三丁目まで足を伸ばしたある日、
親友の『リー』に会いに行った。
いつもの様に彼女の家の前を通りかかると
『リー』の気配が植え込み越しに動くのが見えた。
いつもなら私を見付けると走り寄って来るのに
何故かダッシュで横切って行った。
お隣のお宅に駆け込む『リー』に
玄関先で声を掛けていると
お隣に配達に来ていた宅配業者のおっちゃんが出て来た。
挙動不審な私の目線の先を見ておっちゃんは
「うわぁぁ、こんなの初めて見たばい。」と、驚いた。
取り込み中の『リー』は何と、大きな鳩を銜えていたのだ。
『リー』は私の声に気付き
申し訳なさそうな顔をしたと思うと
そそくさとお隣の庭に入り、
早速その鳩を「お召し上がり」になっていた。
塀越しに聞こえるボリッバリッと言う音だけが妙にリアルに響いた。
『リー』は立派なお宅の飼い猫だ。
ちゃんとご飯も貰っている。
でも、
あの大きな体(小型犬より大きい)を維持するのには
とってもお腹がすくんだな。。。などと妙に納得していた。
私が猫を好きな理由は
例え飼われていようとも
野生を忘れない所かも知れない。
人は変わって行く。
それを進化と呼ぶのか、退化と呼ぶのか定かではないが
忙しさや便利さに負けては
いつも大切な何かを忘れて行く自分に
嫌悪を感じるからかも知れない。
小さな頭をしていながら、それを忘れない猫達が
とても優雅に、素敵に見えるのだろう。
昨日は36位
←狩りが上手な『リー』に、クリック一つ。
昨日は6位
←村にも優雅に狩りに行こう。
※「猫の展覧会」開催中!
イムズビル5Fイベントホール
入場無料 2月20日~3月5日迄
10:00~20:00
※昨日、会場へ追加の豆本とポストカードを届けに行って来ました。
な、なんと!奇特な方がブックカバーをご購入になってました!
どなたか存じませんが、誠に有難うございます。