たまたま、買い物がてら歩きに出た時の事。
いつもの様に馴染みの道を通って公園に差し掛かろうかと歩いていると、
男(おじさん)2人に、女(おばさん)1人の組み合わせの男女が
公園内にたむろしていた。
ご近所に住む団地の人かな?と気にせず(この辺は優しい人もいれば、気難しい人もいるので)
公園を迂回してお店の方へぼちぼち歩いていると、少し不穏な空気を感じた。
するとさっきまで公園で話していた男性(内1人なのか定かではない)が、
公園から出てきて、私と対面するようにお店の入り口に歩きだした。
道の先、前方に3~4段位の階段がありその前にお店の利用客のものらしき自転車が3台程止まっていた。
道はその階段と片側が小道になっていてフェンス越しのお店の駐車場へと続いている。
最短距離でお店に行きたければ、自ずと階段を使用した方が早い。
男(おじさん)が先に、私が後になる形でその道に入った。
店の入り口である階段の前にある自転車に近づくと男がフラッとワザとらしくよろめいて
自転車に引っ掛かる形で大きな音をたてて転んだ…様子だった、見ていないので判らないが。
男がフラッとしだした時から、私は心の中でかなりモヤモヤと葛藤していた。
誰も回りに人が居なかったし、かなりワザとらしい演技で転ぼうとしていたし、
「大丈夫ですか?」と親切に声を掛けたのに(人目がないので)急に抱き着かれても嫌だし、
でも、人としてどうなんだろう…モヤモヤした空気のまま、私は何も見ていない聞こえていない体で
その男と階段を横目に迂回して振り返ると、男が無事に立ち上がっている姿を目の端で見届けて、
私はお店に入った。
そもそも一連の動作が不自然だったのだ。
立ち上がっているんだから助けを呼ぶ事も出来るだろうし
お店に入って来るのかと店内で買い物をしながら様子を見ていたが
その男は店には入って来なかったし、買い物を終えて階段を通って帰って来たが
転んだ男はその場からいなくなっていた。
自力で歩けたみたいだし、助ける必要は始めからなかった様子だった。
帰り道では、残りの男1人と女1人も既に公園から消えていた。
家に帰ってネットで「目の前でワザと倒れるおじさん」で検索してみたら、
男二人と女一人の当たり屋みたいな輩がいたという相談内容が出て来て
転んだ男に声を掛けなくて良かったと心底思った。
その人の話に寄ると、目の前で男一人が転んで「大丈夫ですか?」と声を掛けたら
後ろから男一人が出て来て「お前が押したんだろう」と言い、
その後から女が「私が見ていた、この人が押した」と言い張られ、
困惑していたら、近くにいた若い人がその男の腕をつかんで止めてくれたので
その場から逃げて事なきを得たと書いてあったが、
賠償金を請求したり言い掛かりをつける劇場型の当たり屋というのがいるらしい。
世間を騒がせているあおり運転も怖いけど、普通に歩いてるだけでこんな目にあうなんて…
この記事を見てまた心がザワザワしたのである。
昔、群ようこさんの本に、「若くて可愛い女の子だけに撫でて貰いたくて
道端で死んだふりをするしたたかな猫の話」があったのだけれど、ふとそれを思い出した。
猫なら騙されても可愛いから許せるが、悪意のあるオッサンはちょっと怖い。
余談だが、ネットで見付けたら犬にも死んだふりして楽しんでいる奴がいるらしい。
犬も可愛いけど。笑。
まぁ、一大事にはならなかったし、御の字ですが
不穏な空気には皆さんも要注意です。はい。
モヤモヤしてザワザワする話でした。
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