魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

11月つづき

2011-11-20 10:43:03 | 日々のこと

その後、聞いてみた。

「なんでそんなに片づけが大事なの?」

と聞いたら

「なくなるものが多い」

というので今まで何がなくなったか、と聞いたら「テレビカード」と言う。

でもテレビカードは出てきたではないか。

そう言うとなんと夫は「出てこなかった」というではないか。

「でも他の部屋から出てきたよ、って見せたよね?」

と聞くと

「あれは安いところから譲ってもらった」

と言うではないか

「じゃあ出てきたってのは嘘だったの?」

と聞くと、今度は「あった」と言う。もう訳が分からなくなって別な部屋にいってちょっと離れた。

「もう一度だけ聞くけど、あったの?なかったの?」

と聞いたら「あった」と言う。

「じゃあなんでなかったなんて言うの?」

と聞いたら「なにかと間違えた」と言うのです。

もう分からない。なんなんだろう?

やっぱり夫はアスペなのだろう。グレーゾーンではあるかもしれないが、怒られる事を怖れて、適当な嘘をつく。

多分これもそのパターンなんだろう。

「もう無理です。離婚してください」と頭を下げた。

そしたら、夫はなにかリボンがかかったプレゼントのようなものを持ってきた

「誕生日プレゼント」と差し出した。

どうも東京に出張に行った時に、わたしの誕生日のプレゼントを買ってきたようだ。

「こういうのも用意していたのに、そんなことを言われて頭に来た」と。

誕生日はまだ先なんですけど・・・。

開けてみろと言われ、開けてみたらジュエリーボックスだった。

小さいものだったが、それに本当はサイズ直しに出している結婚指輪を入れたかったらしい。

わたしは夫への不信感もあり、指輪を外している。ティファニーではサイズ直しが出来ません、と言われたデザインのものだ。

でもしてくれる彫金師がいるそうで、今頼んでいるらしい。

どうしても、夫は指輪をして欲しいそうだ。以前、指輪のサイズを測らせられたが「いいよ~もったいないし!やせたらするよ~」なんてごまかしていた。

プラチナを足して、今直しているそうだが、そのお金はどこから・・・と考えたが、まあそれは聞かずに。

それでその夜はうやむやになってしまった。

結婚してから誕生日プレゼントなんて最初の一回だけ、ヴァンドームのネックレスをもらったきりだ。別にお金がないから、欲しいものもないしそれでもいいと思っていた。

でもそんなことを計画していたなんて・・・。

夫はまた次の日謝ってきた。(これも毎度のこと

ラジオを聴いていたら、同じことを言っていたそうだ。

「子供が小さくて家のなかが汚い」という相談に対して、回答者は「小さいうちは仕方ないこと。それも一生続くわけではない、わずかな期間。片付いていないのも生きてるしるしだ」と答えたそう。

それを聞いてそうだな、と思った、と。

夫はいつも外部からの言葉に耳を貸す。くやちい~

でもまたしばらくしたら「片付けろ」って言うんだろうな・・・その繰り返しがイヤなんだよな・・・。そのたびに怒りにまかせてひどいことを言われてさ・・・。

 

 

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11月

2011-11-20 09:32:26 | 日々のこと

アニバーサリィの月、11月。

年末も見えてきて、ちょっと忙しい

中学生の授業に子どもを連れたママが参加し、妊娠中や出産・育児の大変さや喜びを話すというボランティアに参加、育児シンポジウム、などサークル活動もあり、ばたばた。

朝から出てる日が続いたら、夫が怒った

「片付けてない」

これ、デジャヴ?なんか何回も同じことが繰り返されてきたような・・・。

この日は娘がお風呂前にゴハンを食べず、お風呂に入ってから夫が帰ってきて、夫と一緒にゴハンを食べさせていた。

いつも夫が食事をしている時間はキッチンの後片付けをしているのだが、それが気に入らなかったらしい。

「ちゃんと家事育児しろよ出来ないんだったら保育園入れて働けよ

というのがいつものセリフだ。どうにも、夫は娘のおもちゃが散らかっているのが我慢ならないらしい。

そしてわたしは毎回説明する。

保育園は仕事がなければ入れないこと。

仕事が決まってもすぐに入れる保育園など近くにないこと。

仕事が決まるまで、誰に預けるのか?

パートで仕事をしたとしても、保育料を払ったらわずかしか残らない。

保育園に預けたとしても、子供が具合が悪くなれば仕事が出来ない。保育園に入れたからといって、フルで働けるわけではない。

そういう場合、お迎えは誰がするの?頼る人がいないうちの場合はどうするわけ?

万が一、正社員で雇ってもらえたとしてもしょっちゅう子供が具合悪いからって帰るような人、雇えないよね?

小学校の先生は具合が悪いって連絡来たら、他の先生に頼んで帰ってこれるみたいだけど、民間でそんなところないよね?

根拠がなくて適当に言っているわけではない。

仕事をしたほうがいいのは分かっているから、母親のためのハローワークに行って調べてみた。

結果、パートだと保育料ひいたら殆ど残らない。正社員の採用自体が少ない。しかも給料はほんとに安い。地方だから。

でもいつかはこのお給料を得るために働きに行かないといけないのだけど。

子供が熱を出したからと早退・欠勤出来るところなんてあるのだろうか?

