『アイスバウンド』は、それまでのクーンツ作品の定石とも
いってよいファンタジックあるいはB級テイストのホラーで
はなく、硬派なサスペンス。
近未来、地球上では水不足が深刻化し、とうとう国連の対策
チームは、グリーンランドの氷を割って、北米大陸まで運んで
水を確保するという大事業に乗り出します。
運悪く海底地震に遭遇し、チームのメンバーは爆破を行う前に
自分たちのいる場所が氷山となって切り離されてしまいます。
しかも、ここ数年で一番強い暴風雪という悪天候で、近くの
船も近づけず、ダイナマイトは奥深くに時限セットされていて、
このままではメンバーは吹き飛ばされて海の藻屑に・・・
しかし、その時、グリーンランドの海中には、ロシアの潜水艦
が機密航海をしていて、国連のチームとアメリカ海軍との無線を
傍受。船長は本国モスクワに「人助け」の許可を要請するの
ですが・・・
本の後部に、「読者のみなさんへ」という筆者のコメントがあり、
潜水艦の描写はトム・クランシーにはじめから勝とうなんて思って
ない、といったような文があり、なんとも謙虚というか。
物語が時系列で章分けされていて、迫りくる恐怖やその他と戦う
臨場感と緊迫感が伝わってきて、スリル満点。
当然、こんなシンプルな一筋縄では終わらず、国連チームの中に
暗殺された元大統領の親戚がいて、作業中にチームの何者かに
後ろから頭を殴られます。一体誰が彼を襲ったのか・・・
こういったサスペンスも織り交ぜて、さらにスリル倍増。
いってよいファンタジックあるいはB級テイストのホラーで
はなく、硬派なサスペンス。
近未来、地球上では水不足が深刻化し、とうとう国連の対策
チームは、グリーンランドの氷を割って、北米大陸まで運んで
水を確保するという大事業に乗り出します。
運悪く海底地震に遭遇し、チームのメンバーは爆破を行う前に
自分たちのいる場所が氷山となって切り離されてしまいます。
しかも、ここ数年で一番強い暴風雪という悪天候で、近くの
船も近づけず、ダイナマイトは奥深くに時限セットされていて、
このままではメンバーは吹き飛ばされて海の藻屑に・・・
しかし、その時、グリーンランドの海中には、ロシアの潜水艦
が機密航海をしていて、国連のチームとアメリカ海軍との無線を
傍受。船長は本国モスクワに「人助け」の許可を要請するの
ですが・・・
本の後部に、「読者のみなさんへ」という筆者のコメントがあり、
潜水艦の描写はトム・クランシーにはじめから勝とうなんて思って
ない、といったような文があり、なんとも謙虚というか。
物語が時系列で章分けされていて、迫りくる恐怖やその他と戦う
臨場感と緊迫感が伝わってきて、スリル満点。
当然、こんなシンプルな一筋縄では終わらず、国連チームの中に
暗殺された元大統領の親戚がいて、作業中にチームの何者かに
後ろから頭を殴られます。一体誰が彼を襲ったのか・・・
こういったサスペンスも織り交ぜて、さらにスリル倍増。