店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

店主温泉に行く・32

2011-02-28 10:44:39 | 温泉
 さて今回は友人と島原経由で行ってきた竹崎「蟹御殿」の温泉である。
 ここは蟹の食べられる温泉旅館で、我々が入ったのは旅館の下の別棟にある温泉である。
 温泉はそれぞれムードの違う家族風呂、大衆風呂に分かれており、家族風呂はすべてオーシャンビューである。
 大衆風呂は露天(座らなければオーシャンビュー)、ジャグジーつき内風呂、ミストサウナ、寝湯となっている。
 露天はちょっと狭いけれど、内風呂はゆったりしている。
 寝湯は底が深めに作ってあるので、大柄な人でも湯にたっぷりと入れるのがなかなかよかった。
 ウッドデッキ・ベンチなどの設備がやや古めで、体を冷ましながら海をゆっくり眺めたい人にはちょっともの足りないかもしれない。
 湯は硫黄でもヌルヌルでもないが、さっぱりタイプの化粧水のようなカンジで入ると肌がしっとりとしてくる。
 休憩室・食堂も小さめだけど完備。平日の昼間ならゆっくりとくつろげる場所である。
 
 

荷宮和子さんの本

2011-02-28 10:43:19 | 小説・読んだ本
「声に出して読めないネット掲示板」(中公新書ラクレ)
「若者たちはなぜ怒らなくなったのか」(同上)
「バリバリのハト派」(晶文社)

 荷宮さんは、おいらと同世代の人間である。
 肩書きは「女子供文化評論家」。
 他にも著書は宝塚関係、ファッション関係といろいろあるけれど、今回はとりあえずおいらが最近読んだこの3冊の感想である。

 我々の世代は、とにかく人数の多い団塊・団塊ジュニアに挟まれた少数派「くびれの世代」なのだと荷宮さんは訴える。
 「私たちは少数派だから」、とため息つきつつも、荷宮さんは主張する。
だから、あんた方、おかしいんだよ、それはちょっと違うんだよ、どんどんイヤな方向にイッちゃってるんだよ~

 こんな「くびれの叫び」は人ごみに流されて聞こえなくなってしまうのか。
 あるいはネットの中で「論破」とかいうばかくさい勝ち負けの中で埋もれてしまうのか。
 うう・・・少数派はツラい。
 でも荷宮さんはくじけないだろう、たぶん。
 
 右傾化、殺伐としたネット世界、フェミニズム(これは別の本が出てる)、団塊ジュニアの若者・・・おいらが「違和感」を覚えながら、それがなんかモヤモヤっとした言葉に表せないでいたものを、荷宮さんがキッチリ言葉にしてくれたような気がする。
 でもこの本は「攻撃本」ではない。
 恐ろしい方向へとつき進んでいく人たちに、「ちょっと立ち止まってくれ」と言ってるのだ。
 それがまだ間にあうか、もう手遅れかどうか・・・。
 手遅れだったら、くびれの世代には老後に「絶望」が待っているんだろうけれど。
 (頼むからそれはかんべんして欲しい)

 同世代の方、読んでください。
 団塊・団塊ジュニアもこんな「少数派の声」を黙殺してると、自分がどんな立ち位置にいるのかわかんないまま、「戦争貧乏社会」に向ってまっしぐらに突撃しちゃうよ。
 

店主島原に行く

2011-02-27 21:42:16 | Weblog
 友人に誘われて温泉と「焼きカキ」を食べに行くことになった。
 といってもおいらはカキが食べられないので、違うものを食べることになるのだが。
 行くのは有明海に面した佐賀の太良町竹崎というところなので、熊本港からフェリーに乗って島原からそこへ行くことになった。
 そのときに乗ったのがオーシャンアローという新型フェリーで、値段はちょっと割高だけど揺れないし、従来の半分の時間で島原に着ける快速船だった。
 この季節はその船を追いかけてカモメがやってきて、乗船客にエサをオネダリするのだという。
 熊本港から島原までずっと、カモメ君たちは船と一緒に飛び、こんなカンジでエサをもらっているのだ。