子供を預けて働くメリットとデメリットを考えた時、もうしばらく節約して我慢して、幼稚園に入る年齢まで一緒にいよう、という結論に達した。

本当に、夫の収入がもう少しあったら。

年齢からいったら、あと10万くらい多くてもいいのに。大学を出てから同じ会社に15年以上勤めているのだから。

5万、いやあと2.3万あったら、毎月お金を数えて、口座の残高を心配しなくてもいいのに。

たまに将来のことを考えて眠れなくなる。

この貯蓄のペースでいったとして、定年までに貯まるお金で老後は到底暮らせない。

夫が、もっと若いうちに良い条件の転職をしてくれていたら・・・考えても仕方ない。

結婚する時点で、どう考えても妻が働かないと立ち行かない年収だと言うことを、ちゃんと言ってもらいたかったなあ・・・

ちゃんと聞かなかったわたしも、愛でカバーできると思ったわたしも、馬鹿だったけど

夫の会社の男性社員は、奥さんが同じ会社で産休とって共働きか、実家に同居・住宅ローンなし、っていう人がまあ殆ど。あとは子供がいないか独身。とにかく実家に頼っている人が100%だろう。

わたしの母は専業主婦だったし、父もお金にはしぶい人ではなかったので、今の生活がとても厳しい

親戚はみんな一部上場企業に勤めているので、そうでない生活というのがどういうものなのか知らなかった。

自分が働いていた時は、より良い収入を得るために転職して努力したし、頑張れば結果がついてきた。満足いく生活が送れていた。

わたしは働くようになってから、親と暮らしたのは無職・アルバイトだった時1年くらいだった。それ以外は自分で家賃を払い、生活を成り立たせてきた。

独身時代の貯金は、結婚式と毎月の生活費の赤字補填に消えた。それでも足りなくて、妊娠前にアルバイトに出た。

夫は結婚してからPC2台あるのに最新のマックを買った。食器棚やキッチンの収納やPCデスク、本当はそんなものを買う余裕なんてなかったのに、当時家計を渡さなかった夫に任せていた。(わたしは7万だけ貰っていたが、外食も多く、当時はお茶も買っていたので足りなかったのです)

夫は結婚前の2年にも満たない期間以外はずっと親と住んでいた。でも貯金は新居のベッドを買い、マンションの頭金を払ったら(これは実は結納金。そのまま頭金にスライドされました)殆どなくなった。

ちなみに結婚式は義両親のたっての願いで、わたしの負担分以外は夫の両親が出した。

夫は新車を現金で買ったり、自分の趣味に使ったり、デートでは気前良く驕って、その貯金は10年以上親と同居してきたにしては微々たるものであった。

もともと、年収が少ないというのもあるだろう。実は義妹より、夫は年収が低い。

結婚前の夫の年収は「結婚をためらう年収」よりちょっと多いくらいの収入であった。今は家族手当がついて少し増えているが、42歳勤続20年ではこれは少ないだろう。

再婚した夫の同期が、妻になる人に収入を話したら「●●(会社名)ってそんなに少ないの」って驚かれたそうだ。

夫の勤める会社は、その地域のリーディングカンパニーのひとつなのだが、去年は新規採用もなく、夫が入社した当時は同期が60名もいたそうだがもう見る影もない。

それにこれから良くなるとは思えない。先細りの業種だ。しかも夫は12年いた部署から昨年飛ばされた。多分もう路線から外れ、戻ることはないだろう。

そう思うと、自分にかかっていると思わざるをえない。というか、わたしが働かないと、家計は立ち行かない。

わたしは働くのは好きだ。だから働くことがイヤではない。

でも夫に「わたしが働くのは、働かないと家計が立ち行かないからだ」ということをよく分かってもらいたい。

こんな家計なので、こどもは娘ひとりだ。わたしが歳で、もう子供は無理というのもあるけど。

このあたりでは2人、3人きょうだいは当然で、わたしも「もうそろそろ2人目だね」とよく言われる。

でもうちはそんな余裕はない。娘に習い事もさせてやれない。自分が小さい時はピアノや習字、バレエ、剣道、水泳を習わせてもらっていた。やりたいと言ったことはすべてやらせてもらっていた。

それをさせてやれない、というのは本当に申し訳なく、悲しいことだ。

時代も良かったのだろう。

でも今は、あるべきもののなかで、努力してやっていくしかないのだ。

夫は「うちは家計が苦しい」というと「親にもらえばいいじゃないか」と当たり前のように言う。

義両親はなにかあると(わたしに嫌なことをしてわたしが怒ると特に)お金をくれる。

「孫を預けるくらいなら、援助するから働かないでくれ」

と言われる。でも毎月2.3万足りなくて、50万もらったとしても2年でなくなってしまう。

そんなものを当てにしていてもいいことなんてない。出しているから、言われるのだ。

夫には自立して欲しい。

あるもののなかでやっていくしかないのだ。そのなかで我慢して、削るところは削って我慢していくしかないのだ。

美容院に行くのも3ヶ月に1回だったが、これも半年に1回にしなくては。そう思って近くの安いところでショートにしてきた。

夫は毎月行くのも仕方ない、人前に出る仕事なのだから。

世の中もっと我慢してやっている人もいる。

自分の生活レベルを落とすことから目を反らせない。わたしには子供がいるのだから。

夫の「働きに行け」という言葉から、壮大なグチになってしまったすみません・・・。

 

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