店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

店主温泉に行く⑨

2009-11-30 09:01:25 | 温泉
 「てめー、休みになると温泉ばっか行ってんじゃねえよ」
 という突っこみがきこえてきそうだが、それでも行く。
 今回は郊外・市のすぐ近くにできた「鶴の湯」である。
 ここは温泉つきビジネスホテルで、市内でビジネスの方、郊外でレジャーの方のどちらも利用しやすい交通アクセスの良さのせいで、日曜日は県外からの車がけっこう来ている。
 料金は風呂だけで¥360で、家族風呂は¥2500
 一般の風呂が何故安いのかというと、シャンプー・石鹸類は置かず各自持参だからだそうだ。
 道具さえ持って来れば入浴料は近辺で一番安いし、設備はできたばかりでキレイなので、かなり混雑している。
 露天は、普通の露天風呂の他にヒノキ風呂、洞窟風呂、壷風呂(3台)、釜風呂、水風呂、屋根付露天など種類が多く、サウナの水風呂も深くてゆったり入れるので、設備的にはいいほうだ。
 ただ、ジャグジーとかの泡が弱く、足をマッサージしながら入りたいおいらにはちとそれだけが不満である。
 さて、これだけ安いので土日は家族連れが多く、露天も壷風呂はいつもいっぱい、なんか落ち着かない雰囲気なので、カップルやゆっくり疲労回復したい方には土日はオススメできない。
 平日のすいている時間に行くのがいいかも。 


モスラ

2009-11-28 15:42:55 | Weblog
 東宝DVDシリーズの「モスラ」である。
 まあ勧善懲悪モノなのであるが、悪役の末路が他の特撮や後年のシリーズらと比べて割とまっとうに「官憲の裁きを受けた」カンジになっている。
 怪獣に踏み潰されたり、建物ごと破壊されちゃうよりは、はるかに人間的な末路なんじゃないか。
 「いい時代に生きててよかったね」
 と悪役のクラークに言ってやりたい気がする。
 (この、クラークと大使のロリシカ悪役コンビがなかなかいやらしくて楽しいんだけど、他のロリシカ国の皆さんは信心深く善良なのよね)
 
 そうなのだ、これは「反核映画」ならぬ「平和推進映画」なのだ。
 初代ゴジラが反核・反戦映画だとしたら、この「モスラ」は核という武器以前に「国家のエゴ(ロリシカ)」とか「他国の侵略」(インファント島に対する諸国の態度)をやめましょう、そこからみんなが平和になっていくのだ、ということだ。
 全編が平和への祈りを貫いている。
 なんか後期シリーズや平成ゴジラの殺伐さを観たあとに観ると、牧歌的なまでにのどかだが、大きな戦争がやっと終わり、世界のあちこちで紛争がまだゴタゴタと続いていた時代には、平和の使者・小美人があんなにも輝いていたのだ。
 破壊と戦闘のゴジラ映画にゲップが出たら、これを観るべしだ。 

店主温泉に行く⑧

2009-11-28 15:19:56 | 温泉
 今回は、⑥の回でとりあげた「ペルラの湯」に行ってきた。
 例によってバイキングで満腹になったのはいいが、偶数日と奇数日で「山の湯」(前回のところ)と「海の湯」が交替になるので、今回は「海の湯」のほうである。
 露天はオーシャンビューで眼下は青い天草の海なのは、とてもいいんだけど、露天の床面積が広いわりにはその風呂しかなく、寒いから床に寝そべることもできないので、なんか床の広さがもったいないような気がする。
 前回のようなつぼ湯船があればもっといいのに、とか思った。
 さてサウナだが、ここは窓がゆったりと広くて、こちらからは山の景色が楽しめる。思うに「海の湯」は景観本位、山の湯は温泉(リラックス)本位というところか。
 この日はいつものメンバーの中に、ひとりみんなから嫌われているおばさんが混ざっていた。
 温泉に行くメンバーの誰かが、この人に話をしゃべってしまったので、強引にこのおばさんが割り込んできたのだ。
 車中ではえんえん自分の仕事の自慢話と悪口の独演会、しかも他の人に嫌われている自覚がない人なので、
「次は(某所に)新規開店のうどん屋にみんなで行こう」
 と言い出すしまつなので、いいかげんうんざりして黙っていた。
 次はこの人が来ないことを祈る。

