15年ぶりの火星の大接近です。今回の地球との距離は5759万kmで、前回の2003年の時は5576万kmでした。実は火星と地球の接近は約2年2カ月に1回起きています。しかし、地球は太陽の周りをほぼ真円の軌道で回っているのに対し、火星は楕円軌道なので、毎回近付く距離が違います。15~17年毎に最も接近するのだそうです。次は2035年9月になります。
今日は天気も良く、土星・木星や他の星も良く見えました。南東の方向にオレンジ色の目立つ星があったので、すぐに判りました。約-2.8等級の明るさで、金星に次ぐ明るさになるそうです。20時30分頃にコンパクトデジタルカメラで撮りました。9月初旬頃までは約-2等級の明るさで、肉眼でも良くみえるそうです。
【追記】
8月4日の21時30分頃に土星と木星も撮ってみました。画面に入りきらなかったので2枚に分けました。
火星
左から火星と土星(南東から南) / 木星(南西)
高校の同窓生5人で京王新線の初台駅にて待ち合わせをしました。京王新線を利用するのは始めてだったので、パソコンで新宿駅の構内図を確認しました。「東京オペラシティ」までは初台駅の東口から直結だったので、外に出なくて済みました。
《東京オペラシティ》のコンサートホールで11:45~12:30に無料の「ランチタイムコンサート」がありました。今日の「ヴィジュアル・オルガンコンサート169」はスペイン出身の「アナ・ベレン・ガルシア」さんによるパイプオルガンの演奏。シューボックス型のホールはとても響きが良く、荘厳な音に包まれました。また、ストップレバーの操作や足鍵盤・指の動きなど、普段は見られないパイプオルガンの演奏の様子が、舞台上のスクリーンでリアルタイムに観る事が出来ました。観ても楽しむ事の出来る、一味違うオルガンコンサートでした。
食事は先日下見をした野村ビルに行く予定でしたが、「東京オペラシティ」の中で済ます事にしました。53階の「下高井戸旭鮨総本店」でランチメニューを食べました。10貫でシジミの味噌汁と茶碗蒸しが付いて税込み1500円はお手頃な価格でした。最初に出てきた茶碗蒸しは菊の花を模した可愛い容器に入っていました。秘伝の煮つめを使った穴子の寿司や他のネタもとても美味しかったです。偶然入ったお店でしたが、個室でゆっくりとお喋りを楽しむ事が出来ました。
今回のプランを提案したN君が外に出ないで済むルートを考えて、初台駅から乃木坂駅に行きました。外に出たのは乃木坂駅から「国立新美術館」の入口までの数10mだけでした。猛暑の中、助かりました。《ルーヴル美術館展》は人は人をどう表現してきたかと言う「肖像芸術」にテーマを絞ったユニークな展示でした。人の似姿である肖像が古代より様々な方法や目的で表現されていました。
【アルコレ橋のボナパルト】は皇帝になる前のナポレオンの肖像で、本人も一番気に入っていたそうです。通称【美しきナーニ】と呼ばれている肖像は誰を描いたのか不明だそうですが、不思議な雰囲気の絵です。目線が合うか合わないかで【モナリザの微笑み】と比較されています。【棺に由来するマスク】はおよそ3400年前にエジプトで出土した物で、亡くなった人の顔ではなく、理想の顔を表現したものだそうです。【性格表現の頭像】は心の病に悩んでいた作者が「しかめっ面」を作品にする事で病を克服しようとしたものだそうです。とてもインパクトがありました。
※ 「下高井戸旭鮨総本店」のランチの画像はY子さんから提供された物を基に作成しました。
「下高井戸旭鮨総本店」のランチ
アルコレ橋のボナパルト / 美しきナーニ
棺に由来するマスク(上段左) / 性格表現の頭像(下段中)
7月8日(日)、《成田祇園祭》は今日が最終日になります。宗教行事としての「成田祇園会」は毎年7日・8日・9日となっているので、「奥之院」の特別開扉などは9日まであります。祭礼行事としての《成田祇園祭》は昔は同じ日に行なっていました。今みたいな日程になったのは2001年(平成13年)からで、《成田祇園祭》は「成田祇園会」期間に直近の金・土・日と決まりました。そこで今年は《成田祇園祭》は6日・7日・8日となりました。
