酒とサッカーと・・・

旨い酒とサッカーがあれば人生の大半は・・・

EchoShow5、アレクサでヤマハのAVレシーバーを操作するのか

2020年01月28日 | モバイル&PC&AV

前記事 新しいリモコンがやってきた。LiveSmart LS-mini (2)  の続き

Echoのアレクサを使って色々と音声で操作するシリーズ。
YAMAHAのAVレシーバー(5.1chスピーカー)を操作してみます。

新しいオーディオこんにちは、AVレシーバー RX-V483
ヤマハ AVレシーバー RX-V483 5.1ch ネットワーク 4K 対応 Bluetooth内蔵 ブラック RX-V483(B) 

今までのIoT家電操作と違い、赤外線リモコンLS-miniは利用しません。利用しなくても、EchoとヤマハのMusicCastスキルで連動させることが可能だそうです。

結果から言うと、操作できました。

だがしかし、ヤマハの目指すMusicCastの世界と、Amazonのechoのどちらを優先するのが自然なのかというと、今のところMusicCastのそれは、あまりに現実離れしていました。


ヤマハ公式のMusicCastのスキルを見てみましょう。
説明に「こんなことができます」と列記してあります。


以下のように話しかけてみてください。

アレクサ、ミュージックキャストでキッチンの電源を入れて
アレクサ、ミュージックキャストで寝室のお気に入り1をかけて
アレクサ、ミュージックキャストでバスルームのプレイリスト1をかけて
アレクサ、ミュージックキャストで子供部屋で最後に聴いた曲をかけて
アレクサ、ミュージックキャストでオフィスの音量を上げて
アレクサ、ミュージックキャストでオーディオルームをミュートして
アレクサ、ミュージックキャストでテラスのミュートを解除して
アレクサ、ミュージックキャストでリビングルームの入力をHDMI 1にして
アレクサ、ミュージックキャストでダイニングルームで再生中の曲を教えて


えーっと、寿限無ですか。こんな長い言葉を噛まずには言えません、わたしは。

要は、私はアレクサを経由して、AVレシーバーの電源を入れ音を上げたり下げたりしたいだけなのですが、どうもヤマハは独自のMusicCastワールドを「アレクサで操作させてやる」感が強いようです。

MusicCastは、ヤマハがMusicCastに対応する機器で構成するLAN内音楽配信です。ヤマハを中心としたMusicCastだけの閉じた世界なら、ネットワークを使い色々とできるのでしょう。「ミュージックキャストで、どこどこのー何々でー、あれをして」というヤマハワールドが実現ができるようですが、そもそもで言えばMusicCastが無くても今やアレクサと家電コントローラーで実現できるものばかりではないでしょうか。

それに、こんなに呪文が長くなるのは、ヤマハのMusicCastには、まずルームという考え方があってリビングやキッチン、オフィスというそれぞれの部屋を明示してやる必要があり、更に「ミュージックキャスト」というスキル名を冒頭に、「ルーム名」「装置名」「やってほしいこと」を重ねて命令していく構成になっているからです。

うちにはそんなにたくさん「ルーム」がありません、リビングダイニングキッチンは全部筒抜けです。わざわざ「リビングのー」と宣言する必要がないうさぎ小屋なのですが。

「アレクサ」
「ミュージックキャスト」を使ってー
「リビング」のー
「スピーカー」のー
「音量」をー
「あげて」・・・

バカですか。「アレクサ、音を上げて」で反応して欲しいものです。

そこで一工夫加えます。「ルーム」の概念を逆手にとってMusicCastを騙します。「ルームというゾーンにある複数の装置を一斉に鳴らすことができます・・・」ならば「ルーム」の名前に「アンプ」と付けてやれば・・・

「アレクサ、ミュージックキャストでアンプの音を上げて」
(はい、わかりました)

見事騙されました(笑)ヤマハ君、アンプという部屋は無いのだよ。そこにはただアンプがあるだけだ。

面倒なので「ミュージックキャストでー」も省略します。

「アレクサ、アンプの音を上げて」
(はい、わかりました)

これも見事に騙されてくれました。

「アンプの音上げて」「アンプの音下げて」に反応し、音量が上下します。しかしAVレシーバーの音量は、0.5単位でしか上下しません。

「アレクサ、アンプの音を30にして」
「アレクサ、アンプの音を4つ上げて」

絶対値、相対値ともに反応は、
(そのような操作には対応してません)

でした。

むー、ちまちまと0.5刻みで「アレクサー、アンプの音を上げて」x5回連呼するのはスムースではありません。しかも連呼しているうちに「アンプのー」をつけ忘れると、Echo自体が反応してしまうこともあります。
いったんEchoShow5の制御に移ってしまうと、「上げて」「下げて」がecho本体の音量上げ下げとして扱われてしまうようです。

そこでもう一工夫、今度はLS-miniの力を借ります。

LS-miniのリモコン登録で、「テレビ」リモコンの「音量+」「音量-」ボタンに、それぞれ手動学習でAVレシーバー(アンプ)のボリューム上げ下げを登録します。
うちはテレビ装置からの音声は全く使わず、全ての音声はヤマハのスピーカーから出してます。eRemoteでも同様にリモコン操作の全ての音量ボタンにはヤマハスピーカーの操作を登録してあります。

LS-miniの「テレビ」リモコンに、ヤマハの音量操作を登録したら、あとは「テレビ」の「音声+」を3回繰り返すクイックルールを作成しシーン検索でAlexaに登録します。
Alexaアプリ側で定型アクションを使い、「アレクサ、もっと上げて」を登録しました。

これで、

「アレクサ、テレビの音上げて」(LS-miniのテレビリモコンが)
「アレクサ、アンプの音上げて」(ヤマハのMusicCastスキルが)
「アレクサ、もっと上げて」(アレクサの定型アクションがLS-miniを使って)

の音量操作ができるようになりました。

「アレクサー、テレビ(アンプ)の音を上げて」でヤマハのスピーカーが1段階
「アレクサー、もっと上げてー」で更に3段階

の音量が上げ(下げ)が実現しました。

「アンプの音上げて」と言ってもMusicCastで1段階音が上がりますが、やはり無意識に言うのは「テレビのー」というワードが多いですね。

今度は「テレビのチャンネルを回してー」という昭和世代のキーワードで何か設定してみたいと思います。

また別記事で。

初稿:2020年1月28日

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新しいリモコンがやってきた... | トップ | アレクサ、「それは操作の範... »

コメントを投稿

モバイル&PC&AV」カテゴリの最新記事