店主ヘロヘロかもしんない

2009-11-21 21:56:44 | Weblog
 仕事が忙しいので休みがない。
 でもって今回はいやに疲れる・・・と思ったら、靴の敷き革というかインソールを今まで「水入りインソール」にしていたのを、メーカーのただの発砲の敷き革にしていたせいか、足がなんか重いように疲れる。
 やっぱクッション性のあるものって大切なのかも。
 いっそのこと、段ボールでも敷いておくか。

小ネタでいこう①

2009-11-17 22:31:17 | 珍事件
 どうせこれもシリーズ化いるよ、たぶん。
 ①某風呂に行ったら、前後で色の違うパンツをはいているおばさんがいた。そのパンツは前がサテン地茶色、後ろが綿っぽい生地の黄色で、ちょうど太ももの側面あたりで、あきらかに後からミシンで縫い合わせたような荒い縫い目で「黄色布と茶色の布」をはぎあわせているようだった。
 ということは、おばさんは二枚のパンツを一枚に合体させていいるのだ。
 しかも、色は茶と黄・・・かなりえげつないとりあわせである。
 そのうえごていねいに、うすい水色のリボンをふたつ、茶の部分にとりつけてあった。初めて見たぞ、合体パンツ。

 ②先日ワールドカップだかのバレーボール(男子)を見た。
  サウナに入っていて何気なく見ていたんだけど、日本対エジプト戦で、エジプトの選手で口ヒゲがあごの下で両外側をタテ一直線に、中を四角く刈りそろえているようなヘンなヒゲの人を見た。あまりにおいらの美意識と???だったので、
「この人に声かけられたら逃げるかも」
 と思ってしまった。

 ③なんか友人の間で干し柿作りがブームになっている。
  なかには渋柿をあちこちから買いあさってるいる人もいるんだけど、なんか健康にいいのだろうか?
 
 ④会社の近くの某医院の駐車場に、おいらと同じ初心者マーク・同じ車に乗っているいる人がいる。
 その人(というかその車)をおいらは密かに「同志」と呼んでいるのだが、先日おいらとまったく同じような場所にキズを作っていた。ますます同志かもしんない。
 
 ⑤足の親指の先に魚の目ができた。なんで???

  

海底軍艦

2009-11-17 22:06:51 | Weblog
 「東宝特撮映画DVDコレクション」
 おいらは最近買って見ています。
 今までに見たものもあったり、昔(大昔の子供の頃)映画館で見たものもあったけれど、それがうまくいけば・・・全部見られるかもしれないので期待はしている。
 さて今回の「海底軍艦」
 94分と短めな割には、「ムウ帝国とは何か」「海底軍艦とは」という秘密の謎解きに時間が割かれているせいか、怪獣「マンダ」の登場シーンが短い。
 あと「ムウ皇帝」せっかくの美人女帝なのに、なんかキャラ設定が時代劇のお姫様そのまま。もっと最初からさんざんに男たち(と社会)をふりまわして、それから水没してもよかったような気がする。
「戦争をまだ生きている人」(神宮寺大佐)「戦後を生きている人」(娘や若者たち)としているのはいいけれど、もうひとつの第三勢力が「太平洋戦争よりもっと古典的に生きている人」というのでもいいけれど、なんか平家物語よろしく滅んでいくのは、情緒的すぎるような・・・。
 あとマンダ。
 せっかく出すならもっと出せ。初期から謎の事件を起こしてもよかった気がするが、マンダはやはり「ムウの最終兵器扱い」なのか。
 その割にはなんかインパクトがイマイチ・・・。
 だから後シリーズでも地味地味なんだよ。好きなのにさあ。
 そんなわけで、この作品はもう少し長めに派手にしてリメイク希望である。
 この世にひとつぐらい「現代社会とは隔絶したわけのわかんない社会があってもいいんじゃないか」ということで・・・。
 