13時から総引きが始まるので、先日食事をした「近江屋」さんの近くで見る事にしました。6日とは違って見物の人も多く賑わっていました。最初に当番町の「花崎町」の山車が来ました。山車・屋台の綱も目一杯伸ばして大勢で引いていました。2列で100m以上はありそうです。手古舞は昔は芸者さんや大人の女性がやっていたそうですが、今は小学生の子ども達がやっています。この日の為に髪を伸ばしたのでしょうか、とても可愛いかったです。《成田祇園祭》の御祝儀の渡し方がとてもユニークです。2階の窓から竹竿の先に付けて渡します。すると、山車・屋台からは御礼として粗品を貰えるそうです。最後の「東町」の屋台が来るまで1時間30分位掛かりました。
大本堂前の広場に10台の山車・屋台が戻って来て、16時30分頃から「御輿還御式」が始まりました。法螺の音と共に僧侶が揃いました。最後に貫首の「橋本照稔大僧正」がお見えになりました。91歳になるそうです。式が終了後、山車・屋台競演(総踊り)が始まりました。その後、「花崎町」の山車から順次、大本堂(不動明王)に一礼をしてから各町内や参道へと繰り出して行きました。最後に「成田山」の山車を見送ったのは17時30分頃でした。帰りの表参道は山車・屋台の巡行と人混みでとても混雑していました。駅に着くのに1時間位掛かってしまいました。裏道から帰れば良かった・・・。巡行は21時30分頃まで続いていたみたいです。
「田町」の皆様 / 「上町」の屋台は日本航空(手前)と成田国際高校の皆様が応援
「手古舞」の子ども達 / 「花崎町」の山車に御祝儀 / 「成田山」の山車にも御祝儀
「御輿」還御 / 貫首による御祈り / 「花崎町」の山車
「田町」の山車 / 「東町」の屋台 / 「囲護台」の山車
「本町」の山車 / 「仲之町」の山車 / 「土屋」の山車
「上町」の屋台 / 「幸町」の山車 / 「成田山」の山車
7月6日(金)、梅雨が明けたと言うのに、今日は梅雨前線の影響でほぼ全国的に雨が降っていました。西日本では大雨警報が出ています。前から予定していたので、高校の同窓生6人で「京成成田駅」にて待ち合わせて《成田祇園祭》に行きました。まずは鰻屋さんで腹ごしらえ。表参道にある「近江屋」さんには初めて行きましたが、明るい女将さんが出迎えてくれました。まだ時間が早かったので食事の後、雨が小降りになるのを待ちました。12時30分頃、「成田開運きっぷ」の御土産を頂いてから「大本堂」に向かいました。
立派な「総門」の前で記念写真を撮りました。奥に見えるのは「仁王門」」です。雨が降っていたので、「大本堂」の上から観る事にしました。どの山車・屋台も雨避けで囲って完全武装していました。御人形が見られないのが残念でした。「大日如来」を御尊体とした「御輿」が広場に入って来て、安全祈願の御祈りが始まりました。雨が降っていたので音声のみでした。各山車・屋台の若者頭10人による鏡開き・乾杯の後、山車・屋台競演(総踊り)が行なわれました。そして巡行の為、山車・屋台が各町内や参道へと繰り出して行きました。平日で雨が降っていたので、例年より山車・屋台の引き手と見物の人がかなり少なかった様な気がします。
山車・屋台を見送った後、「大本堂」の中に入ってみました。皆、大きさと荘厳さに感嘆していました。その後、「光明堂」に「朱雀天皇」より授けられたと言う「天国宝剣」のお加持を受けに行きました。初めての経験だったので、頭・肩・背中に受けた宝剣のズシッとした感触が衝撃的でした。不動明王像・大日如来像・愛染明王像が奉安されています。「奥之院」にも行って来ました。開扉されている洞窟内に入ると大日如来像が奉安されていて、ロウソクに照らされ幻想的な感じでした。
最後に薬師如来・日光菩薩・月光菩薩・十二神将が奉安されている「醫王殿」、不動明王と四大明王が奉安されている「平和大塔」に行きました。帰り道、「なごみの米屋」でショッピングをして解散しました。
※ 「近江屋」さんの鰻重の画像はY子さんから提供された物を基に作成しました。
「近江屋」さんの鰻重 / 「総門」の前にて
山車・屋台も雨避けで完全武装 / 「大日如来」を御尊体とした「御輿」
若者頭10人による鏡開き / 乾杯
山車・屋台競演(総踊り) / 山車・屋台が各町内や参道へ