猫の森に現れる主猫さん、
お腹が大きかったので
仲良くなれれば(あわよくば)子猫さん達を
見せてくれるかと期待していたが、
何処かに大事に隠しながら育てている模様。
仲良くしてくれてるけど、まだまだダメだったなー…と
思っていた矢先、久々に早朝散歩がてらに森に行った時、
珍しく猫さん達がそろって何かを待っている姿を発見。
「様子がちょと変だな」と思っていると
主猫さんだけが私に近づいて来てくれた。
他の猫さん達はじっとその様子を見守っていたのだが、
暫くすると一斉に速歩で森の入り口へ走り出した。
主猫さんもそっちに行きたそうな素振りを見せていたが
私に挨拶を済ませた後、他の猫達が向かった方へ走り出した。
猫達が駆け寄った先には、
風呂敷包みを大事そうに抱えた老紳士が一人。
駆け寄った猫達を従えてこっちへ向かってきた。
私がカメラを猫達に向けている姿を見て、
「猫が好きなの?」と声を掛けられた。
「はい」と答えると、
猫を指さしながら、「その猫と、この猫(主猫さん)は
子猫を生んだらしいのだが姿を見ていない」と話してくれた。
その話しぶりから、この森へは以前から良く来ていて
猫達の様子も良く観察されている雰囲気が伝わる。
猫達と老紳士の間には友情のような信頼関係が垣間見えて
少し羨ましくもあったのだが、
こんなに慕われているのに子猫を見せて貰えないのだから
新参者の私になど、見せてくれる訳もない。
写真を撮っている横を通りずぎ、
主猫さんが教えてくれた餌場の方へ足取りを進める。
あのタッパー一杯のカリカリの山はこの老紳士が
毎朝持ってきてくれていたのだろう。
直ぐに後を追う猫達の群れが小屋裏へ消えて行った。
野良猫たちはいくつも家を持ち、そして、いろんな顔を持つ。
色々な名前で呼ばれながらもそのたびに違う顔を使い分けていたりもする。
私に対しても、この老紳士に対しても
関係性の主導権は猫達が握っているのが、何だか可笑しかった。
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