サヨコの独り言

興味のあるものを「コンデジ」で撮影しに行ったり、
街で偶然に見かけたものを「スマホ」で撮っています。

《提灯行列》 -成田山新勝寺にて-

2018年04月27日 | イベント

4月27日(金)、「成田山開基1080年祭記念大開帳」「成田国際空港開港40周年」を祝い、祝賀市民大提灯行列が行われました。成田国際空港がちょうど40周年になるのを改めて認識しました。17時30分に先着2500人に提灯が配布され、18時に行列がスタートの予定になっていました。

15時頃に着いて時間があったので、成田山の中を散歩しました。「藤」の花はもう枯れていましたが、「釈迦堂」(重要文化財)前のツツジはまだ咲いていました。遅咲きなのでしょうか?公園の中のツツジや池の周りのツツジも咲いていました。

大本堂前には高さ13mの「大塔婆」が準備されていました。これは御本尊の手と結ばれた手綱に触れる事により、直接触れるのと同じ御利益があるという物です。御本尊の手に結ばれた手綱が大本堂の軒先から「大塔婆」まで繋がり、ここから5色の布が垂れ下がっていました。この布を手にとって御参りする事になります。4月28日(土)~5月28日(月)までの大開帳の間設置されています。また、大開帳の間は「光明堂」(重要文化財)の後方にある「奥の院」も特別に開帳されます。

表参道入口付近から予定通り行列がスタートしました。成田市長・成田市役所の関係の方々を先頭に、日本航空・全日空の方々、一般の人々が続きました。途中から「囲護台三和会」など3台の山車が合流し、「成田山新勝寺大本堂」まで歩きました。画像の提灯は私が持っている物で、先の方に見えているのは「仁王門」(重要文化財)です。大本堂に近付く頃には暗くなって来て、提灯の灯りに照らされた光景は幻想的でした。参道の途中の鰻屋さんの2階に「こいのぼり」ならぬ「うなぎのぼり」が下がっていたので思わずパチリ。

大本堂に皆が到着後、セレモニーが行なわれました。そして、最後に花火が打ち上げられました。三重塔が花火の光に浮かび上がる様子はまさしく幽玄の世界でした。

釈迦堂前のツツジ / 公園内のツツジ / 池の周りのツツジ


大本堂前の高さ13mの「大塔婆」 / 三重塔(重要文化財)


提灯行列がスタート / うなぎのぼり?


囲護台三和会の山車 / 提灯の先に「仁王門」が見えます / 最後に花火が

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《生誕150年「横山大観展」》 -国立近代美術館にて-

2018年04月24日 | 展覧会

「横山大観」と言えば富士山の絵が有名ですが、【群青富士】(六曲一双屏風)の展示期間が5月6日までとの事なので、ゴールデンウイークを避ける為に急いで24日(火)に行って来ました。【群青富士】は金泥の下地の上に描かれた森林の緑青(近景)、富士の群青(遠景)、残雪と雲海の白と3色だけのシンプルで大らかな作品です。白の絵具から金泥が透けてフワフワに見える雲海の感じとか、群青の富士と残雪とのシャープで力強い輪郭は実物でしか味わえないものでした。

【生々流転】は水の一生を表した作品で、1日の時間・1年の季節にもなぞらえていて、最後に行くと前に戻ると言う「無限のループ」になっています。40m以上にも及ぶ日本一長い画巻は圧巻でした。大胆に描かれた全体のタッチと比べ、人や動物・家は繊細に描かれていました。【彗星】は1912年の作品で1910年に接近した「ハレー彗星」を描いた水墨画です。シンプルですが発想がユニークで面白い作品だと思いました。「ハレー彗星」を実際に見たのか気になりました。100%「横山大観」の作品で見応えのある展覧会でした。

14時からボランティアガイドにより、所蔵作品を対話を交えながら鑑賞するギャラリートークがありました。この日のテーマは「点」でした。1作品目は「船田玉樹」の【花の夕】でした。「円いのは何の花なのか」から始まり、「真ん中の茶色の円は何か」など侃々諤々。実物より写真に撮ったほうが綺麗でした。他には「瑛九」の点描風の作品【田園】や、「リー・ウファン」の白い紙に点を描いただけの様の見える【海と島】に付いて語り合いました。対話形式のギャラリートークは初めての体験でした。

