前記事の続き
波照間島に着いて2日目の午後。
シュノーケルツアーを終え宿に戻った私たちは道具を片付けた後、すばやく昼食に出かけます。時刻は午後1時過ぎ、島では暑い日中うろつく人が少なく、お店も「シエスタ」で閉まっちまうから急がねば。
歩いて行ける「ぶどぅまれー」で八重山そばを注文。しかし連日の欠航続きで三枚肉が無くかまぼこ乗せそばでいいか?と言われ、オリオン生ビールとそれを頂くことにした。
太麺にカツオ出汁がからんでうまい。量も多めでそば一杯で十分腹が満たされました。
2時になると「レンタルショップクマノミ」から迎えにきてもらい電動アシストチャリを借ります。宿では無料で使える自転車もありますが、ニシハマから続く坂道を思うと、自力走行はちと辛いかもしれん、と電チャリを2台お借りすることにしました。(2台4時間で3,000円)
午前中シュノーケルツアーで泳いだニシハマ、今度は島から陸路で向かいます。
陸から見るニシハマビーチ。
先ほどまで泳いでいたあたりをズーム撮影。
風速4mほど。陸から海に向かう南風が気持ちいい。
凧を揚げねば・・・と思ったのですが、人が多いのでカイトフォトは後回しにすることにして、日本(有人)最南端を目指します。
電動アシストチャリのパワーオン!でニシハマ前の坂道を昇り外周道路へと入り南を目指します。炎天下のサトウキビ畑をひたすら走るんですが島は意外と起伏があり、電動アシストが無いとへたってしまいそうでした。
ペースが違う妻を見捨て、南へ南へと走ること30分あまり、ようやく最南端への標識が現れます。
もう全身どば汗。妻が追いつくまでの数分間でもじっとしていられません。
数分走ってついに到着、日本有人最南端です。
私ら別に「日本の端っこ」を目指して旅してるわけじゃないのですが、ここ波照間島に渡っておきながら最南端の地を踏まないってのもどうかと思うし、またニシハマ以外に行くところっていえばここくらいなんですよね。
他にも色々な記念碑が建ってます。
妻を東屋に残しておき、最南端の碑の先、更に最南端を目指し海岸沿いへ進みます。
断崖絶壁に打ち寄せる波。この先はフィリピンでしょうか。今、まさに日本最南端に立ちました。
そろそろと岸壁沿いを進み撮影します。
地元の人は下まで下りる方も居るようですけど本当でしょうか?
白波がぶち寄せどっぱーんってなってますけど。
まるで、クリームソーダをミキサーで混ぜたような風景です。日本海の東尋坊よりずっと綺麗なブルーですが、ここも飛び込んだら絶対助からん・・・。
目論見ではここで凧を揚げようかと思っていたのですが、なんせ最南端ですから南風に合わせて揚げると凧は内陸側にしか向かいません。そして10mを超えるだろう突風です、墜落したらカメラも凧もおじゃんです。
最南端の碑を後にして数分、星空観測タワーが見えてきました。
この建物の中には日本最南端の自動販売機が。
ポカリ150円を購入し水分補給。
まじ、集落からここまで一切の水分補給はできません。ろくな日陰もありません。ちょっとした日陰には先客が居ますし。
最南端を目指す方は十分な水分確保を準備してください。
星空観測タワーから波照間空港を経由して集落へ戻ろうと思っていたのですが、一面のサトウキビ畑で目標を失い、島の灯台あたりから右へとはずれ迷ってしまいました。
再び外周道路へ出て風力発電の前を通り過ぎます。
南風にあわせ2台とも稼動中。強風時には倒せる可倒式風発です。
これを見たとき・・・(あ、道まちがえた)と思ったのですが妻には無言のまま当然のルートへ進んでいる顔をしておきます。
結局、島をほぼ一周して集落へ戻った時には電動チャリのバッテリーを使い果たしていました。
倒れるように「あやふふゃみ」へ飛び込み、オリオン生。(消費済み)
妻がアクセサリーを買いたいという「モンパの木」
不思議系のオーナーに「なんだか特殊な能力がある奥さんですね」と言われ「不思議な力を持った妻ですよ」と不思議回答をしておきました。
長らくしゃべってるともっと不思議な世界に引き込まれそうなお店でしたよ。
あたりをうろうろしているうちに4時間のレンタルサイクルを返す時間になりました。
凧、揚げなかったなぁ。明日もあるさ・・・と思ったのですが、今から考えるとこの日カイトフォトができる最後のチャンスでした。
RokkakuとPowerSled、一日もって歩いたのですけど昨年に続き、結局揚げることなく持ち帰った次第です。カイトフォト関係の方、スイマセンでした。
この後、晩御飯は「あがん」で頂きました。
祭りの関係で、8月10日、11日とお休みのようでしたが今日から営業中。
島どうふを楽しみに行ったのですけど今日は無しとのこと。
(波照間島の豆腐は日曜でお休み、石垣島の豆腐は欠航の影響で入荷せずでした)
泡波3号瓶が2,000円。1時間で半分飲んで宿へ持って帰ります。もっとゆっくり飲みたかったのですが、夜8時過ぎに「星空観測タワー行き」の送迎バスがでるとのことで早めに切り上げたのです。
しかし星空観測タワー(昼に行ったばっかり)ではタイミング悪く、雲が空を覆い星空を見ることは殆どできませんでした。
(送迎バス500円、観測タワー入場料400円。別にタワーに登らずともそのあたりで見上げれば0円でした)
宿に戻り残った泡波を飲みながら、近所のサトウキビ畑で見た満天の星空のほうが素晴らしかったです。
朝から、シュノーケルツアー、昼からチャリで島を一周し、夜は星空眺めてバタンキューでした。
(旅行日:2012年8月12日)