酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

(1)まずは石垣島、その先は行ってからさ

2012年08月17日 | 以前の八重山旅行

2012年夏の八重山旅行、計画と予約手配は4月から始まりました。今回で9回目となる八重山の旅は石垣島経由波照間島の予定だ。

波照間島。ここは一般人が到達可能な日本最南端の島です。緯度的には日本最南端は沖ノ鳥島だがチタン岸壁で保護された「経済水域確保の島」であり、われら民間人がその地を踏むことはできません。
島の人口約500人、サトウキビ栽培を中心に観光業とわずかなばかりの漁業で成り立っている小さな島です。

そんな最南端の島へ行きたい理由は、ここニシハマ。


島の北部に位置する海岸で潜ってみたいと思い、この夏のメインターゲットとして選びました。

経路は、福岡空港からANA直行便で石垣空港へ飛び、離島ターミナルから船で1時間の予定です。空路2時間、船1時間、その他もろもろ移動なんかを合わせても計6時間あれば自宅から島まで到達できる訳で、意外と近いなぁっていうのが最初の感想でした。

しかし、この島はそう簡単には到達できない幻の島でもあるのです。

出発日は2012年8月11日(土)。前日までに仕事を終えた私は5日間の盆休みに突入しました。しかしこの2週間ほど前から天気予報に貼り付いていました。
なぜならば、台風9号が島を襲いそして10号が沖縄本島を通過、しばらく安心かとおもいきや台風11号がまさに波照間島と台湾の間を通過しているのです。

自分が出発する11日には、台風11号は中国大陸へと進みその勢力を弱めていたのでもう大丈夫と信じていたのですが、当日の朝になってもうねりが残り船が欠航しているのです。
朝、目覚めて天気予報をチェックすると、海上風警報が発令され島へ渡る安栄観光の高速船は1便欠航が決定、2-5便未定という状況でした。
船が出なければ島へは渡れないのですが、自分が乗る予定の5便までには回復していることを期待し福岡空港へ向かいます。

福岡空港出発は12:20発の直行便、定刻どおりに飛んで14:20石垣空港着、荷物を受け取り離島ターミナルへタクシーで向かえば14:45には乗り場に到着できるはずです。だから波照間行きの最終便15:30には十分間に合う計算です。

福岡空港に着いてラウンジでお茶を飲みながらスマホで船の運航状況をチェックします。
この段階で安栄観光では1便に続き2,3,4便の欠航が決まりました。5便は未定のままです。この後は飛行中につき情報を得ることができませんので、石垣空港に到着した時点で再び最終便の運航状況を確認するしかありません。

もし、最終便が欠航していればもう今日中に波照間島へ渡ることは出来ません。
そういうこともあろうかと石垣島で当日予約できそうなホテルをいくつかピックアップしてありますから、野宿という目には遭いませんが旅行計画が大幅に狂うのは間違いないでしょう。

そして搭乗口へ進むと・・・


なぬ?搭乗予定便が、機材遅れで12:40発になっているではあーりませんか。船の運航ばかり心配していたら肝心の飛行機が遅れるなんて・・・この5年間を通じ初めての出来事です。

お盆のせいなのか天候の為なのか、使用機材遅れで出発が20分押しています。去年までは11:20発だったこの直行便が今年は1時間遅い設定になった上さらに20分遅れとなると石垣島に着いてからの行動にも影響します。
最悪なのは、船は運航するが乗り遅れ。これは焦ります。

12:20発が12:40に、実際にはもう少し遅れてさらに搭乗にも時間を要した上で離陸順番待ち。
ようやく離陸したのが13:00を過ぎていました。既にスマホの電源は切っているので船の運航状況がどうなったかも判りません。

もう、とにかく全速力で飛んでもらうしかありません。
ちょっと、あんたら急いだってや、ほんま。(コックピットの皆さん、出来るだけ早く飛ばして頂ければ助かります)


そして飛ぶこと2時間あまり、石垣島上空へ達しました。飛行機が着陸体制に入り、ちょうど、新空港の上空を通過していきます。

(離着陸シーンは「写るんです」使用)

