今朝、出勤直前でとんでもないニュースが飛び込んできました。
アントニオ猪木氏が死去されたとの事。
前日の円楽師匠の死去のニュースでもキツかったのに、
更にこのニュースには追い打ちをかけられてしまいました。辛いです。
嘗ての自分にとって、金曜夜8時と言えば、「太陽にほえろ」でもなく、
「3年B組金八先生」でもなく、
ひたすら「ワールドプロレスリング」を見ていました。
ゴールデンタイムにプロレスが放送されていた黄金時代、
小さい頃の自分は、夢中になって見ていましたね。
スタン・ハンセンやアンドレ・ザ・ジャイアント、
ハルク・ホーガン等の巨漢の外国人レスラー相手に一歩も引かぬ
猪木さんの戦いぶりに興奮していたっけ。
後年、年齢を重ねるにつれ若手も台頭してきて、引退を宣言。
引退カウントダウンの勝負では、キラーとも魔性とも言われ
他の選手には出せない凄味を見せつけました。
東京ドームで行われた引退試合は、豆粒ぐらいしか見えないような
後方の席しか入手出来ませんでしたが、それでも見に行かねばと
馳せ参じたわけです。公称で7万人集まったといいますが、
実際にはもっと多かったとも言われています。流石と言うべきですね。
猪木さんは思い付きで行動することが多々あり、
周りを巻き込んでしまう事もよくありましたが、
何をやっても許せてしまう不思議な魅力がありましたね。
そして政治家となってイラクの人質解放を実現するなど、
普通では考えられない事を実現してしまう。
もうこのようなレスラーは出てこないでしょうね。
そんな中、しまい込んでいたEP「炎のファイター」を
久方ぶりに聴いています。長い間、会場で使用されていた
オリジナルバージョンはこのシングルだけでしたので、
昔、少々のプレミア価格でしたが見つけた時に購入しました。
そしてシングルが発売されて約20年後にようやくCD化されます。
本当はプロレスのテーマソングの複雑な関係について
色々書こうかと思ったのですが、
今はどうも考えがまとまりませんね。落ち着いたら記事にしたいと思います。
ここ数年は、痛々しい姿ばかりを見て心痛めましたが、
それでも前向きに生きようとする姿を感じて
奇跡を起こしてくれるのを信じていました。
残念ながら願いは叶いませんでした。
ご冥福をお祈りします。