月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.35 アイランド「STAY WITH ME」

2022-04-26 17:04:21 | 日本のロック

ここしばらく、紫関連の音源を聴いていたら、

ふとこの曲も久しぶりに聴いてみたくなりました。

 

紫解散後、各メンバーは、それぞれ別のグループを結成し活動していました。

ジョージ紫さんは、マリナーやオキナワ(そこでヴォーカルをしていたJJが

現在の紫のヴォーカルです)、宮永英一さんは、サンディエゴ、ゾディアック、

イースタンオービット等で活躍。

(イースタンオービットのライブ盤については、いづれ記事を書きたいです。)

そして城間正男、敏雄さん兄弟は、アイランドというライブハウスを経営しながら

同名のバンドで活動していました。

80年代にNHK-FMで放送された沖縄のライブイベントでの演奏、

オキナワの「MAGIC MOUNTAIN WAY」と並んで印象に残っていたのが

アイランドの「STAY  WITH  ME」でした。

泣きのギターソロも良かったですが、

しっとりと歌われる正男さんのヴォーカルが大変印象的でした。

 

時は流れ、レンタルCD屋で探し物をしていた際、たまたまこのCDシングルを

発見しました。確かに昔聴いたあの曲でした。

これはCDシングルを買っておきたいと思い、色々な店を探すも見つからず、

かなり規模の大きなショップでようやく見つけた次第です。

当時は知らなかったのですが、松任谷由実さんが沖縄を訪れた際、

この曲を聴いていたく感銘し、パーソナリティーをしていた

松任谷由実のオールナイトニッポンのエンディングに採用したそうです。

その縁もあってシングル化されたと思いますが、

曲の良さもあって、大ヒットまではいきませんでしたが、

多くの人の心に残る事になりました。

 

Island - Stay with Me - YouTube

 

90年代になると、この曲を含む唯一のアルバムも発売されています。

 

 

紫のようなハードロックを期待すると肩透かしとなります。

どちらかというとAORっぽい曲が多いです。

で、見方を変えてポップスとして聴いてみるとシティポップっぽい曲もあったりで

それ程悪くないんじゃないかと思えてきました。

ジョージ紫さんも1曲提供していて、キーボードで参加もしています。

 

10年ほど前に俊雄さんが死去、正男さんは不祥事で数回逮捕。

もう最高の形でのアイランドは見ることは出来ませんが、

紫の40周年記念ライブの時は、正男さんがゲストで出演していました。

もう高音は怪しくなってきていますが、またライブ活動してもらいたいですね。



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2 コメント

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Unknown (4-okeyakinnosuke)
2022-04-27 12:01:16
いつもコメント頂いていてありがとうございます。
今日は私からコメントを入れさせていただきます。

過去記事を見ました。
天井桟敷呪術音楽劇「邪宗門」
このCD持っています。

JAシーザー、友川かずき 休みの国、ジャックス・・・。
通好みのマニアックなブログ。
今後もこのようなブログを楽しみにしています。
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Unknown (sakaki45)
2022-04-27 22:21:34
コメントありがとうございます。
「邪宗門」は、シーザーの作品の中でもかなりヘビーなものですね。
シーザー自身は寺山さんが亡くなってからボーカルをやらなくなりましたが、
寺山さんが没後30年を区切りにまた歌うようになりました。
その時の復活ライブ「山に上りて告げよ」(もう10年前になりますか)、
その翌年のライブ「大鳥が来る日」もライブ盤が出てますので、
機会があったら聴いてみてください。

一般的でない音楽を拙い文章で語るだけですが、
今後ともよろしくお願いします。
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