店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

やっと休み

2005-07-21 23:47:02 | Weblog
 7日ぶりに休みをもらった。
 のはいいが、連日の仕事でいいかげん疲れているので朝起きてスーパーに買い物に行ったあと、食事をして洗濯したらまた昼まで寝てしまった。
 今日はぶち君が夜勤から帰ってきたので、朝はうな丼に玉子焼きでスタミナをつけてしまったが、そんなものがけろりと胃にはいるうちは大丈夫なのだろう。
 仕事をしたあと、阿佐田哲也「麻雀放浪記」を読む。
 こんなカンジで一日が過ぎる。

 明日はおいらの誕生日だ。
 また一年たいしたことはしないまま、トンデモなことが多かった気がするが・・・。
 

女王の教室

2005-07-21 23:39:07 | Weblog
 最近は学芸会みたいな芸しかない某タレント事務所の役者ばっかりの、つまらんしドラマしか見られないとと思っていたら、久し振りにおもしろいドラマがあった。
 それはあの「女王の教室」である。
 すでに一部ではこのドラマの中の管理教育のありかた・マヤ先生のありかたについて真剣に賛否両論の意見が出ているし、子供を持つ親御さんが「子供に見せていいか悪いか」悩むのも無理ないヘヴィな内容だと思うが、やじうまなおいらは、ただ「いやなヤツだらけのおもしろいドラマ」と捉えてしまうのだ。
(ここでは、真剣な議論や心配が悪いと言っているのではない。)
 まあ、おいらにはそんな真剣な議論は向かないので、あのドロドロさを楽しんでいるだけなのである。
 舌切り雀とかの童話まで「残酷だから」と言って子供に見せない、キレイな?親のいる世の中ではこのドラマが非難されてしまうのだろうが、作品としてはとてもおもしろい。
 子役もみなイキイキして精一杯動いているし、棒読みやヒステリックな大声のうっとうしい演技の子役がいないので、「家なき子」のようにひとりの天才子役がいなくても、子供ドラマとしては十分おもしろい。
 クラスの生徒のキャラクター構成や親たちの描きかたも「なるほど」と思ってしまうことが多い。
 この先どんなドロドロ、マヤの小ずるく悪辣なワナがあるのかと、おいらは楽しみにしているのだか、真剣に考えないのは邪道だろうか?
 マヤに身近にいるやなヤツを投影して楽しんだりするだけでもじゅうぶん面白いし、おいらは
こんないい作品を「非難」→「放送中止」を求める人の気持ちは理解できない。
 悪いけど世の中はキレイごとばかりじゃないし、人間の作った創作物はキレイなものや楽しいものだけじゃ人間の本質を伝えられないと思っている。
 こういうドロドロをやるとすぐ先回りして「子供に悪影響」とか言う人もいるんだけれど、子供だって多かれ少なかれドロドロにさらさられて生きているのだ。
 それを暴露したところでそこから目をそむけてどうなる。
 これはそんなドロドロから、子供たちが何かをつかんではいあがっていくドラマなんじゃないかとおいらは思っているのだが。
 子供の無菌培養を叫ぶ人たちは、自分が「清潔」とか「健全」とかの菌に脳ミソを冒されて見えなくなっているものがあるんじゃないのか。

名古屋巻き・その2

2005-07-21 23:04:52 | 珍事件
 さて前回の名古屋巻き女Mであるが、今事件に巻き込まれているらしい。
 おいらの別の同僚で、勤務態度も悪く男グセも最悪のNという女がいるが、ある日名古屋巻きのMは、運悪くこの女に引っかかり、数十万円もする健康器具を貸してやったらしい。
 ところがNは、この健康器具を他人から借りただけなのに、周囲の人たちに
「私が親のために○○万円で買った」
 と自慢しているらしいのだ。
 もちろん「Mさんから買った」などとは一言も言わないし、価格もいつのまにかMが実際に購入した価格より数十万円上乗せされた価格で買ったなどと吹聴しているらしいのだ。
「だってアレってNが買ったんじゃなくて、Mちゃんが貸してあげたものでしょ」
 という某人からの話で、Nがウソをついていることが周囲に判明したのだが、周囲は
「Mちゃんはたぶんこのまだと健康器具をNに巻き上げられるよね。もうNが自分のもの扱いにしてるから、返してもらえないだろうね」
 と呆れている。
 Nも、借りているだけのものなのに、なんでこんなすぐバレるウソをカンタンにつくのだろうか。そこまでして自分をよく見せたいのか。
 だとしたら狂っている。
 しかも今Nは、Mとすぐ近くで一緒の仕事をしている。
 そんなウソがMの耳に入ったら、どんなことになるのやら。
 まだこの日記を書いている時点では、Mがそのウソを知っているかどうかまでは、おいらの情報網にはかかっていないのだが。
 さあ、どうするよ、Mよ。
 思い切りその縦ロールでNの首でも絞めてやったほうがいいぞ。
 

名古屋巻き???

