サヨコの独り言

興味のあるものを「コンデジ」で撮影しに行ったり、
街で偶然に見かけたものを「スマホ」で撮っています。

《成田山開基1080年祭記念大開帳 》 -特別な1ヶ月間-

2018年05月27日 | イベント

《成田山開基1080年祭記念大開帳》も28日(月)で終わりなので、何回か成田山新勝寺に行って来ました。期間中は普段は入る事が出来ない所に入れました。

「平和大塔」はいつもは2階までしか行けません。2階の「明王殿」には、大塔の御本尊である「不動明王」と「四大明王」・「昭和大曼荼羅」・「真言祖師行状図」が奉安されています。3・4階の「経・法蔵殿」には、信徒による「掛仏」が沢山並んでいました。5階の「金剛殿」には「五智如来」(5体の如来像)が奉安されていました。天井がカラフルなステンドグラスになっていて不思議な空間でした。5階の窓からは遠く成田市内を望む事が出来ました。

「光明堂」の後方には「奥之院」の洞窟があります。毎年、「祇園会」・「祇園祭」の時だけ開扉されていますが、大開帳の間も特別に開扉されました。ロウソクの薄明かりに照らされた狭い空間は神秘的でした。「大日如来」が奉安されています。入口左右の「板碑」(板石塔婆)はとても価値があるものだそうで、千葉県指定有形文化財に指定されています。

「開門堂」は小さくて目立たない御堂なのですが、特別に開扉していたので観て来ました。1000年祭の時に建立され、開山の祖である「寛朝大僧正」の像が奉安されています。暗くて顔は良く見えませんでした。「敦実親王」の第2子として生まれ、「平将門の乱」を鎮めたそうです。「格子天井」には100種の植物画が描かれていて見事でした。

「大塔婆」の手綱は大本堂の御本尊の左手と繋がっていて、「緑」・「黄」・「赤」・「白」・「紫」の5色の布を束ねた物が3本下がっていました。同時に3人でつかむ事が出来ます。各御堂に下がっている幕もこの5色になっています。何か意味があるのでしょうね。私もつかんで来ました。

大開帳の記念として「なつかしのなりた展」が成田スカイタウンギャラリーでありました。「なりたのはじまり-成田市の原始時代から中世まで-」・「成田の鉄道の歴史」・「成田山と市川團十郎の関係」の3つのテーマによる企画展です。それぞれのテーマの講演会が3回に亘ってありました。「仏教図書館」・「霊光館」・「書道美術館」でも記念の展示をやっていました。「人頭形土製品」のレプリカ・「ムササビ形埴輪」のレプリカや出開帳の時に不動明王を運んだ「厨子」の実物など貴重な物を観る事が出来ました。

斜面のサツキは満開を過ぎていました / 噴水の池のアメンボ(オタマジャクシもいました)

光明堂 / 奥之院の洞窟


「寛朝大僧正」の像が奉安されている「開門堂」 / 「大塔婆」に下がっている手綱


人頭形土製品 / ムササビ形埴輪 / 出開帳の時に不動明王を運んだ「厨子」

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《桜の実がたくさん・・・!》

2018年05月18日 | 動植物

成田市内の運動公園の周りの桜並木を歩いていた時に桜の実を発見しました。実の大きさは8mmぐらいです。たぶん、食べても美味しくないと思います。歩道の木には殆ど実がなっていませんでした。歩道から外れた公園側の土手にあった木に実が沢山なっていました。こんなに沢山なっているのを見たのは初めてだったので、思わず写真を撮りました。熟し具合によって黄色から黒いのまであり、カラフルで可愛かったです。

公園の中を散歩していたら、姿は見えませんでしたが、「ホトトギス」の鳴き声が聴こえました。鋭い鳴き声は私には 【ホ・トッ・ト・ギ・ス】 と聴こえます。

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《ヒヤシンスに実が・・・!》

2018年05月09日 | 動植物

3月22日に咲いた「ヒヤシンス」」はそのままにしてありました。ふと気が付くとピーマンの様な実が10個程なっていました。大きさは10mm~20mm位です。切ってみたら、中もピーマンみたいでした。

ネットで調べた所、本当は花が咲き終わった後に「花がら」を摘み、実が出来ない様にしなければならなかったそうです。実が出来ると球根に栄養が行かなくなってしまうからです。急いで実と「花がら」を全部摘み取りました。実がなったお陰で花の名前が「ヒヤシンス」と確認出来ました。

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《千葉県立房総のむら・春のまつり》 -3日目-

2018年05月05日 | イベント

5日(土)は「農村歌舞伎舞台」に狂言入門を観に行きました。和泉流狂言師「野村太一郎」さんによる狂言独特の歩き方・笑い方・泣き方・キノコなどの所作の説明と実演がありました。午前の部では子ども達による体験もあったそうです。

