新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

出勤してみれば…

2013-05-09 18:46:57 | 日記
実は、昨夜の時点で、勤務先の事務所の所長から、遠回しな言い方で叱責の電話が2回ありました。何でも、昨日、僕が欠席した会議で、僕が用意した資料の内容に不足があったのだそうです。

だから、今日、出勤するのは大変怖かった。

所長に叱責されたからではなく、他の上司や同僚に多大な迷惑を掛けてしまっていて、白い目で見られるのではないか、ということが怖かったのです。

いざ出勤してみれば、所長は別の会議で終日留守。しかも、不足書類の問題も、「大至急対処する」と息巻いていたのは所長一人で、次回補正で決着しているとのこと。みなさん、娘の容態を案じる言葉や温かいねぎらいの言葉で、僕を迎えてくれました。涙が出そうな気持ちでした。

とはいえ、不在の間に滞った仕事や、結局連休中に仕上げられなかった仕事、新たに舞い込んだ仕事、と、机は書類の山と化しています。

何時間働いても追い付けそうにありませんが、妻と娘の様子が案じられてなりません。実際、夕方に一度、妻は泣きながら電話を掛けてきました。

忸怩たる思いにかられながら、定時になったらすぐに帰宅しました。

あの書類の山、どうしよう…。

とりあえず、今度の土日に、進められるだけ進めよう…。




家族の立場

2013-05-09 08:00:53 | メンタルヘルス
娘は、熱のせいでもう4日間お風呂に入っていません。身体は妻が拭いてあげてますが、昨夜、髪の毛が放置されていたことに気付きました。

そこで、洗面所で妻がシャンプーしてあげたのですが、すぐに娘の大きな声が聞こえてきました。

「お母さん、痛い、痛い、力を入れすぎ」

ああ、またか…。

こういう時に僕がうかつに注意すると、「折角洗っているのに。こうしないと汚れが落ちない」と言われてこちらが怒られるだけ。下手をすれば、夫婦ゲンカです。

内心ハラハラしながら、「娘が泣いたら割って入ろう」と様子を伺っていたら、「ひどい。あんなに強く力入れて洗う人はお母さんだけだよ」とギャアギャア文句を言いながらも、洗い終えました。

「アスペルガーの人は、他人の気持ちが分からない。」「的確な状況判断ができない」と言われることの実例です。

妻は娘の頭を綺麗にすることに集中していて、娘が痛がっていることは全く意識にないのです。娘が悲鳴をあげても無視します。決して悪気ではなく。

丁度、昼間妻と娘が寝ている時に読んだ、この本のことが頭に浮かびました。



「旦那さんはアスペルガー うちのパパってなんかヘン!?」
野波ツナ 著

この前紹介した本の続刊です。

著者の夫アキラさんはアスペルガー症候群。決して悪気ではなく、娘や息子の気持ちを傷つけたり、家族や周りの人間を翻弄したりします。

アキラさんの借金問題を期に、結局、この夫婦は別居します。子どもたちは著者が引き取ったので、アキラさんは、一人っきりになってしまいます。

僕には、身につまされる話でした。著者の判断を責める気にはなりません。

今日、出勤したら、昨日すっぽかした会議のことで上司にお詫びと釈明をする必要があります。こうした経験は初めてではありませんが、普段「家のことでは遠慮せずに休んでいいからね」などと言ってくれてるのが、単なる建て前なのか本気なのかが、今日、分かります。正直言って、こわいです。普段いいことを言ってくれてる上司が、一変して「甘えてる。家庭のことを職場に持ち込むな」となったのは、過去、一度や二度ではありません。どこの職場でも、ハンデを抱えた人間を抱える余裕は無いのです。

妻の調子が悪そうなので、本当は出勤したくないのですが、上司とも、きちんと話しておく必要があります。

妻とは「午後からは帰宅する」と約束しました。

さて、行ってきます。