店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

一体何が・・・

2006-01-26 00:30:01 | Weblog
 とある20年ほど前の知り合いが、詐欺で逮捕されたもよう。
 しかも2回も。
 もうすでにだいぶ前の事件なのだが、今頃になって知ったおいらは驚いた。
 他の知人も、この件に関して何も言ってこないところをみると、彼と疎遠になっているとはいえ、このことを何も知らないのだろうか。
 同性同名の別人であって欲しい。
(本当に別人だったら大変失礼・・・すいませんが)
 しかし、調べるうちにますます本人じゃねえのかって疑惑が深まっていく。
(おいらの勘違いだったら本当にごめん)
 もし本人だとしたら、歳月の中で何が彼をそうさせたのか。
 おいらはやじ馬な性格なので、ついこの「何が」というのがとても気になってしまう。「人間は変わるもの」と流してしまえないで心のどこかにひっかかる。
 人間が心の襞の中にためこんだものが、とても気になるのだ。
 それはおいらがものを書く人間だからかもしれない。
 それとも単にやじ馬なだけなのかもしれない。
 まあ、その「何が」をおいらが知ったとて、なんの得にもならないんだが。

 そしておいら的にはこれも、歳月の残酷さを感じる事件だ。
 人が老いてシワが増え、髪の毛が薄くなり、容貌が衰えていくのと同じように歳月は人間の心まで蝕んでいくものだから。
 かく言うおいらも歳月に心を蝕まれていないとは言えないしね。
 学生時代のこととなると急に純粋ぶって「あのころのキミはどうしたんだ」なんて言うつもりもないけれど・・・。
 でも被害者のことを考えると一言言いたくなる。
 「どうせ名をあげるなら、他人のモノをかすめるんじゃなくて、もちっと別のほうに頭使えよ」
 確かに騙されるほうにもスキがあるんだろうよ。
 でもって、騙した結果得るものが「金」かい・・・こんなことを書いてるとえんえん虚しい「詐欺論」になってしまいそうだからやめておく。
 これも自分が年を取って、もう二度と昔には戻れないということをまたもや神様に(神様ってこの言い方、あんまし好きじゃないけど、他にいい文句が浮ばない)突きつけられただけなのかもしれない。
 突きつけられて、おいらはまた昨日も鬱になった。
 
 

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2 コメント

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Unknown (右京 りん)
2006-01-27 21:32:50
それは大変そうだね。

自分の周りには知ってる限りそんな感じになったとはないけど、なんか自分もしっかりしないといけないな、と最近思った。
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Unknown (さがみや)
2006-01-27 23:31:48
 まだうきりんさんは若いし、そんなに年月がたって疎遠になったオトモダチもいないだろうからそれほど心配はしなくていいと思います。

 (この当事者も、学校関係のヒトを騙したワケではないようですし)

 でもおいらは思うのです。

「彼が何をしたかったか」

 それが金・・・しかも自分の満足のため、というなら、ちょっと虚しいですね。

 

  
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