やっぱりバカなおいら①

2011-02-27 21:35:58 | 珍事件
常々他人の失敗や他人の言動をあげつらっているので、そろそろ「じゃあ、オマエはどうなんだ」と言うツッコミがきそうなので、そろそろおいらの起こした珍事件のことも書いておこうと思う。
 先日電子レンジつきオーブンが壊れたので、電気店に買いにいった。
 電化製品の日進月歩ぶりは相変わらず凄まじく、オーブンコーナーには、大容量の二段モノ、カロリーカットができるもの、石窯つき、スチームつきなどしばらく見ないうちにまた種類が増えていたので、見ているうちにだんだん比較検討とかが面倒になってきて、とりあえずピザを作るときに困らないよう石窯つきのにしたのだった。
 そして家に帰ってこのレンジを設置してから気がついた。
 ・・・このレンジにはトースターがついていなかった。
 フライやパンをカリッと温めるにしても、あれこれボタンを押して時間をかけないといけないのだ。

日本誕生

2011-02-23 20:01:09 | Weblog
 ディアゴスティーニ・東宝シリーズのひとつ。
 上映時間3時間。たぶん映画館で座りっぱなしで鑑賞したら確実にお尻の山が痛くなる。
 ノドも乾きなんか小パラがすいてくるだろうと思うので、売店は儲かったかもしんない。
 記念映画だけあってキャストも豪華、ロケも山の中とかでばんばんやって、エキストラもたくさん・・・はりこんでますねぇ。
 なんたって主役は世界のミフネだし、美人女優さん総出、お笑い界、スポーツ界からもゲストが出てるし、古きよき時代の映画会社のいいところをこれでもかって出してくる。
 
 で、おいら的にはヤマタノオロチのアクションシーンの迫力不足が気になったけど。
 最後のハデな火山噴火シーンであんなにも迫力があるのなら、ヤマタノオロチのシーンをもうちょっとなんとかして欲しかったような気がする。

 そして冒頭の語り部のオババの言葉、
「(神話は)本当にあったことかどうかはわからない。でも昔から語り継がれていることだから私は語り継ぐ」
 ・・・そうだよ、これだよ。
 「神話を歴史教育に」なんて言葉になんかうさんくささを感じるおいらは、神話に対するスタンスはこれがいいんじゃないのか、と思った。

店主温泉に行く・31

2011-02-23 19:47:48 | 温泉
 先日ぶち君と「古保山リゾート」に立ち寄ってみた。
 ここは城南→松橋間にあり、オープンして2年もたっていないせいか、設備が新しい。
 でも山を切り開いて作ったせいか、景色は冬の状態だとはっきり言ってハゲ山である。
 あんまり景観とかは気にしてないんだろうか??
 庭園もなんか造成途中といったカンジで、自然を楽しみたい人にはなんか殺風景な気がする。
 風呂は、家族風呂と大衆風呂が別々の建物になっている。
 大衆風呂は露天2、室内風呂、サウナ、水風呂。
 室内風呂はやや小さめ、その分露天は丸い形の風呂と、浅めの風呂とふたつある。
 リゾート風呂らしく、タイルを使った露天風呂はモダンなカンジでなかなかいいのだが、洗い場も小さめ、休憩室も小さめである。
 なんか「団体で来るより、少人数でのんびり来てください」というカンジである。
 入口入ってすぐ食堂、コスメもいろいろカウンターで取り揃えている。
 女性少人数向きかもしれない。
 湯は露天、けっこうぬるい。
 室内風呂もそんなには熱くないので、寒い日にはちょっと・・・かもしれない。
 あまりホカホカ感がない風呂なので、夏に天草あたりまで出かけた帰りに寄るのがいいかもしれない。
 

