つづき
謄写版の案内状日付は、大正十五年十一月二十二日・
十一月二十九日から講義が始まる。」とある。
十二月一日定期の集会行なう。
上記に記したのは関登久也著「宮澤賢治素描」(205頁)からだ。
十二月一日の午後一時から「協会」で集会がおこなわれている。そして
翌日(二日)セロを持つて上京する為花巻駅、みぞれのなか
沢里武治一人見送る。そして晦日に帰花。
在京中にエスペラント学者であるフィンランド公使の講演等については
「語彙辞典」に記されているが、上京以前にエスペラントについて
相当な見識がなければ「協会」案内状にあのような内容は書き得ないであろう。
遠野物語の人 佐々木喜善もエスペラントの「講演」などをしていた。
追記 6月5日
「宮澤賢治とエスペラント」
著者 野島安太郎
編集 峰 芳隆
発行所 リベーロイ社
1996年6月22日発行
ページ数 145ページ
本体定価 800円
http://www.geocities.jp/hpcriticism/published/esperanto.html
上記「言葉の創造」にある「宮澤賢治とエスペラント」参照されたし