歩いて5分程の所にある「国立近代美術館工芸館」にも行きました。ここには初めて行きましが、この建物は「旧近衛師団司令部庁舎」を保存活用したものだそうです。ちょうど《工芸館開館40周年記念・名工の明治展》をやっていました。「浜田庄司」の【青釉十字文大鉢】や「三代德田八十吉」の【燿彩鉢 創生】など貴重な作品が沢山ありました。「鈴木長吉」の【十二の鷹】は修復後初のお披露目だそうです。全部で12作品。本物と見紛うリアルな表現には感嘆しました。「鈴木長吉」はこの作品の為に実際に鷹を飼って、写生を繰り返していたというから納得です。明治の匠の技に触れる事が出来ました。

「船田玉樹」の「花の夕」 / 「リー・ウファン」の「海と島」  

国立近代美術館工芸館 / 「浜田庄司」の「青釉十字文大鉢」


「鈴木長吉」の「十二の鷹」の一部

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《成田山で御練りと奉納演武》 市川海老蔵丈と勸玄君が参加!

2018年04月20日 | イベント

20日(金)、「成田山開基1080年記念大開帳」(平成30年4月28日~5月28日)の記念行事として《 成田屋十一代目市川海老蔵丈奉祝参拝 》がありました。13時に表参道から大本堂までの「御練り」が始まりました。大本堂にて歓迎式・御護摩参拝の後、18時から正面特設舞台で「奉納演武」が行なわれました。

表参道では、あちこちで「くす玉」や紙吹雪が舞う中、「海老蔵」さんと「勸玄」君が「御練り」をしました。お母様の「希実子」さんも一緒にいらっしゃいました。「海老蔵」さんが通ると <成田屋~!> と声が掛かりました。 <勸玄君~!> の声も。「総門」前では「海老蔵」さんと「勸玄」君による「くす玉割り」が行なわれました。

大本堂前の歓迎式では「海老蔵」さんの挨拶の後、「勸玄」君も挨拶をしました。【堀越勸玄です。歌舞伎の道に進みたいと思います。よろしくお願いいたします】とハッキリと宣言していました。自覚が芽生えて来たのでしょうか?初お目見えの時は、【王子様になりたい】と言っていたそうです。何て健気で可愛いいのでしょう!応援したくなりました。それにしても「仁王門」を通る急な階段は草履を履きながら上って行くのは大変だったと思います。大人でも大変なのに偉いなと思いました。

大本堂の正面特設舞台では「海老蔵」さんと「大谷廣松」さんによる「連獅子」が奉納されました。向かって右が「海老蔵」さんです。迫力のある「毛振り」でした。「海老蔵」さんの首は大丈夫なのでしょうか? 記念大開帳は10年毎に行なわれるので、次回は親子での演武が観られるのが楽しみです。

「うなりくん」も隈取をして「歌舞伎うなりくん」として参加していました。また、「神戸モンキーズ劇場」のお猿さんも表参道の一角で芸を披露していました。お猿さんの名前は「サスケ」君と言います。「総門」の横の「藤」の花が見ごろでした。ここの「藤」は白ですが、公園の中には紫の「藤」もあるそうです。

※ 余談ですが、表参道の商店の皆様が紙吹雪の掃除で大変そうでした。紙吹雪の準備から後片付けまでお疲れ様でした。

米屋さんの前にて / 「総門」前のくす玉 / 勸玄君の挨拶


「奉納演武」は海老蔵さんと大谷廣松さんによる「連獅子」 <右が海老蔵さんです>


歌舞伎うなりくん / 神戸モンキーズ劇場 / 「総門」の横の「藤」の花

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《根津神社》~《水月ホテル鴎外荘 》~《プーシキン美術館展》

2018年04月18日 | 街歩き

高校の同窓生6名で《根津神社》の「ツツジまつり」を観に行って来ました。あいにくの雨でしたが、沢山の人が来ていました。約100種3000株のツツジが植えられているそうです。遅咲きの品種はまだ咲いていませんでしたが、ちょうど見頃でした。雨が降っていたので、色とりどりのツツジと傘の花が咲いていました。品種が多いので長い期間楽しめそうです。

