未来の皆さん安心してください。
日本は世界の経済の独裁者にも、世界の人をひどい目にあわせる国にもなりそうにありません。
このままでいくとたぶん、日本はただの凋落した先進国になるだけです。
そんな落日間近というか、中国に乗っ取られそうな気もする今、この作品を見ると・・・
「ああ、あの頃の日本は、出る杭として打たれるほど勢いがあったのね」
と、おいらにしては、いやにノスタルジックな気分になります。
林立するオフィスビル。
戦争から立ち直って成功した人々。
華やかな女性たち。
活気ある生き生きとした動きのビジネスマンたち。
なんか・・・ついこの間のことなのに、別の世界のような気がする。
この輝ける町並みのまぶしさは遠い夢なのか?
でもって、そもそも未来人は超おせっかい。
過去の国にまでいらん世話を焼くな。
それと勝手に来るな。騒ぎが起こってうざいから。
そんな余計なことするのも、未来の日本人に自分の祖国を荒らされたからだというのか。
このおせっかいなうざい未来人と現代人の攻防がこの映画なわけです。
まあ、ゴジラもキングギドラもかつての作品のように自ら日本に攻め入ったというより、人間の都合で動かされたカンジ。
だからこの映画はツマンナイのかもしれない。
映像が進歩しても、未来人対非力な現代人の攻防があっても、なんだかさぁ・・・うす味な気がするし。
結局は「一番凶悪なのはこの騒ぎを作り出した人間」
ってことになるんですかね?