川沿いをぼんやり歩いていると、
白い背中が見えた。
この辺りに居る白猫ならば『白』かな?と思ったが
近付いてみると意外にも幼い白猫だった。
以前、自販機の裏で鳴いていた子猫かも知れない。
私が近付くと警戒気味に逃げながら足を止めたので、
白猫の様子を伺いながらそっと撮影していると
向かいの飲食店から仲良く話しながら若いカップルが出てきた。
二人の声の大きさにビックリした白猫は
近隣の住宅の塀の向こうへと逃げてしまった。
お陰で電柱の影にしゃがみ込んだ不審者になった私は
仕方なくそのままの体勢(昼間だし、通報は免れる)でやり過ごした。
店の駐車場の車に乗り込んだ二人を見送った後、
音がしなくなって私の所へ戻って来た白猫に気付いた二人は
わざわざ車から降りて猫の撮影に参加したそうだったのだが
白猫は、またビックリして逃げてしまった。
「写真、撮れました?」と、彼。
一枚も撮れなくて悔しそうな彼女の黒いチュニックには
猫の毛が付いていた。
猫を飼っていると直ぐに解かる。
「写メ、送って貰いなよ」と彼に促され、彼女とメアド交換する事にした。
私は機械は苦手な方だし、おばさんなので
赤外線通信などと言うハイテクな機能は使った試しがない。
彼女から差し出された携帯からどうやって受ければ良いのか
モタモタしてしまい…結局、
直に入力して送信し、
猫好きと解かるとブログの宣伝(見てくれてますか?)をして別れた。
帰り道、ふと思った。
「猫の集会」って、ただ黙って猫が集まって円陣を組む。
それが猫の情報交換の場みたいなモノなら、
赤外線通信的能力を猫は既に何百年も前から持っている事になる。
出来れば、そっちの赤外線が使える様に
私は、なりたい。
昨日は46位
←猫の赤外線通信に、クリック一つ。
昨日は14位
←村での猫の集会に参加してみよう。