魔法が解けたそのあとで

結婚、出産、育児、介護、お仕事。来た球を打ち返す、毎日のつれづれをつづりました。

「ただそれだけ」

2010-11-01 10:32:53 | 日々のこと
こんにちは。リツコです。
連日寒かったけど、今日は少しあたたか。
パパが娘を散歩に連れ出してくれてますありがたい。

娘が生まれてからいろいろな問題があり、夫婦以外のことでの諍いが絶えず、
わたしは一ヶ月前には夫のこと、「顔を見るのもいやだ」と
思っていたんですよ。
「このままこの人に付き合って人生を送っていいのか?とんでもないことに
なるんじゃないのか」と思っていました。

結婚してから発覚した、夫の神経質さに我慢できず、長男で甘やかされたからか
何よりいつも「自分」を優先する夫に「父親になっても自分優先なんだから」といつも腹を立てていました。
「ろくなことをしない人」と決めつけ、不満ばかり言っていました。

でも、少し前に市の講座に「親のためのコーチング講座」があり、託児も出来るので
参加してみました。
そこで変わったのです。

コーチングの初歩の初歩、という感じでしたが、そこで語られたことで
「物事には良いも悪いもない。それを受け取る人がどのように受け取るか」
という事にはっとしました。

例えば、夫が帰ってきて部屋を片付けている。
わたしはムッとして
「部屋が汚いって言いたいわけね」
と気を悪くしていました。
でも、夫は
「ちらかっていると娘が転ぶから片付けよう」
と単に思って片付けているだけかもしれません。
わたしの心に「夫に対する悪感情」があると、悪く取るわけです。
素直であれば
「パパ、片付けてくれてありがとう。手が回らなくってごめんね。」
ということばが出るでしょう。

そしてもうひとつ、講師の先生が課題を出しました。
出来るだけ相手の話を真剣に傾聴するということでしたが
「出来てない、と気づいたら『ああ、出来てなかった。ダメだ!』と
思わないでください。次にやるようにすればいいんです。」
そうおっしゃったのです。

わたしは「そうだ、そうすればいいんだ」と思いました。

「出来てなかった。ただそれだけ。次はやればいいんだ」
それで大抵のことは済むのではないでしょうか。

娘がお茶をこぼした。
ただそれだけ。
雑巾を持ってきてふけばいい。

夫が時間を守らなかった。
ただそれだけ。そういうこともある。
「なんでいつもそうなのよ」と言うのではなく、
「次は心配するから連絡してね。」
そう言えばいい。

仕事なら、そうはいかないこともあるでしょうけど、わたしの今の生活の中で
取り返しのつかないことはそうない。
命に関わること以外は。
そう思ったら、自ずと出ることばも変わってきたのです

講座で教わったことは他に「自分のコミュニケーションの意味は、相手が受け取った
意味になる」

つまり、
床に向かって本を投げつけている人を見たとします。
それを見て
「この人は乱暴なひとだ。怒りっぽい人だ」
と思うかもしれません。
でも実は
「床にゴキブリがいて、本を投げていた」
のかもしれません。
でも知らなければ誤解したままです。
このように、人の評価なんてとても不確かなものです。

「ただそれだけ」
これだけで、夫婦の関係が変化してきたのです
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« リニューアル? | トップ | 誕生日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日々のこと」カテゴリの最新記事