は初めて昼ごはんを作ってくれてましたほぼ休みの日は娘を連れてでかけ、わたしの時間を作ってくれます。

(まあ逆に言うと、一緒に居ないようにしているんですが)

気持ち悪いくらい、優しい・・・浮気してんの?ってくらいです。

(瀧さんのことばを話そうと思って「最大の育児協力はなんだと思う?」と言ったら「寝ること」と答えられました

「もう眠いんだよ!」と言われ、話す気がなくなり、その後も「お前昨日ごちゃごちゃ言ってたけど眠いから寝ちゃったよ~」とか言ってるので、もう話さないと思います大事なところを逃すタイプだなあ・・・)

わたしたち夫婦の仲がちょっと落ち着いたからなのか。

だからなのか、娘が最近急にわがままになったような気がしたり

「魔の2歳児」って言いますが、「これがしたい!こうしたい!いつしたい!自分がしたい!」っていうのが、激しく出てきたというか・・・

本を読むにも、「このソファでこっち向きで、これを今、読みたい!」って指定があるんですよね・・・。

あと自分でやりたがる→まだ無理→出来ない→ママは手伝わないで!→キーッっていう流れ・・・

わたしも怒っちゃったりして、可哀相なんですが・・・

娘が産まれてから、ずっと夫と義両親といさかいが絶えず、本当に申し訳ないと思っています。

この影響がどこに出てくるのか、怖いです、正直。だから早いうちに離婚しようと思ってました。

リカバーは出来るのかな?心配です。今は夫との仲を修復することしかできないと思うのですが・・・。

 

 

 

 

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婚約期間

2011-10-17 22:24:49 | 日々のこと

先日、夫の従兄弟が結婚するというので、お祝いをかねたお食事を一緒にすることになった

従兄弟は30歳、彼女は1歳下。

お話は聞いていたのだけど、初めて会った彼女はとても感じの良い人だった

待ち合わせにも先に来ていて(つくづく第一印象って大事だな、と思いました)、彼がさっと彼女を紹介したのが、とてもさわやかだった

娘がいたので、夫と入れ替わりで話をするような感じになったのだけど、とても礼儀正しく、気遣いが出来て、笑顔がステキな女性だった。

従兄弟は聴覚に障害があるのだが、唇を読んでコミュニケーションをするのだけど、話に理解が及ばなかった時など彼女が彼に伝えてくれて、それもとってもほほえましかった。

出会いや、お互いの第一印象を聞いたりしていたのだけど、彼女は

「会った時に『友達になりたいな』と思いました。この人から学ぶことがたくさんあるんじゃないか、と思いました」

と言っていた。

なるほど・・・

そして聞かれた。

「旦那様に初めて会ったときは、どんな第一印象だったんですか?」

・・・

「・・・わたしの一目惚れだったんですよ。(ええ、そうでした

 この人に会った時に世界がカラーになった、って思いました。(ええ、ある意味極彩色になりました)

 もうすっかり忘れてました聞いていただいてよかったです。思い出しました・・・」

(「この人と結婚できるなら、この地方で頑張ろう」と思ったなんて、とても言えなかった・・・)

 

「初心忘るべからず」とは、初心は忘れるからそう言うんだなあ、とつくづく思いました

そう、わたしも婚約中、夫の実家に初めて挨拶に行って、サービスエリアで星を見上げ、後ろから彼に抱きしめられていた時、

「わたしは世界で一番幸せだ」

と目が眩む思いをしたものだった。

ほんと、目が眩んでいたのだけど

ああ、あの時よく見ておけば・・・義理両親のことも、彼のことも。後悔先に立たず、これも後悔は先に立たないから(以下略)

 

婚約中、既婚者(×1含む)におしなべて言われたものだ。

「今が一番いい時よ」

その時は「なんでみんな、そんな悲しいことを言うんだろう・・・わたしはずっとラブラブで幸せに暮らすんだもん、プン」なんて思っていた自分が、いかに甘かったことか・・・。

 

あれだけ好きだった人をね・・・今はね・・・

そんなに好きだった人と結婚できてもね・・・

ひとの気持ちは変わるのよ・・・。

いや、たしかに、あの時、初めて会ったときの気持ちのままでいられたはずなのだ。あんなにいろいろなことがなかったら。

まだわたしが27だったときに、彼がわたしの気持ちに応えてくれて、結婚までいったのならば。

わたしはそのままそこで頑張っていただろう。

でも、彼にわたしは今までにされたことのない扱いをされた。自分に価値がないと思うようになるようなことをされた。

それも一度ではなく。

それからわたしも変わった。自信を取り戻すために自分を変えていったし、仕事も変えた。

だから。

今のわたしがある。彼への気持ちもひっくるめた、今のわたしがいる。

そして変わったわたしだから、彼は結婚したいと思ったのだ。

だけど、変わってしまったわたしは、初めて会った時の気持ちは、もうなくなっていた。

「あなたを、何においても欲しかったリツコは死にました」

夫に言ったことがある。

出会った時のまま、彼を好きなままのリツコで、なんでいさせてくれなかったんだろう。

切ない。

彼と彼の親、それがわたしを大きく変えた。

そのうえで、彼をまた大切に想える日が来るのだろうか?

それは本当に分からない。

とはいえ、若い2人にはキラキラした未来しか見えていないだろうそれでいいし、それがいいのだ。

幸せな人を見ると、こちらも幸せになる。何かを思い出す。

「まあ、ほんとうにいろいろあるから」としか言えない、結婚4年目の妻でした。

 

印象的だったのが、夫が彼女が

「彼の家に行って食事したりしますけど、食べている気がしないです、緊張して

と言っていたよ、と話してきました。

「まあそういうもんなんだろうなあ」

としみじみ言っていたので、激しく同意しておきました。

 

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