店主敬白(悪魔の囁き)

栄進大飯店の店主さがみやがおくる日々の悪魔の囁き。競馬予想や文学・音楽・仕事のグチやちくりまでいろいろ。

旅の思い出

2018-10-04 21:10:29 | Weblog
 小学生のとき、春休みに母の実家の掘りごたつでうたたねしてしまい、足の指にやけどをした。
 母親は仕事あるのでどうしても先に家に帰り、傷が治るまでおいらはひとりで母の実家に預けられた。
 そして・・・学校がはじまるので、一人で家に帰された。
 宇高連絡船にひとりで乗り、岡山から新幹線・・・初めて乗った一人の船旅は、心細いとかいうより、これからどうなるのか、船や列車にひとりで乗るか解放感にちっとわくわくした。
 そして、船内で買った麦茶の、白くて船の絵がついたカップを握りしめて、白い泡のような波とうす暗い瀬戸内海を見ていた。
 これがおいらの旅デビュー。
 子供のうちにこんな経験をしたので、「誰かと一緒じゃないと旅できない」とか腑抜けた考えをすることもなく、ひとり旅が好きになったので、まあいいやと思う。


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