「根津神社」は多くの建物が当時のまま残り、「本殿・弊殿・拝殿」・「唐門」・「西門」・「透塀」・「桜門」などが国指定重要文化財になっています。また、「乙女稲荷神社」の両側には奉納された鳥居が立ち並んでいます。千本もありませんが、美しい眺めでした。「ツツジまつり」の期間のみ本殿の「随身像」2体と「三十六歌仙絵」が拝観できるというので観て来ました。戦災で失われた後、新しく奉納されたものだそうです。拝観した時、本殿の中に沢山の「卍」がある事に気が付きました。本殿の外にも沢山あり、「唐門」にも「卍」がありました。これは神仏習合の名残りだそうです。

《水月ホテル鴎外荘》のレストラン「沙羅の木」で昼食を食べました。「鴎外荘」には「森鴎外」が『舞姫』・『うたかたの記』・『於母影』を執筆した当事に住んでいた旧居が残されています。ここは奥様の実家だった所で3年ほど住んでいたそうです。この界隈には何か所か「森鴎外」の住居跡が残っています。

上野動物園のモノレールの横を通りながら「東京都美術館」に行きました。ここで1名が合流して7名になりました。美術館では《プーシキン美術館展-旅するフランス風景画》が開催されていました。この日はシルバーデーで65歳以上は無料でした。思ったより空いていて並ばずに済みました。この展覧会は風景画に絞り展示したものです。印象派のモネやセザンヌ、ルソーなどお馴染みの作品が沢山ありました。T子さんが招待券を何枚か持っていたので、ついでに「春季二科展」も観て来ました。

※画像の何枚かは雨やレンズに付いた水滴が移りこんでしまっていました(^_^;)

表参道口にて / ツツジ苑の外から観ました / 本殿・弊殿・拝殿


唐門 / 透塀 / 桜門・右 <水戸光圀公がモデルと伝えられている>


乙女稲荷神社 / 千本鳥居 / 唐門 <卍がありました>

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《第30回成田太鼓祭》 -成田山新勝寺にて-

2018年04月15日 | イベント

14日(土)と15日(日)に《第30回成田太鼓祭》がありました。今年は65チームが参加しました。14日、10時に大本堂前に参加の約50チームの打ち手が一堂に会し、「千願華太鼓」が行なわれてスタートしました。残念ながら今回は昼から出かけたので観られませんでした。以前観た時には、その轟きと一斉にバチが振り下ろされる様子は壮観で圧倒されました。

11時~18時30分まで会場内の9か所の特設ステージで各チーム30分ずつで演奏が行なわれました。「銚子はね太鼓保存会」は毎年参加している実力派です。太鼓を2人の打ち手が担ぎ上げ、跳ねながら回って宙を舞う「はね太鼓」が特徴です。「獅子舞」や「まとい太鼓」など多彩な演奏を披露していました。「ネットユニット来夢」はWebで知り合った千葉と茨城の仲間で結成したユニークなチームです「担ぎ樋胴太鼓」だけの編成で動きのあるパフォーマンスを特徴とし、ステージの演奏だけでなく参道でゲリラライブも行なっていました。

「日本航空高校太鼓隊」は山梨県から来た創部39年の伝統のあるチームです。昨年12月にはプロも出場する大会で大会史上初の2連覇を達成しました。高校生チームは全部で14チームありました。

太鼓以外に「王霄峰」(ワン・シャオファン)さんによる二胡の演奏がありました。中国の曲だけでなく【糸】など日本の曲も演奏していました。ワンさんは「梅まつり」など成田山の様々なイベントにゲスト出演しています。また、「神戸モンキーズ劇場」による猿回しもありました。2m位の竹馬に自分で登ってドヤ顔していたのが可愛かったです。「後藤だんご」の前で「うなりくん」を見かけました。直ぐに子ども達に囲まれていました。

17時から大本堂前特設ステージで「成田山千年夜舞台」が行なわれました。かがり火に照らされ、幽玄な雰囲気に包まれていました。指定券を持っていなかったので、脇からの観賞となりました。◆「凧ジュニアチーム」 ◆千葉県立八千代高校「鼓組」 ◆太鼓芸能集団「鼓童」の3チームが出演しました。

帰る頃には表参道の店先にロウソクが灯され、太鼓の響きから一転して幻想的で静かな雰囲気に包まれていました。

15日は私は行きませんでしたが、雨と風の為に「千願華太鼓」と「太鼓パレード」は中止になり、ステージは屋内2か所で縮小しての開催となりました。

「銚子はね太鼓保存会」の皆様の「はね太鼓」 <女の子も跳ねています>


「銚子はね太鼓保存会」の皆様の「獅子舞」と「まとい太鼓」


「ネットユニット来夢」の皆様のステージ演奏とゲリラライブ


「日本航空高校太鼓隊」 / 「後藤だんご」の前の「うなりくん」


千葉県立八千代高校「鼓組」 / 太鼓芸能集団「鼓童」


「王霄峰」さんによる二胡の演奏 / 神戸モンキーズ劇場 / 店先のロウソク

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《 ボタンとスズランが咲きました! 》 -今年はとても早い-

