お盆休みは、実家に帰ることもなく近場で旅行をしようと思い、
京都を計画していましたが、どうしても宿が取れず、
手前の金沢になりました。
北陸新幹線効果でにぎわう金沢駅のおもてなしドーム
加賀宝生の鼓をイメージした2脚の立派な柱が印象的でした。
中は、石川県のお土産が沢山^^
見ているだけで時間を忘れます。
定番のコースですが、東茶屋街と金沢城、兼六園に行ってきました。
黄金の蔵
金箔張の蔵がありました~
うすい金箔を2万枚張ってあるそうです~
しかも、この金箔は、強度を上げるためにプラチナを混ぜてあるとか!
見ているだけでご利益もらえそうです。
そんな金箔を我が家は何枚も買えないので、
お菓子になったものを頂きました。
暑い日の甘いものは美味しいですね。
金沢城は、2年前に復元されたという五十間長屋という立派な建物が出迎えてくれました。
伝統工法に従い、釘などは一切使わず、材木を組んで組み立てています。
その仕組みが小さな積み木で再現できるようになっていて、
子供も種明かしに興味を持っていました。
柱はヒノキ、杉などの軽い材は屋根の方に使うという、木の種類によっても
使う所が異なるそうです。
木の香りに包まれた気持ちのいい空間でした。
向いが兼六園になっています。
金沢城と同じく、少し小高いところにあって、
市内がよく見通せます。
中心には大きな池があり、その水が周りの低いところへ流れ、
小さな滝を作り、これまた見事な景色が計画的に作られているのですが、
不思議なのは、この池の水はどこから来るのか・・・?
周囲に山などありません。
帰ってから調べてみたら、犀川から兼六園専用の用水を引いて
水を取り入れているのだとか。
しかも、お隣金沢城のお堀の水などは、ここの兼六園の池の水を利用し、
二ノ丸の少し小高い所にあるお堀の水をはじめ、サイフォンの原理を取り入れて
兼六園の池の水圧を使って引き入れているそうです。
この原理を考え、作ったのは板屋兵四郎という天才技術者のようでした。
しかも、この用水路は日本3大用水の一つで辰巳用水という名前がついてました。
詳しくお知りになりたい方は
こちらをどうぞ(外部リンク)
こういうの好きです~
次は、辰巳用水をたどる旅もいいですね。
金沢を後に、能登半島を北上しました。
千里浜なぎさドライブウエイ(砂浜の上を車で通れる道)を北上し、
能登金剛などの景観地に立ち寄りながら輪島を抜けて、奥能登へ
朝ドラの元治さんで有名になった能登の塩田がありました。
この桶はテレビと同じだ~
ご自由に体験どうぞと書いてあり、早速塩水をまいてみましたが、
一か所にまかれてしまい、なかなか難しい~
この時期、本当に作業されてます。
海水はポンプでくみ上げられ、ホースを使ってまかれていましたが、
均一になるように広げ、乾燥させる作業は手作業です。
また、塩を煮詰める作業はこの大釜で。
ここで結晶化したものを、
こちらの箱で濾すらしいです。竹の上には塩が。竹の下の部分には、
最後の水分、「にがり」がたまるようになっているのだそうです。
一口なめてみたら、なるほど苦い~><
昔の人は豆乳に「にがり」を入れると固まることをどうして知ったのでしょう?
昔は、海水を煮詰めて塩を作る作業は日常にあったのかな。
「にがり」の正体を初めて知った自分ですが、
昔の人は日常にあったのかな?などとこれまた空想が広がります。
「まれ」効果で、手作りの塩は一家族一パックのみに限られての販売でしたが、
こんなに手が込んで作られた塩がまずいわけないですよね。
早速、お土産になりました。
近くには美しい千枚田がありました。
保全するためにオーナー制度があるようです。
こんな美しい所に自分だけの田んぼ、持ってみるのもいいかもしれませんね。
とても魅力的な石川県でした。