また『海苔』達の居る路地に入った。
今度は一件のお宅の玄関先にワラワラと
子猫が5~6匹クモの子を散らす様に散らばった。
黒猫『胡麻』と『海苔』は一度に出産したらしい。
『海苔』は逃げない。
子猫にお乳をあげているから
凄くお腹が空いているのだ。
私のあげた撮影料も手からはたき落とし
奪う様に食べた。
手から血が滲んでも
怒る気にもなれない。
今日は何位?
←子育てに必死の海苔に、クリック一つ。
夜間道路工事が続き、騒音で眠れない日々が続くと
昼と夜が逆転してしまう。
こうなると一日寝ないで過ごして
早朝に散歩をしたくなる。
家から近所の『小豆』のいるケモノ道へ行ってみる。
猫が居るかと思いきや、全員パトロール中なのか
一匹も居ない事もある。
その日の朝もそうだった。
諦めてまた別の道へ…。
今度は『直人』達の居る公園を抜ける。
誰も居ない。
前日は大雨だった事もあり、近所の人が置いて行った
猫缶がひっくり返って落ちていた。
いつものカリカリも水を含んで山が三つ悲しげに残っている。
この雨続きでは、猫達もろくにご飯にありつけてはいないみたいだ。
不憫に思い、猫に会ったら
手持ちの撮影料(ほんの少しだが)を分けてやろうと思っていた。
歩けども、猫には会えず。
もう帰ろうかと思って向きを変えたその時、
物陰に猫の背中があった。
『影虎』だ。
嬉しくて駆け寄ると、『影虎』も起き上がってやって来た。
お腹が空いているのだろう。
相変わらず、ドンブリ飯を食べる武士の様な姿で食べる。
ふと気がつくと首の辺りが血だらけだ。
喧嘩が絶えないのか傷が多い。
古いものから新しいものまで。
猫も必死に生きている。
もう手持ちのご飯も無くなったので
立ち上がって帰ろうとしたら
『影虎』の目から大きな涙が流れ落ちた。
血の混じった赤褐色の涙。
私はもう少し、この侍の傍に居る事にした。
今日は何位?
←涙の訳は聞かないで、クリック一つ。
~「猫と釜蓋」(前編)から読む~
猫の見ているところで十二の弾をこしらえ、
その他に一つの金の弾を密かに用意した。
狩人は山猫退治に出掛け、夜中になって暗闇に光る
怪しい二つの目に向かって鉄砲を撃つが、ちゃりん
と言う音がして弾はそこに落ちたようである。
十二発ともそのようにして撃ちつくし、最後に隠して
いた金の弾を撃つと手ごたえがあった。
夜明けになって狩人が見ると、見た事のある茶釜の蓋
があり、その傍に十二の弾が転がっていた。
そこにこぼれていた血痕をたどって行くと、
大きい山猫が死んでいた。
狩人が家に帰ると、母親は何物かに喰い殺され、
茶釜の蓋が無くなっていた。
--おしまい--
※これは「猫と釜蓋」と言う昔話です。
ちょっと怖いお話ですが、
試しに漫画風に描いてみました。
本当に怖いモノって身近に潜んでいるんですよ。
ご用心、ご用心…ってお話かとも思いきや…
意外と今の世の中にも通用するお話ですよね。
そう、
静かな顔をして傍にいるのは猫ばかりではないのです。
内部告発、詐欺に横領、身内殺しや無差別殺人…
暗い話ばかりですが、
明日もきっと、良い日になりますように。
今日は何位?
←たまには漫画も良いねと言う貴方、クリック一つ。
~ねずみの国(前編)から読む~
ねずみはとてもスッキリしました。そして、ホッとしました。
その事を次の日、工場で働く仲間に話したのです。
「僕は具合が悪かったけれど、掘った穴に話したらスッキリしたよ」
それを聞いた仲間のねずみは自分もスッキリしたいと思い、真似をしました。
穴を掘り、穴に話す。
ねずみの国では、ほとんどの者達がそれを繰り返しました。
ねずみの掘った穴はモグラの穴に繋がっていて、
それは世界中のモグラの穴に通じていたのです。
しかし、地中のモグラ達はねずみ語が全く解かりません。
自分達と違う国の言葉は不思議な響きを持つ音楽のようで
目が見えないモグラの楽しみでもありました。
モグラ達の間で、解からない言葉を解からないまま、
歌うように伝言ゲームが大流行。
ねずみの言葉は、地中を行ったり来たりです。
いつもお城のてっぺんにいる王様は、地上でモグラに聞いた
ねずみ語で歌う鳥のさえずりを、
王冠に隠した大きな耳で、確かに聞く事になるのです。
♪~王様の耳は猫の耳だ~♪
秘密を知られた王様は慌てふためきます。
目は見開き、毛は逆立ち凄い形相です。
…まるで猫のよう…いいえ、猫だったのです。
その時です。
ねずみ達の愚痴や不満でパンクしそうに膨らんだ地面が
パンッと弾けたのです。
誰もがねずみだと思っていた猫の王様が治めたねずみの国は、
地中が発酵したきな臭い匂いを残し、シャボン玉のようにアッと言う間に
跡形もなく消えて無くなりました。
ーーおしまいーー
あははは。未来のないお話ですいません。
落書きついでの戯言ですので、あしからず。
今日は何位??
