サヨコの独り言

興味のあるものを「コンデジ」で撮影しに行ったり、
街で偶然に見かけたものを「スマホ」で撮っています。

《日本美術の名品》 と 《東寺の立体曼荼羅》 -東京国立博物館にて-

2019年05月18日 | 展覧会
5月16日(木)、同窓生8人で先ずは「がんこ上野本店」で寿司定食ランチを食べました。早めに行ったので、待たずに個室でゆっくりと食べられました。

最初に「東京国立博物館」・本館の【美を紡ぐ・日本美術の名品】を観ました。「狩野永徳」の「唐獅子図屏風」・「檜図屏風」は大きくて迫力がありました。また、「奇想の系譜」の一人であり、「円山応挙」の高弟の「長沢芦雪」の「花鳥遊魚図巻」のもふもふした子犬達がとても可愛かったです。「宮内庁三の丸尚蔵館」・「文化庁」・「東京国立博物館」収蔵の皇室の至宝と国宝の名品が勢揃いして見応えがありました。

次に「東京国立博物館」・平成館の【 国宝・東寺-空海と仏像曼荼羅-】を観に行きました。40分待ちで行列が出来ていましたが、中はゆっくりと観る事が出来ました。「東寺」は「真言宗」の総本山で「空海」が「嵯峨天皇」より下賜されました。「密教」は「ヒンドゥー教」の影響を受けて誕生し、中国を経て「空海」によって日本に伝えられました。「空海」は仏の世界を目で見て直感的に理解出来る様に絵を使って表現した「曼荼羅」を作りました。更に、講堂には21体の仏像を並べた「立体曼荼羅」が「空海」の構想で作られました(開眼は没後)。この内の15体の仏像が今回展示されました。

仏は人々を救う働きによって「五智如来」、「五菩薩」、「五大明王」、「四天王・梵天・帝釈天」と大きく4つのグループに分かれます。多くの仏像の中で「降三世明王立像」を見た時に衝撃を受けました。男女の人間を踏んでいる様に見えたのです。説明によると、踏み付けていたのは「ヒンドゥー教」の最高神「シヴァ神」とその妻「パールヴァティ」で、慢心を戒めて改宗させたとの事でした。そして、「シヴァ神」は改宗後は「大自在天」となりました。「降三世明王」の名は過去・現在・未来の3つの世界を収めた神である「シヴァ神」を下した明王と言う意味だそうです。「帝釈天騎象像」のみ撮影可能となっていました。

※ 気になったので、18日に「成田山新勝寺」の「平和大塔」・明王殿に「降三世明王立像」を確認しに行きました。足元が見え難かったので、今まで気が付きませんでしたが、確かに「シヴァ神」とその妻を踏み付けていました。

(上段)唐獅子図屏風<左隻は狩野常信筆> / (中段右)檜図屏風 / (下段左)花鳥遊魚図巻・部分


15体の立体曼荼羅 <「降三世明王」は右下> / 両界曼荼羅図・空海直筆の書状など


帝釈天騎象像
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《春の花便り・野鳥》 -まとめ-

2019年05月12日 | 動植物
藤棚の「藤」の花は華やかでとても美しいです。でも、森の中で咲く野生の「藤」の花は、紫色が緑に映え、慎ましくて風情がありました。

「スズラン」は4月23日には3分咲きでしたが、5月2日に満開になりました。

「ミニ胡蝶蘭」は数日前に息子夫婦から「母の日」のプレゼントとして送られて来た物です。尚、「ヒヤシンス」は昨年と同じ3月22日に満開になりました。今回は咲き終わった後、実が出来ない様にちゃんと「花がら」を摘みました。

「キジバト」が菜の花を抜いた後の畑で盛んについばんでいました。きっと種とか餌になる物が沢山あるのでしょうね。尚、池のカモ達は皆いなくなっていました。

野生の藤の花 / スズラン / ミニ胡蝶蘭


「浮御堂」の屋根の上のドバト(カワラバト) / 菜の花畑の跡にいたキジバト


玄関の前の電線に止っていたツバメ <羽繕いをしていました>
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《 フクロウ 》の巣立ち

