労働組合の動員 その３

昨夜８時前、一日の選挙活動を終えた後片付けに、動員されました。一週間に三回目の動員。さすがにウンザリします。

何故、自分が投票する気もない候補の手伝いをしないといけないのか。疑問を感じざるを得ませんが、声がかかって行かなければ、組合の役員や他の同僚に迷惑がかかります。役員だって、好んで動員をかけている訳ではありません。連合や市職労からの要請で、嫌々人手を集めているに過ぎない。

心は、早く家に帰りたい一心です。同じ帰宅できないなら、たまった仕事を片付ける方が遥かにマシ。机の上に積み重なった書類のことが、頭をよぎります。

車に雑巾掛けをしながら周りを見回すと、いつも来ているらしく見えるスタッフの方々が、楽しそうに働いています。その様子を見ると、自分達の活動に何らの疑問も持っていないようです。

新興宗教…。

大嫌いなその単語が、頭に浮かびました。

左利き

僕は左利きです。

右手で字は書けるし、仕事などでパソコンを打つのは右手もかなり使いますが、基本的に生活の全ては左手でこなします。

このことが、小学生の時は教師から目の敵にされました。

｢右利きに矯正しろ｣と言わなかった担任は居ません。毎年、毎年、担任が代わる度に左利きを一度はとがめられました。何故、生まれつきの身体の癖が、あたかも｢悪｣のように責め立てられるのか、当時も内心嫌でしたし、今も納得ができません。

このことだけは、父親が｢矯正しなくて良い｣と庇ってくれました。息子の意見など聞き入れたことのない父ですが、自分も小さい頃に無理矢理左利きを矯正させられて嫌な思いをしたので、息子が同じ目に遭うのが耐えられなかったようです。

でも、世の中は、全てが右利き用にできています。一例を上げれば、駅の自動改札機は、切符や定期を入れる差し込み口が全て右側に付いています。昔、初めて都会に出てきた時、左手に持った切符をウッカリ自動改札機の左側に入れてしまい、ブザーを鳴らした経験があります。エレベーターの階数ボタンも、大概は右側に付いていますね。僕が何を言いたいか分からなかったら、試しに左手に切符を持って自動改札機を通ってみてください。どうですか？


娘は字を書くのだけが左利きですが、今は、学校でも左利きを矯正しないようで、教師からは何も言われません。

少しは、少数派の個性を大事にする社会になってきたのでしょうか。