猫の写真を撮影していたり
しゃがみこんで猫に挨拶していると
不意に猫以外の人にも声を掛けられる。
勿論、「猫、好きなんですか?」って奴だ。
そこからは猫好き同士、猫の話に終始し
不審人物ではない事を確認すると
話は核心に到達する。
「○○な猫、知りませんか?」
○○にはその猫特有の柄や特徴が入る。
今まで聞かれた回数は数え知れない。
それも、飼い猫ではなく野良である。
普通に「猫が好き」くらいでは猫の顔の判別は出来ない事は
解っているので、しゃがみこんで写真を撮ったり、
無駄に猫を相手にしているぐらい「猫バカ」に見える人の所に
あえて、聞きにくる。
そう考えると私は既に「猫おばさん」なのだろう。
それにしても、刑事並みの嗅覚である。(いや、大げさか)
里親探しの相手に引き渡し時にキャリーに入れずに抱いて行ったら
脱走してしまって行方知れずの『タンザ』。
特徴を言われて直ぐに気が付いた。
『タンザ』は里親探しの為に保護された時にも別の誰かが、
「可愛がっていたのにいなくなった」と話しかけて来た事があり
当時は保護されていなくなった事は知らなかったので
その人物が里親に名乗りを上げたのかはわからない。
先日は、『シジミ』を探しているご婦人に出会った。
私がしゃがみこんで挨拶していたのは『アサリ』だったからかも知れないが
『シジミ』と『アサリ』は兄妹で、『アサリ』は人見知りだが
『シジミ』は人懐こいので、誰かに拾われた可能性も高い。
野良猫は複数の家を持ち、複数の名前で呼ばれながら
適度に愛嬌を振りまき、人情を渡り歩いてしっかりと生きる強者もいる。
こうして、誰かが探してくれているのがその証拠だろう。
他の種族である人間に、ましてや飼い猫(家族)でもないのに
こんなにも探して貰える猫達がとても羨ましく感じたのは、他でもない。
やっぱり猫は愛で出来ている。
昨日は?位
←いつもありがとうございます。
昨日は?位
←感謝、感謝でございます。
言い換えるなら、やはり愛かな…と。
もし火事になった時、一番に持ち出す物の中で一番多かったのが「猫」だそうです。猫は物ではないし、逃げ足も人間よりは早そうですが…笑。
ぼんやりしてる子だとやっぱり心配ですよね。
というフレーズに打ちのめされました!
「猫は愛される存在」でも「愛らしい」でもなく
「愛で出来ている」んですね。