
「ぼくの地球を守って」
日渡早紀著
3、40代のマンガオタクなら、多分、知らない人は居ないと思うのですが、80年代末から90年代にかけて一大ムーブメントを起こした、少女マンガの名作です。
僕の本棚には全巻揃っておりまして、先日、職場で雑談中にたまたまその話になったら、同世代の女性の同僚がすかさず「読みたい。貸して!」…で、臨時の貸本屋になっております。
貸す前に、パラパラ読み返してみたら、やっぱり、つい読み耽ってしまいます。
物語は、現世では普通の高校生の主人公達が、前世では月に設置された基地から地球を観測している異星人だったという、で、現世と前世の話が、次第に交差し、混乱していくという…。これだけでは何のことやらですね

でも、この作品の最大の魅力は、心理描写ですよ。やっぱり輪くん!それと木蓮!この後どうなるか分かってて読むと、この二人の気持ちが余計に切なくて…。あと前半は秋海棠こと春ちゃんですね…もう、どんどんボロボロになって…。
四十男が、涙しています。