2013年3月からはこの「南ぬ島(ぱいぬしま)空港」の運用が開始される予定ですが、今はもっと先、石垣空港へ早く降りて下さい。
飛行機は右に翼を倒し島の海岸線が見通せます。


ほぼUターンする形で空港へアプローチ。

このシーンを見るのも恐らく最後になるでしょう。

そしてぴったりの3点アプローチを決め逆噴射着陸。

シートベルトサインが消えたのを確認し、スマホの電源を入れます。安栄観光のサイトから波照間便の運航情報を見てみると、やった5便のみ運航!

波照間島行きの船はなんとか15:30の最終便のみが出航するようです。しかし現在時刻は14:50。荷物を受け取りタクシーで移動するのに最低でも20分はかかるでしょう

おら、はよ荷物ださんかい(素早く私どもの荷物を出して頂けませんか?)
時計は既に15:10。

(旅行日:2012年8月11日)

コメント (2)
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サッカーにおける政治的、商業的アピール

2012年08月17日 | サッカー

2012年ロンドン五輪、男子サッカー3位決定戦で勝利した韓国が「独島(竹島)は韓国の領土」なるプラカードを広げ場内を行進した事が物議をかもしている。
この行為が、政治的アピールを禁じた国際オリンピック委員会並びに国際サッカー連盟の理念や規約に触れるのではないかと調査が入り、現在その裁定と処分が待たれている状況だ。

FIFAの裁定が公表されるのはもう少し先になるが、厳密に規約(憲章)と照らしあわすと厳しい処分も予想される。
いまや銅メダルが保留されている1選手の問題でなく、へたをするとチーム全体、更に韓国サッカー協会までその対象が広がる可能性もある。
予想されている中でも最も厳しい処分が下されるとA代表国際試合禁止、すなわちブラジルW杯予選まで影響しかねない状況なのだ。

韓国サッカー界にとっては処分がA代表まで波及する事態だけは絶対回避したいはずで、FIFA本部まで出向いて事情を説明したいとアポ無し訪問を行ったが、どうもこれは門前払い同様の扱いに終ってしまったようだ。

今回の事件で、IOC国際オリンピック委員会はどの立場にあるか分からないが、サッカーにおいてはFIFAの権限は絶対的であり過去にも厳しい処分が下されたことがある。
このような政治的なアピールを看過すると、もっと火種を抱えた国際試合で収拾が付かなくなるわけで、FIFAとしてもアジアの一問題だけで終らせるわけにはいかないだろう。
ただし、過去に年齢詐称や無資格代表などでメキシコやシリアなどが予選失格処分を受けたことがあるが、政治的アピールで「チームが失格」という記憶は無い。

従って、今回はA代表まで処分が及ばないと思うのだが。

ところでFIFAは、薬物・暴力・人種差別など違反者には特に厳しい対応を見せてきた一方で商業的な面でも油断なく囲い込みを行ってその権利を一手に握っている。
代表戦で選手がその契約スポンサーをアピールできるのはせいぜいシューズくらいではないだろうか。
(かと言ってFIFAが公明正大な正義の味方、というのではなく、あくまでも自分達の権益を守る事が主眼なんだが)

さらにFIFAは最近になってイレズミによる商業的表示を禁止する通達を出している。海外選手を中心に刺青を入れている選手が多い中、いつかは「NIKE」と腕に刺青した選手が出てこないよう先制してきたわけだ。
ソースは見失ってしまったが「刺青アピール禁止」は商業的な意味合いだったと思うのだが、ここに「○○は我が領土」と入れるとどうなるのだろうか。
個人の信条、宗教的理由まで禁止できないだけに、そのような刺青を入れた選手を代表に選んだ際、どこまで処分の対象にできるのか。

更に髪型をナイキロゴ風にすることは禁止されていないのか。もしそうならば、戸田選手あたりに代表復帰してもらい、竹島をかたどった金髪頭でどすんと一発ヘディングを決めてもらいたいもんだ。

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