また、舞台の後ろにある板は「鏡板」と言い、松の絵が描かれています。この松は舞台正面の先の方に在るとされている「影向(ようごう)の松」が舞台側に写ったものとされています。この「影向の松」には神仏が依りつくのだそうです。神仏に守られて行なうという舞台装置になっているのです。今まで何も考えずに観ていましたが、初めて意味を教えて頂きました。尚、「野村太一郎」さんは故・五世「野村万之丞」さんの息子さんです。昨年より二世「野村萬斎」さんに師事しています。

ところで、「農村歌舞伎舞台」は成田市の諏訪神社排殿として使われていたものを再現したものだそうです。中央には人力による廻り舞台があります。「体験エリア」は江戸後期から明治初期の房総の商家・武家屋敷・農家などを当時の景観・環境を含めて再現してあります。実演や直接体験する事により伝統的技術や生活様式を学ぶ事が出来るユニークな博物館です。何回行っても飽きません。「まつり」は年に5~6回あり、その時はイベントもあって楽しみです。

紙芝居はこの日は東屋の前で昨日とは違う話をやっていました。商家の町並みで「房総のむら」のマスコットキャラクター「ぼうじろー」に会いました。名前の由来は「房総のむら」の「ぼう」と鳥の「ホオジロ」の「じろ」を併せたものです。館内のあちこちで「時代衣裳変身体験」の人達に会いました。新選組・ハイカラさん・殿様・姫・忍者など様々でした。「鞍馬天狗」のお祖父ちゃんと「忍者」のお孫さんの組み合わせが微笑ましくて可愛かったです。

「上総の農家」や奥の方にある「安房の農家」・「下総の農家」や「水車小屋」などにも行きました。奥の方は林の中にあるので結構アップダウンがあり、チョットしたハイキングになりました。散策中に面白い物を見つけました。神前にお供えした五穀を和紙に包んで目を作り、わらで蛇の形にした物。「辻きり」と言い、それを村の境にある木に巻きつけるそうです。とてもリアルで、思わずギョットしました。もう1つは「タカアシガニ」の甲羅に鬼面のような顔を墨で描いた物。家の入口に飾ると災厄除けになると言われ、漁師の家などに見られるものだそうです。「蟹殻掛け」と言います。

歴史と自然を学ぶ「風土記の丘エリア」には115基からなる「古墳群」や移築された江戸期の農家2件(重要文化財)があります。考古関係資料を展示している「資料館」もあります。また、「旧学習院初等科正堂」(重要文化財)は明治期の建物で、四谷区尾張町⇒宮内庁下総御料牧場⇒現在地へと移築されたました。

「野村太一郎」さんの実演 / 「ぼうじろー」と子どもの忍者


ハイカラさんが歩いて来ました / 水車小屋


辻きり / 蟹殻掛け

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《千葉県立房総のむら・春のまつり》 -2日目-

2018年05月04日 | イベント

5月3日(木)~5日(土)のまつりの期間は、普段の体験演目とは別に大道芸などのイベントをやっています。1日目の3日(木)は用事があって行けませんでした。2日目の4日(金)、最初にお馴染みの「南京玉すだれ」を観ました。実演の後に子ども達による体験がありました。次の演目まで時間があったので、商家の町並みを散策しました。ちょうど「掘割」で「和船体験」をしていた人がいました。

ボランティアの人による「紙芝居」3話を観ました。最後の話は印旛沼に伝わる龍伝説の【雨を降らせた竜】でした。これは村人達と親しくしていた龍神が、日照りが続いて困っていた村人を助ける為、龍王に逆らって雨を降らせました。しかし、龍王の怒りを買って3つに裂かれてしまいました。それを知って嘆いた村人は落ちた場所を探し、頭が落ちていた栄町の龍閣寺を龍角寺と改め、その頭を納めました。その後に印西市に龍腹寺を、匝嵯市に龍尾寺を建てて体を納めました】と言う話です。紙芝居の後に子ども達には新聞紙で作った兜がプレゼントされました。

「農村歌舞伎舞台」では「猿回し」をやっていました。神奈川県から来た「戦豆」の「みかんちゃん」と「いちごちゃん」でした。女の子なので大人しくて優しい感じでした。前の方にいた子ども達はお猿さんとハイタッチして貰っていました。「農村歌舞伎舞台」の前の「お祭り広場」には沢山の「こいのぼり」が下がっていました。

「アクロバットユニットBirthday」による「忍者アクロバット」も観ました。男子新体操の全日本チャンピオンの「okuchan」さんと「wakky」さん、さらにアクロバットジャグラーの「masa」さんが加わったユニットです。この日は「房総のむら」の雰囲気に合わせて、いつもとは違う忍者スタイルにしたみたいです。場所が狭かったので、思いっきり動けない感じにみえました。

南京玉すだれ / 「掘割」の和船体験


龍伝説「雨を降らせた竜」 / 「猿回し」のみかんちゃん(お姉さんの方)


「お祭り広場」のこいのぼり / 「アクロバットユニットBirthday」の忍者アクロバット

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