みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

自然に遊ぶ

2007-06-06 10:14:45 | 風待ち談話
 今度の日曜日、近隣の自治体の植樹祭に招かれ、そこで海の話をすることになっている。
う~~ん、何を話そうか。まだしっかりとした内容がまとまらないでいる。
 そんな時、ふと自然とは何なのだろうか、と考えてみた。

 どんなに科学技術が発達したり進化しても人が自然の中で生かされていることは不変なことである。この自然を身近に感じ取れる機会や環境があるということは、とても幸せなことでもある。
 現代人は自然と触れ合う機会が欠如していると言われるが、自分の人生観など客観的に見直す場所や時間が必要な時、人はこの自然の中に身を置く事が一番いいと思う。そこで何か「大事」なモノに気付く事が出来るのではないか。
 大事なモノとは、人によって違いはあるが、健康だったり、家族だったり実は身近な所にこそ本当の大事なモノがあるかも知れない。利益優先の社会で、自己と目先の利益のためだけに働き、環境やルールを無視した社会にあっては、こうした考えは持ちにくい。自然の中にいるからこそ、思考の機会は多く与えられていくものだろう。
 子どもたちにとっても自然との関わりは成長の過程でも大事な要素だ。発達障害なども自然や人との関わりが出来ないから起こるのであろうか。前頭葉を活性化させるためにも自然体験は大事だという。
 野山を駈けて、川に潜って小魚を追いかけ、海や砂浜で真っ黒になって遊ぶ。そんなあたり前の光景が失われている。
 しかし、そんな当たり前な事が出来る山川海の素晴らしい環境が、この地域にこの町にあることを忘れてはならない。