店主温泉に行く⑦

2009-11-09 09:25:09 | 温泉
 やっと日曜日の休みがぶち君とあったので、今日はいつもの小国の土管に行ってきた。
 ここは最近テレビに出たりして有名になったので、福岡・山口など県外のナンバーの車で駐車場は満車になり、食事用のテーブルも満席である。
 家族風呂もぼぼ満室だったが、今回は普通の家族風呂¥800にしてみた。
 隣の部屋との壁、上のほうがあいているのであんまり防音はできません。
 けっこう隣の話がきこえるし、カップルでああいうこととかしていたら、すぐまわりにパレまつよん。
 紅葉はまだ三分ぐらいで、なんかまだ色が薄い。
 風呂からあがって土管に入れておいたものを取り出していると、混雑のせいで蒸し用のザルが足りなくなっているらしく、店の人がお客の間を回って空いたザルを回収していた。
 なんかまわの人たちは、キャベツをまるごと蒸したり、葉をちぎつて何かはさんでそれを重ねて蒸したりしている人が目立ったけど、最近なんか・・・キャベツ健康法でも流行っているのか?
 今回は肉まん・とり肉・じゃがいも・サツマイモ・ハマグリ5個・ウインナーを蒸してみた。ハマグリもポン酢で食べてみるとなかなかうまい。
 (食材は阿蘇の「道の駅」で野菜を、近くのスーパーで肉などを買った)
 食事が終わると、市内まで戻ってカラオケ。
 熱唱のあまり汗をかいたので、そのあとまた市内の温泉に行く。

店主温泉に行く⑥

2009-11-06 20:06:51 | 温泉
 今回は休みに入ってすぐ、風邪も落ち着いたので本渡にある「ペルラの湯」に行ってきた。
 ここは水曜日がレディースデイで、温泉とホテルレスランのバイキングが一緒で¥1500と、かなりおトクである。
 その日は行く面子が風邪などで変更になって、昼ギリギリの時間だったけど、レストランはほぼ満席で、団体も来ているほどだった。
 ここのカレーは辛口で、ホテルらしいしっかり煮込んだ味がして、なかなかおいしい。あとはピリ辛の牛すじの煮込み、タコのマリネ・・・どちらかというと子連れ向きじゃないオトナの女性のためのバイキングなところがイイ。
 デザートも和菓子・洋菓子いろいろあるが、角切りにしたこってりした味のプリンが特によかった。 
 さて風呂であるが、日によって「海の湯」「山の湯」の二種類が楽しめる。
 オーシャンビューでプールのような広い露店風呂の海の湯もいいけれど、山の湯のつぼ型の湯船に一人でゆっくり入って、森林浴を楽しむのが最高だと思う。
 ただしその壷風呂は4個しかないので、団体で行ったら入るのに時間がかかるかもしれない・・・。
 湯はちょっとだけトロリとした湯で、肌がしっとりとしてくる。
 ジャグジー・バイブラ系のものがないのが欠点だけど、4人までの女性のグループにはいいかもしれない。

ジパング終了

2009-11-06 19:36:03 | 小説・読んだ本
 年内にはたぶん終わる・・・と思っていたものの、マリアナ沖の門松の攻防をあんなに引っ張っておいて、戦後編はほとんどダイジェストのようなノリだったので、おいらはやっぱり不満。
 米内様と菊池と如月が活躍できそうな、終戦・戦後編なのにさぁ。
 話が長かった割にはバタバタと慌しく終わったのである。まあたぶん、掲載誌の都合やら新作やら人気やらがあるんだろうけど、商業誌マンカの悪いところは、このストーリーとビジネス面のバランスの悪さがモロに出てしまうと、感動の最終回も台無しの消化不良になってしまうところである。
 確かに、現実の「終戦工作」でさえあんなに大変だったのに、このストーリーにあるような革命的な終戦工作をじっくり描いていくには、いろいろ問題があると思うけどね。
 でもおいらは、この作品を能天気な一部の既存の架空戦記と一線を画すために、かわぐち氏に難しいそれをあえてやって欲しかったのに、うまいこと逃げられてしまったようなカンジである。
 しかもあの最終回だけ見ると、
「すべての原因は門松がいたこと=門松のせい」
 になってしまうような気がする。
 いちおうは主人公なのにさあ。

 まあ、滝が政治家になったのは、「やっぱね」だった。
 権力の象徴ともいうべく、ダフルのスーツに葉巻が似合うのは、権力と真正面から取り組んできたこの男だけだから。
 おいらの予想としては、
「菊池と桃井に子供ができて、その子供がなんらかのキーパーソンになる」
 だったけど、そんな色っぽい話はなく、いいなと思った菊池と桃井のカップルも、何もなかった・・・。