サヨコの独り言

興味のあるものを「コンデジ」で撮影しに行ったり、
街で偶然に見かけたものを「スマホ」で撮っています。

《 中秋の名月 》 -まん丸のお月様・都内某所にて-

2023年09月29日 | その他

9月29日(金)は昨年に引き続き、満月での《中秋の名月》となりました(満月の瞬間は18時58分)。《中秋の名月》とは、旧暦の8月15日の夜に見える月のこと。《中秋の名月》は旧暦の日付(新月からの日数)で決まりますが、満月は太陽・地球・月の位置関係で決まります。月の公転軌道が楕円形であり、新月(朔)から満月(望)までにかかる日数が13.9日から15.6日と大きく変化します。したがって、《中秋の名月》と満月の日付がずれる事が起こります。

2021年から2023年までは、3年連続で満月のタイミングで《中秋の名月》を迎えました。次は2030年9月12日になるそうです。尚、今日は「月の出」は17時31分「日の入」は17時29分とほぼ同時でした。天気が良ければ、「夕焼け」から《中秋の名月》と同時に見られたのに残念です。

雲が出ていましたが、期待をして見に行きました。28日には東京都心の30度以上の「真夏日」の日数が90回目となり、過去最多を更新してしまいました。因みに35度以上の「猛暑日」の日数は8月29日に22回目となり過去最多だったそうです。29日も昼間は暑かったのですが、夕方は爽やかな風が吹き、涼しくて気持ちの良い「お月見」が出来ました。最初は雲に隠れて見えにくかったのですが、「月の出」から30分頃にオレンジ色に輝く美しい月が見られました。その後、また雲の中に・・・。

雲の間から見えて来ました <17時49分頃>   半分以上見えて来ました <17時52分頃>

大部分が見えて来ました <17時53分頃>   オレンジ色に輝いていました <18時02分頃>

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《 夏の花便り 》 -7月~8月-

2023年09月25日 | 動植物

「暑さ寒さも彼岸まで・・・」と言いますが、最近は朝晩が涼しくなって来ました。まだ暑い日もあるみたいなので油断は出来ませんが・・・。今年は20日(水)の時点で、東京都心の30度以上の「真夏日」の日数は88回目になったそうです。これは過去最多記録になるとのこと。本当に暑い夏でした。あまり外出しなかったので、花の写真は殆ど撮りませんでしたが、「夏の花」をまとめました。

「ネムノキ」(合歓の木)は近所の家のフェンスの近くに咲いていました。高い所で葉に隠れて咲いていたので見え難かったです。触ると壊れてしまいそうな可憐な花です。夕方になると葉が合わさって閉じ(就眠運動)、眠るように見えることからこの名に。

「成田山新勝寺」の「総門」の横の「藤棚」から大きな実がぶら下がっていてインパクトがありました。初めて見たのでビックリ。豆科だそうなので納得です。

「サルスベリ」(百日紅・猿滑)は街路樹として植えられている所もあるので、夏にはあちこちで見られました。「約100日間花を咲かせる」のが名前の由来。夏から秋まで咲き続けるので、もう暫く楽しめそうです。

「コブシ」の実は袋に包まれた変わった形をしていました。「ザクロ」の実もなっていました。

花の写真ではありませんが、8月9日に「なごみの米屋」にある「成田生涯学習市民ギャラリー」で開催されていた『第9回 美風会展』から「花の絵」を選びました。

「ネムノキ」の花と蕾 <7月18日・17時40分頃>  /  手前の葉は閉じかけていました

「藤棚」からたくさんの実がぶら下がっていました <8月9日>

「サルスベリ」 <8月29日>

「コブシ」の実 -袋に包まれています- <8月29日>   /   「ザクロ」の実 <8月29日>

【クレマチス】 -咲き終わった後のクルクル巻きも-  /  【さぎそう】 -飛び立つ鷺のよう-

【あじさい】 -「墨田の花火」?-     /     【白い花】 -何の花でしょうか?-

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《 広重忌・一日だけの広重展 》 -東岳寺にて-

2023年09月06日 | 展覧会

9月6日は「広重忌」でした。それに合わせて「東岳寺」で《 一日だけの広重展 》が行なわれていました。「東岳寺」は1633年(寛永10年)に浅草新寺町(現在の台東区松が谷1丁目付近)に開創された寺院です。区画整理にともない、1961年(昭和36年)に現在の足立区伊興本町に移転しました。「竹ノ塚駅」から歩いて10分、尾竹橋通り沿いに面しているので分かり易いです。こじんまりとした寺ですが、池や石橋や灯篭が配されていて落ち着いた雰囲気でした。

「歌川広重」(本名:安藤重右衛門)は1797年(寛政9年)に「定火消同心」の「安藤源右衛門」の子として生まれました。家督を継ぎながら、15歳頃の時に「歌川豊広」に入門し、間もなく画号「広重」を許されました。後に号を「一立斎」・「一游斎」などと名乗っています。1858年(安政5年)に62歳でコレラで亡くなり、「東岳寺」に葬られました。「記念碑」と墓は「東京都指定旧跡」となっています。「記念碑」には辞世の句として【東路へ 筆をのこして 旅の空 西の御国の 名ところを見ん】が刻まれていました。あの世に行っても描き続けたいという事でしょうか? 墓石には「一立齋廣重」と刻まれています。「広重」の名跡は二代目は娘婿が継ぎ、五代目まで続きました。