今週の怒っている方々

2011-02-23 19:41:44 | 珍事件
 最近こちらでは「廃品無料回収」という業者が、空き地をレンタルしてそこで家具・電気製品などを回収している。
 粗大ゴミで手数料や電話予約をするよりもお手軽なので、おいらも利用したことがある。
ここもそういう会社なのだが、ちゃんとした商品引取り用の入口があり、引き取るものとダメなのものをでかでかと書いているにも関わらず、勝手にモノを断りなくここに「不法投棄」していく輩が多いようだ。
 しかも商品引き取り用の入口からではなく、隣にあるホームセンターの駐車場からその会社の敷地に「投げ入れ」「勝手に積み置き」。
 で、頭にきた会社の方々は、このような看板を出したのでした。

店主温泉に行く・30

2011-02-21 20:37:01 | 温泉


 一月に東陽町にある、温泉に行ってきた。
 実は八代の「クレオン」という温泉に行くはずだったのだが、そこは行ってみたら「駐車場が満員」ということで入場を断られてしまったのだ。
 熊本方面から八代に向って走り、五家荘に行く道の途中にある。
 公共の施設なので料金も安く、入口に物産館があり、東陽町の名産の「しょうが」その他の物産を販売している。
 温泉は少し狭めであるが、全体に新しくスッキリしたカンジの浴室、サウナ・露天・露天にあるミストサウナがある。
 目立つのはやはり特産、しょうがを使った「しょうが風呂」で、入るとポカポカになってくる。
 露天は外の景色が見られないのが残念だが、全体的に落ち着いた雰囲気で、お風呂以外にもパン屋、レストランなど小さいながらも設備は充実している。
 近くに大きな遊具がある子供の公園もあるので、家族向けの立ち寄り湯、というところか。

店主より・・・

2011-02-19 22:40:32 | Weblog
 肺炎→胃腸炎となってしまったので、温泉コーナーの更新をしておりませんが、実は一ヶ月のうちに2箇所ほど新しく温泉に行ってきました。(そのときは炎になっていなかったので)
 後日画像もうpいたします。

 食欲少しずつ回復しています。
 今日は徳島・千寿庵の「栃の実餅」を食べました。
 甘さが抑えてあるので、素朴だけどスッキリした味わいの餅菓子です。
 その前はうどんとか、モロゾフのプリンとチーズケーキ・・・なんか、こういうものをおそるおそる口にしていたのですが、お腹のことが気になって、友人と食事にも行けません。
 もちろん酒も飲めないしね。
 楽しい食事ができないってけっこうな苦痛だ・・・バカなおいらは改めてそんなことを考えたのでした。
 

店主、やっと炎から解放されたか???

2011-02-16 22:19:03 | Weblog
 今日になって腹がまともな状態になってきた。
 先月の肺炎のときは、高熱のあまり(実は葬式だったんだけど)何を説明されてもボケラ~ッとしていて、100メートル歩くのもじいさん歩きみたいにヨロヨロになっていた。
 これではあまりにもやばいので、病院に行くと・・・。
ここの町では一番大きな病院で、待合室には朝から人がいっぱいいるのだが、中には病院の常連らしい連中がいる。
 そしてそいつらは、本当にどこが悪いんだかと思うぐらい元気で、ストーブのある部屋を社交場としてしっかり座りこんでぐちゃぐちゃ大きな声でしゃべっていた。
 ありがちな光景かもしれんが、ううう・・そのでかい声が頭に響く。
 元気なおいらだったら(って、元気じゃないから病院にいるんだけどさあ)反撃にとんでもなハナ歌でも唄ってやりたいところだ。
 しかもそいつらはおいらの向かいにいたマスクをした小学生と母親(明らかに二人ともカゼかインフルエンザの病人)が迷惑そうにしてるのに、えんえん世間話をしている。
 静かにしやがれって!!!
 ありがち=社会常識じゃねえんだからさあ。
 そんなことに文句を言わずにじっとちぢこまってムカムカしていたら、血圧を測るときに、看護婦さんから
「なんかずいぶん血圧が高いですね」と言われてしまった。
 なるほど・・・ブリブリ怒ると上がるのか。
 で、腸炎になったときもう一度はかってもらったら、そのときはそういう首を絞めたくなる連中がいない日だったので、おいらの血圧はまったくの正常だった。
 まだしばらくは図々しくこの世を渡っていけそうである。