2005-07-20 23:27:21 | 珍事件
 おいらの同業者にMという女がいる。
 巷では名古屋巻きとかいう縦ロールな髪型が流行っているらしいが、そいつはその雑誌とかに書いてあることを40代なのに真にうけて、腰まである髪を毎日数時間かけて縦ロールにしてくる。
 もう毛穴全開のうえにリキッドファンデーション塗りまくりの厚化粧で、どう見ても35才は過ぎてしか見えないのに、
「私は若く見えるから」
 と名古屋巻きをがんばり続けている。(爆)
 「長い髪は束ねるように」
 という上層部からのお達しが出ると、束ねたまま縦ロールにしてきた。
 食料品の仕事で、しかも試食をお客様にオススメする仕事だというのに、すごい根性だ。
 その根性を仕事に生かせばいいのに・・・と思うが、本人は29才(少なくともひとまわり下)の彼氏のご機嫌を取るために仕事より縦ロール命らしい。
 名古屋巻きって、カゲでは「成金巻き」とか言われて評判悪いのに。
 まあ、流行ってればいい家柄の人だろうと貧乏人だろうと、頭が悪ければ自分に似合うかも考えずにやる人はいるのかもしれないけどね。
 
 

この痛ましき女性

2005-07-13 22:23:47 | 小説・読んだ本
 「花衣ぬぐやまつわる・・・」
 という田辺聖子氏の本を読んだ。
 昭和初期の女流俳人、杉田久女の評伝で、以前にここに書いたシルヴィア・プラスのときと同じように非常に痛ましい生涯を送り、不遇のまま世を去った様子をていねいに書いてある。
 また、今までの伝記が、師匠である高浜虚子サイドから流れ出た話をもとにしてあるので、ずいぶん誤解されてストーカー扱いされたりしていたり、師匠サイドの圧力で句集もなかなか満足に出せなかったらしい。
「自分は何故認められないのだろう」
 才能ある女性なら、この苦しみは重い。
 しかもこの女性の夫も浮気したヒューズほどではないが、この作品の中では、精神的に落ち込んでいる彼女をさらに追い詰めるような言動をじゃんやじゃん吐き、やたら外ヅラだけはいい。
 今度は夫側の関係者から抗議がくるんじゃないかと思うほど「女性の才能に理解のない加害者」として描かれている。
 だがここで問題になるのは「折り合い」だ。
 アホ夫(ときとして利用価値はあったみたいだが)をどうにかして、師匠に頼りきらずになんとかする道・・・それが「折り合い」だと思うのだが、この女性はシルヴィア以上に依存心が強かった。
 自我も強かったが、師匠・カタチを変えた家族への依存をぬけ切れなかったので最後まで夢を見続けたところが、戦い続けて自爆したシルヴィアとの違いかもしれない。
 読んでいくうちに、あまりの痛ましさ、不器用さに悲しくなってきた。
  でもその痛ましさの中から、清冽な数々の俳句ができてきたのかと思うと、
「忍耐は創作に必ずしもマイナスでもない、でも決してプラスでもない」
 そんなふうに考えてしまった。
 師匠の側も師匠の側だ・・・。
 迷惑な手紙をさんざん寄こされて彼女を切り捨てのはしかたないけれど、何かうす暗い。
あわてて死後にいろいろしてやったみたいだが、もう少し生きているうちになんとか彼女をいい方向へ導いてやれなかったものか?
 このあたりに師匠の傲慢さがちらちらするのだが。
   

ふーん、そうかの。

2005-07-12 23:11:16 | Weblog
 戦争ならぬギフト商戦がはじまった。
 でもって荒れるかなと思ったら以外に荒れていない。
 みな親切にしてくれるし、今までみたく説教コミでいちいち閉店以降めっちゃ残業しなくていいし、今日も社員より早くきて掃除をしてたら
「○○さん(前のマネ-ジャー)じゃないから、そんなに早く来なくていいんですよ」
 と言われた。
 それと、人の悪口ばかり言う同業者のIがいなくなって、やりやすい。
 新しいマネージャーは説教をつぶやき漫才みたいな漫談のカタチにしてくれるので、これなら苦痛を感じる人も少なくなっていくかもしれない。

 でも・・・安心なぶん、今までの反動がきたのか胃が痛い。
 さぐりを入れる対人関係は・・・。
 
 とりあえずおいらは生きている。
 去年よりマシか、この先何があるがわからんが。
 
 

戦争のはじまり

2005-07-08 23:19:12 | Weblog
 今年も中元の時期がきた。
 ということは戦争がもうはじまったのだ。
 今年はどんな事件がおきるのだろうかと思ったらもう早速
「名乗らない内線問いあわせ電話ガチャ切り事件」が起きて同僚たちがあきれていた。
 こんなときは運が太くないと自分がとんでもないことをしでかしたり、とんでもないことに巻き込まれるので気をつけようと、いつになくおいらも気を引き締めている。
 この二週間、無事に過ごせるだろうか・・・。
 でも、どんな事件が起きてもとりあえずはネタになるので、なるべく日記はつけようと思っている。
 あまり書くとグチっぽくなるのかもしれないけれど。

 今日はとりあえず関係者Yさんの「しばらく働きづめだったから、大変でしょう」というご好意により休みをもらったので図書館に行った。
 ありがたいことである。
 読もうと思っていた本の一部が手違いでなかったが、とりあえず4冊借りた。
 またそれはそのうちに・・・。