←貴方の物語は続いていますか?
あるところにねずみの王国がありました。
王様は、いつも大きくて綺麗な王冠をかぶっていました。
休日のある日、工場で働くねずみは
兄弟を連れて王様のパレードを見に行きます。
花吹雪や音楽隊のラッパ、
艶やかな王様と王妃様の衣装、
輝く王冠に見とれていました。
ふと、ねずみは何かを見付けました。
王冠からはみ出た王様の耳が、どうした事でしょう。
猫の耳ではないですか!
他の兄弟達は気付いていません。
パレードも終わり、家に帰ってもその事ばかり考えているねずみは、
元気がありません。
相手は王様です。
もし、王冠で隠している王様の耳が猫の耳だと言えば、
ねずみは罪人として捕らわれていまうかもしれません。
誰かに言いたくても言えない苦しさで、
ねずみはどんどん具合が悪くなっていきました。
両親にも兄弟達にも言えないからです。
日記に書こうかとも考えました。でも、書いた物は残るのです。
誰かがこっそり日記を読んだりしたら…と考えると
夜も眠れない日が続くのです。
ある日、苦しくて仕方ないねずみは
庭に穴を掘って、その中にそっと言いました。
「王様の耳は猫の耳だ」
--つづく--
落書きついでにお話を作ってみました。
今日は何位??
←続きはココをクリックして明日を待ちましょう。
『福』の神が降臨したのは誰か??
「プレゼンと企画2」の当選発表ですが…
一つのデザインにほぼ2~3名のご応募でしたので
あみだくじで決める訳にも行かず
猫に決めて貰うと言う訳にも行かず…
更にキーホルダーを作る事にして
(一応私の分も作ったので世界に8個!)
持ち歩いても誰かとかぶる事はまずないでしょう。
いつも見て下さっている方々へ
お礼の意味を込めて
「全員プレゼント」と致したく思います。
では、当選者の7名の方、
ハンドルネームと送付先の住所とお名前を入力の上
下記のメールまでご連絡下さいませ。
rojineko-lily☆mail.goo.ne.jp (☆の部分を@に変えて送信下さい)
確認のメールを返信後、
早速プレゼントを送らせて頂きたいと思います。
今日は何位??
←いつもありがとうございます。
「プレゼンと企画2」の路地猫キーホルダー・プレゼント希望の締め切りです。
エントリーメンバーの紹介です。
★(路地猫)部門
ねこやま さん
ウェンディママ さん
★(小 鉄)部門
ごまぱんだ さん
pyroposmoon さん
看護学生 さん
★(茜) 部門
のみ さん
Mintcat さん
以上7名様です。
今日は何位??
←さっきクリックし忘れた方、ポチっとお願いします。
これまた試写会にて、ちょっと早めに鑑賞させて頂きました。
特にキャメロン・ディアスが大好きだ!と言う訳でも
アネトン・カッチャーが大好きだ~!と言う訳でも
ソフト・バンクをごひいきにしている!(何だそれ?)
と言う訳でもありません。
欲張りな恋。
これに尽きますね。
あ~、来い来い、恋。
あんまり話すと楽しくないので話しませんが、
結婚と言うのは、
正反対の人間同士の方が上手く行くものなのかもしれません。
気が合うとか、趣味が同じとかで相手を選んでいても
なかなか上手く行かない(私もそうかな?)のなら
趣味嗜好が全然合わないけれど、
笑いのツボや怒りのツボが同じ人を選ぶのが
幸せへの近道かもしれませんね。
ラスト・エンドロールもちゃんと観た方が楽しめると
申し上げておきます。
今日は何位?
←恋は突然に、クリック一つ。
「路地猫キーホルダー・プレゼンと企画」開催中!
※プレゼント応募の締め切りは本日(18日)午後8時迄になっております。
エントリー希望の方はコメント欄に
ハンドルネームと「キーホルダー・プレゼント(☆☆☆)希望!」とご入力下さい。
必ず(☆☆☆)に希望の(路地猫)(茜)(小鉄)と、種類を入力下さい。
あ、普通のコメント(応募以外の)も受付ておりますのでお気軽にコメント下さいね。