公開開始からだいぶ時間が過ぎましたが、ようやく地元までやってきた
「ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド」。
今回も上映期間は1週間で、なかなか時間が合わなかったのですが、
何とかスケジュールを合わせて見に行ってきました。
予告編を見て大体想像はついたのですが、内容はマニア向けになりますね。
映画監督のポール・サルツマンが、瞑想を学ぶためにインドに向かい、
講演で感銘を受けたマハリシのアシュラムを訪ねます。
しかしながらちょうどその時、招待されていたビートルズがいたため、
なかなか許可がおりず、8日待ち続けてようやく入る事が出来ます。
そこには、ビートルズのメンバーやその時のパートナー、
ビーチボーイズのマイク・ラブやドノヴァンもいたとの事。
サルツマンは下心もなく接したため、ビートルズのメンバーも
自然に振舞っていたといいます。
サルツマンは、その時に数多くの写真を撮っていますが、
その時のビートルズのメンバーの表情が、他ではなかなか見られない
穏やかなものになっていますね。
チラシとかにも使われた写真がすごくいい表情だと思います。
この映画は、サルツマンとビートルズ研究の第一人者であるマーク・ルイソンが
想い出を振り返る旅をするという構成なので、
ビートルズの映像とかはそれ程多くはありません。
それでも、サルツマンとビートルズのメンバーが接していた時のエピソード等、
興味深いですね。
リバプールのビートルズストリート等も見たことがなかったので
楽しめました。
ビートルズがインドにやってきたこの時期は、ベトナム戦争反対で、
世の中が不安定だった時期で、更には信頼していたマネージャーの
ブライアン・エプスタインが若くして亡くなっています。
そんな中、インドに向かったのは安らぎを求めていたのかもしれませんね。
インドでの曲作りの後、「ホワイトアルバム」が発売されますが、
皮肉にも4人のすれ違いがこの辺りから始まったのかもしれません。
ビートルズファン必須とは言えないかもしれませんが、
ビートルズの違う一面を見たいと思うのなら楽しめるかと。
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