花粉症の症状も出ていないのに最近、
毎週のように耳鼻科に通っている。
以前、魔法のように私のアレルギー性鼻炎を治してくれた
耳鼻科さんへ(ちょっと遠くても)歩いて通う
その道すがら、とあるマンションの入口の植え込みの影に
一匹の猫の姿が見えた。
可愛い顔をしていたので、携帯カメラを取り出して近付いたところ
相手の猫はビックリしたらしく植え込みの中に
ゴソゴソ逃げ込んでしまった。
頭かくして、尻隠さず…な姿で植え込みの中で蹲る姿を撮って、
手に届く位置にある尻尾をツンツンしてみた。
これまたビックリしたのか、ぐいぐい植え込みの奥に
入り込んでしまったので諦めて再び病院に向かった。
耳鼻科に無事到着し一通り診察を終えて、
薬を薬局へ取りに行けと言われたので
薬局の待合室でソファーに座って待っていた。
すると、小さな男の子と若いお母さんが
ベビーカーを押しながら入って来て
私の隣が空いていたので、そこへ親子が座った。
若いお母さんは婦人誌、小さな男の子は本棚から絵本を取り出し
早速ソファーの上で広げていた。
子供用の絵本には興味を引くように
紙意外の素材を立体的に仕込んだ作りのモノも多くて
男の子の手にした絵本もそんなタイプのモノだった。
開いたページにはひよこのお腹がタオル地で膨らませてあり
お腹を押すとピーピーと音がする仕掛けがしてあった。
男の子はそっとひよこのお腹を指差しながら
「アソコ、アソコ」と小さな声でつぶやいていた。
「ん?」と私が疑問に思っていると
お母さんが、「はい、はい。お腹ねー。お腹。」と
雑誌から顔を上げずに応えていた。
他に薬剤師さんも居たので噴出す訳にもいかず
一連のやりとりを実家の母に話した所、
「アソコ、アソコ」のくだりで大笑い。
久々にお腹を抱えて笑うという構図に至った訳である。
ことわざでは「犬も歩けば棒に当たる」と言うが
私の場合、「猫と歩けば心に留まる」が正解かも知れない。
昨日は?位

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