プライベートな話題をひとつ。当ブログの自己紹介にも書いてあるように、現在大学生(通信制ですが)でありまして、基本的に授業はオンラインでテストを受けたり講義の動画を見てレポートを書いたりするのですが、一部の科目についてはスクーリングという対面授業があり、本部キャンパスに行って全19コマの3分の2以上かな、出席してレポートを提出して単位がもらえます。というわけで5月のとある土日の2日間、大学に行ってきました。同じように働きながら勉強してという方たちと勉強方法や進み具合など話したのですが、日勤のフルタイムで働きながら、中には働きながらさらに小さいお子さんがいて子育てもしながらという方もいて、いつ勉強してるのかと聞いたら寝る前の1〜2時間と休日はほぼ勉強で終わってしまう、と。そこをいくと気ままなシングルライフで夜勤の仕事中にノートパソコンとテキスト持ち込んでせっせと課題をやってる自分なんかは気楽なもんだなと今まで社会人学生は大変だ大変だと言っていたことに反省。キャンパスは東京都下にあって緑がいっぱいで開放感があってとてもいい雰囲気でした。次は6月と7月。来年にもまだ行く機会はありそうですが。
長くなってしまいました。というわけでジェフリー・ディーヴァーさん。この作品はリンカーン・ライムシリーズ10作目。
ざっとあらすじ。元ニューヨーク市警察で鑑識のスペシャリスト、リンカーン・ライムは不慮の事故で首から下が指一本しか動かなくなりますが捜査コンサルタントとして数々の事件解決の糸口を見つけ出します。現場の鑑識に行くのは女性刑事のアメリア・サックス。ライムからの無線の指示でまさに(手足となって)証拠物を回収します。ちなみにシリーズ途中でふたりは恋人に。
シリーズの途中にですが、ライムは手術を受けて体の一部分がちょっとだけ動くようになります。
アメリカを批判しまくっているアメリカ生まれの元アメリカ人活動家ロベルト・モレノがバハマで殺害されます。しかし、死因は銃殺なのですが、高層ホテルの上階で誰がどうやって撃ったのか。
ニューヨークのリンカーン・ライムの自宅に現れたのはニューヨーク市警察の刑事ロン・セリットー。ここにあとでふたりの人物が来ることになっている、というのです。そしてやってきたのはニューヨーク市警特捜部のビル・マイヤーズと地方検事補のナンス・ローレル。バハマでのモレノ殺害事件に関してなのですが、殺害計画がニューヨークで行われた可能性があるということで共謀罪の適用が有効なのではないか。
その容疑者というのはマンハッタンに本部のあるNIOS(国家諜報運用局)の長官のシュリーヴ・メツガー。
現時点でモレノ殺害の犯人は麻薬カルテルということになってますが、NIOSはモレノがアメリカでテロの計画があるという情報を掴んでヒットマンを使って殺害したと考えられます。このテロ計画は暗号文のようなやりとりがテロを想定させるといったものなのですが、実際は抗議活動を行なうという計画でした。
バハマ警察からの情報によると、被害者はロベルト・モレノ、モレノのボディーガード、それと運悪くこのときモレノにインタビューに訪れていたジャーナリストの3人。犯人はおよそ2000メートル離れた場所から銃撃したとのこと。
ライムが引き受けるにしても、なんにしても現場ははるか南のバハマなので現場に気軽に行けません。証拠物件もありません。
話は変わってNIOSの長官のオフィスに何者かが入ってきてメツガーに「捜査が進行中だ」と告げます。そしてこの人物に担当検事とニューヨーク市警の捜査担当者の名前を知らせる電話が・・・
はたして2000メートルの距離から銃撃を成功させる凄腕のヒットマンとは何者なのか。そのようなことは可能なのか。
ライムは証拠物件の採集のため、バハマに行くことに・・・
暗殺者のもとにモレノ殺害事件の捜査協力者としてライムとサックスの名前が・・・
かなり複雑なストーリー展開で、読んでる途中でやめて時間をおいてまた続きを読み始めようとすると「あれ、なんだったっけ」となって数ページ戻って確認するといったことが何度かあってだいぶ時間がかかってしまいましたが、ラストの方は一気読み。
このシリーズはあまり他にやることがないときにじっくり腰を据えて読みたいものですね。
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