2018年04月15日 | 動植物

「ボタン」(牡丹)は13日にほぼ満開になりました。25年位前に小学校のバザーで買った物です。2014年の大雪の時、隣の家の屋根からの落雪により花芽の付いた枝が殆ど折れてしまいました。その年は1輪しか咲きませんでした。その後、道路側に植え替えてから毎年少しずつ花の数が増えていきました。今年は蕾も含めて20輪ほどになりました。日当たりが良い上に、土も合ったのかもしれません。

「スズラン」(鈴蘭)は15日の様子です。まだ7分咲き位です。これは20年位前に1株を人から頂きました。今では群生していますが、これほど殖えるとは思いませんでした。この画像は全体の一部で満開に近い所を撮りました。まだ蕾もたくさん在ります。

両方とも何時もは4月下旬から5月頃に咲いていた様な気がしますが、今年はとても早いです。今年の冬の暖かさは異常でした。いろいろな花が前倒しに咲いています。



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《成田山花まつり》 -成田山新勝寺にて-

2018年04月08日 | イベント

お釈迦さまの誕生を御祝いする「花まつり」のパレードと祝賀会が成田山新勝寺の表参道と本堂前で行なわれました。ボーイスカウトを先頭に成田高校ダンスドリル部⇒同校付属中学校バトン部⇒成田高校・同校付属中学校音楽部⇒「誕生仏」を乗せた白い象の花車⇒成田山雅楽部⇒成田山僧侶・お練り導師など約250人が表参道を大本堂までパレードしました。ちょうど日曜日だったので、多くの人が見物に来ていました。

大本堂前の祝賀会では「誕生仏」に甘茶をそそぐ「潅仏会」(かんぶつえ)が各団体の代表によって行なわれました。最後に成田高校・同校付属中学校音楽部による演奏、同校付属中学校バトン部による演技、成田高校ダンスドリル部による演技が披露され花を添えました。若い人が一所懸命やっている姿を見ると何時も感動して、応援したくなってしまいます。年のせいなのでしょうか!?

その後、「釈迦堂」前に「花車」が納められました。傍に「花御堂」が設置されていて、お釈迦様の「誕生仏」に甘茶をそそぎ、御祝いが出来る様になっていました。貼り紙があったので、私も作法に従って甘茶をそそぎました。「誕生仏」はお釈迦様が生まれた時、天と地を指さして「天にも地にもわれひとり」とおっしゃった様子を表わしているそうです。これは誰もが唯一の尊い存在であると、生命の大切さを教えたものです。

ついでに成田山公園を散策しました。桜はすっかり散ってしまい、新緑に色取られていました。唯一咲いていたのは「八重紅枝垂桜」と「鬱金(ウコン)の桜」の2本だけでした。「八重紅枝垂桜」は何時もは「花まつり」の頃に満開になり、濃いピンクの花を咲かせて華やかでした。今年は予想外の暖かさの為に、葉が出て色も褪せてしまっていました。「鬱金の桜」は今年初めて植えてある事に気が付きましたが、平成10年に記念植樹されていたみたいです。花弁に葉緑体が含まれているそうですが、緑というよりは黄色でした。でも、珍しい花である事には変わりません。「桜」が満開の時に成田山に行けませんでしたが、3月25日に「倉本聰」さんの講演会の帰りに散策した時の写真を載せました(3~5分咲きでした)。

ボーイスカウト / ダンスドリル部・バトン部 / 音楽部の皆様


「誕生仏」を乗せた白い象の花車 / 成田山雅楽部 / 成田山僧侶・お練り導師の皆様


音楽部の演奏 / バトン部の演技 / ダンスドリル部の演技


「誕生仏」を乗せた白い象の花車 / 「花御堂」の「誕生仏」  
 
  

池の桜は散っていました<4月8日> / 3~5分咲きでした<3月25日> 


八重紅枝垂桜 <少し葉が出ていました> / 鬱金(ウコン)の桜

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