「広重」の浮世絵は遠近法を取り入れた臨場感ある風景画で、大胆なフォルム・構成力・優れた写実性などが掲げられます。「東海道五十三次」・「木曽街道六十九次」・「名所江戸百景」などの「名所図絵シリーズ」を刊行しました。また、特に印象派には多大な影響を与え、「モネ」は「ジヴェールニー」の邸宅に太鼓橋を作って悦に入っていたようです。今展は晩年の大作である「名所江戸百景」からの作品です。「足立区立郷土博物館」の所蔵で、「アダチ版画」が複製制作したものです。

【真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図】の「真先稲荷」(現在の荒川区南千住)は「隅田川」の景観も伴って江戸名所の一つとなっていました。境内には茶店や料理屋が並び、その中でも有名な「甲子屋」の二階からの眺めであると言われています。 丸窓を遮断している白い障子と暗い室内のコントラストが巧みです。そして室内の椿の花と窓外の梅の花を対比することで、この大胆な構図を粋で酒落たものにしています。丸窓から見える景色は対岸の森の中に「水神社」の鳥居が見え、その左手には「木母寺」へ入る「内川」が描かれています。川より先は「関屋の里」、その上方には「筑波山」。季節は椿や梅の咲く頃で、窓外中央に梅の花を配したことで「初午の日」と考えられそうです。

【大はしあたけの夕立】は隅田川ニ架かる「大はし」を、遠景がぼける程に激しい夕立に降られながら渡る人々。西岸から見て描かれています。「大はし」は、日本橋の浜町から深川六間堀の方に架かっていた「新大橋」のこと。東岸には「江戸幕府御座船」の「安宅丸」がかつて繋留されており、船が解体された後も一帯を指して「あたけ」の名が使われていました。オランダの著名な画家「ゴッホ」も、【亀戸梅屋舗】と共にこれを模写しました。

「ジョン・スチュワート・ハッパー」(米国人の浮世絵研究家)は「広重」に魅了されて海外に紹介しました。自ら「廣重ハッパー」と称し、46年間日本に移り住みました。日本文化を世界に広めた功績が認められ、生涯愛した「広重」と同じ「東岳寺」に葬られました。また、元宝塚女優だった「香月弘美」(本名:小笠原弘恵)に捧げる「柳原白蓮」の歌碑がありました。【めになみだ こよひの月の なきものを 香ふさくらか うすあかりせり  白蓮】 「香月弘美」は21歳という若さで舞台で不幸な事故に遭い、この世を去りました。墓地スペースの「小笠原家」の墓に葬られています。川柳で有名な「花屋久次郎」の遺跡もありました。「東岳寺」では毎年2月11日に、「花久忌」という川柳の会が開催されるそうです。

通り沿いに面している門(奥に本堂が見えています)    /    本堂(階段を上がって2階に)

本堂下の1階で展示         /         「歌川広重」の略歴

真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図  /   亀戸梅屋舗  /  水道橋駿河台

大はしあたけの夕立   /   真間の紅葉手古那の社継はし   /   猿わか町よるの景

浅草金龍山     /     深川洲崎十万坪     /     王子装束ゑの木大晦日の狐火

「歌川広重」の記念碑:1924年(大正13年)に建立   /   墓:1958年(昭和33年)に再建

「ジョン・スチュワート・ハッパー」の墓碑  /  「柳原白蓮」の歌碑  /  「花屋久次郎」の遺跡

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《 スーパーブルームーン 》 -都内某所にて-

2023年09月01日 | その他

8月31日(木)は、月が1年で最も大きく見える「スーパームーン」でした。更に、同じ月で2回目の満月となる「ブルームーン」(稀で珍しい為、この呼び名に)が重なる《 スーパーブルームーン 》の日でした。前回の《 スーパーブルームーン 》は2009年12月だったので13年ぶり、次回は6年後の2029年3月30日だそうです。

「月の出」(地平線から出る時刻)は18時35分。雲が出ていたので見えるか心配でしたが、滅多にない出来事なので、取り敢えず東側が良く見える場所に行きました。18時52分頃に建物の屋根の上から見えて来ました。屋上の給水塔とアンテナの上を通り過ぎる頃から、雲が切れて来たのでハッキリと見えました。

9月1日(金)は雲の無い良い天気だったので、久しぶりに「富士山」を見に行きました。何とか見る事が出来ましたが、あいにく霞んでいました。でも、夏に「富士山」が見られたのは稀で珍しい事です。

最近の空は「入道雲」に覆われている事が多かったです。8月29日(火)、久しぶりに「すじ雲」が出ていました。風が吹いていたので、涼しくて爽やかでした。そろそろ秋も近いのでしょうか?<千葉県にて>

<18時52分頃>   /   <19時01分頃>   /   <19時05分頃>

9月1日(金)、18時23分頃   -日の入り時刻:18時06分-

【おまけの画像】 オーガンジーのような「すじ雲」  8月29日(火)、17時28分頃

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