昨日の続きって訳ではないのですが、
先日、最終回を終えた「Shut Up」は非常にリアルで面白かった。
内容が内容なだけに、ゴールデンタイムは無理なのかしら。
バイトに大学の講義にと忙しい女子苦学生たちが
友人の予期せぬ妊娠にはじまり、雪だるま式に
悪い事に引きずられていく様は目が離せませんでした。
今騒がれている芸能人の性加害問題だとか、訴える側の描写って
こんな感じなのかもとか、その場で拒否出来なかった状況とかがリアルで怖い。
以前あった事件(スーパーフリー事件)とかも頭を過りました。
昔よりは声を出しやすい世の中になってきているのかも知れませんが、
ゴミみたいに踏みつけにされて軽く扱われる人間が沢山いたんだし
実際、今でもいるんだよなぁ。
最終回でサークルのリーダーの男の子が
「どこでもやってる事だろ」って言い捨てた言葉が
よりこの問題を浮き彫りにしてる気がします。
ネタ切れなのか、最近のドラマって漫画が原作とかって本当に多いですね。
昨年中にやっていた「いちばんすきな花」はベタな恋愛物って感じではなくて
個性的な4人が描かれていて友情物語だったのでカルテッドみたいで好きだったなぁ。
音楽も藤井風くんの曲が素敵でした。
誰が誰とくっつくとかのつまらない話(普通のいい話)ではなくて良かったと思う。
「セクシー田中さん」もそもそも設定が漫画っぽかったので
原作ありきなんだろうなと思ってみてました。
実際に漫画の映像化って非常に難しいものなんだろうけれど、
すごく原作を再現できているものもあれば、
「なんだーがっかり」って思うものもあったりして。
そもそもOLさんが主人公だし、大掛かりなセットや予算の問題もなさそうなのに
大幅に改変されてしまったり、
必要な描写が丸っと削られて恋愛要素満載でつくり替えられてしまうのは
何か違う気がするのです。
原作が好きでドラマを見た人はどう感じるかってのは
脚本を書く人には必要な視点だと思うのですが。