2019年05月10日 | 動植物

そろそろ「フクロウ」(梟)が巣立つ頃だと探鳥を続けている方に教えていただきました。天気が良かったので確かめに行きました。7、8人のカメラマンが並んでいたので、傍まで行ってみたら、4日程前に巣立ったとの事。木がちょうど枝分かれしている所にちょこんと収まっていました。巣箱から其処までよじ登って行ったそうです。私が行った時は起きていましたが、その後しばらくして寝てしまいました。目が覚めてから、更に上の方によじ登って行きました。

「フクロウ」の雛は2羽生まれたとの事。巣立ちの日には大勢の人が来ていたそうです。親鳥は驚かなかったのでしょうか?巣立つ前に2羽が巣箱から一緒に顔を出している写真を見せていただきましたが、とても可愛かったです。親鳥は道を隔てた森の中からジッと動かずに雛を見守っていました。もう1羽の雛は既に親鳥のいる森の方に移動して行っているそうです。

私が見ていた1羽も少しずつ上によじ登って行きました。時々、羽を広げて隣の枝に飛び移ったりしていました。私が帰ろうとした頃、遂に親鳥のいる森の木まで飛んで行きました。そして、雛2羽で 互いに<ピュー・ピュー> と呼び合って鳴いていました。「ごゆっくりさん」、頑張ったね。飛べる様になって良かったね。

「フクロウ」は日本では語呂合わせで<不苦労>や<福籠>などの漢字が当てられ、縁起が良いとされています。また、<森の物知り博士>や<森の哲学者>などと呼ばれて親しまれています。私は「フクロウ」のグッズを幾つか持っています。

親鳥は瞑想する哲学者の様です / 木の上から雛を見守っています
 

フワフワしていて可愛いです / 寝てしまいました / 最後はうつ伏せに


よじ登りながら「ひょこりはん」 / 時々天使の様な羽を広げて / 西日が当たっています

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《御朱印》 -令和元年5月1日(即位の日)-

2019年05月01日 | その他

今日から「令和」、大安です。新しい時代の幕開けで2度目の元旦が来たみたいな感じです。改元後の最初の日の出を見ようと早起きしましたが、あいにくの雨でした。諦めて2度寝しました。気を取り直して、昼食後に改元後の参拝と御朱印を戴きに行きました。「令和」の時代が平和で災害の無い時代になる事を祈っています。

最初に《埴生神社》に行きました。「埴生神社」は創建年代は不詳ですが、この辺りは埴生郡(はぶごおり)と言われ、土師器(はじき)を作って集落を構えていたそうです。その土師部(はしべ)一族が祖神、氏神である「埴山姫之命」(はにやまひめのみこと)を祀り、祭祀を執り行ったのが始まりと伝えられています。7月の海の日の前の土・日には「朝顔ほおづき市」が行なわれます。5月の月替わり朱印は、鯉のぼりと菖蒲となっています(右下)。1日・15日のみ金色の文字になっているそうです。この日は混んでいたので、御朱印帳への記帳ではなく、紙での手渡しとなっていました。

次に歩いて《成田山新勝寺》に行きました。成田山の御朱印は6種類あります。最初に「平和大塔」に行き、梵字の御朱印を戴きました。行列が出来ていて約30分待ちでした。中に入ると≪スタンプラリーではありません。必ず御本尊を詣でて下さい≫と言う意味の事が書かれていました。納得です。昨年の「祇園祭」の時以来久しぶりに2階の「明王殿」を参拝しました。「大本堂」にも行きました。度々立ち寄って参拝もしていましたが、御朱印を戴いたのは今回が2回目です。文字は書く人によって書体がぜんぜん違う事が分かりました(前回の時は行書でした)。令和元年12月末日までは右上に【奉祝 天皇陛下御即位】の特別朱印が入ります。

埴生神社 / 成田山新勝寺・大本堂


埴生神社の御朱印<鯉のぼりと菖蒲の印> / 平和大塔の御朱印 / 大本堂の御朱印
    

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