
頭脳警察に関する記事も暫く書いていなかったので、
久しぶりに引っ張ってきました。今回は「3」です。
ファーストが発売中止、セカンドが発売1か月で回収、発禁となり、
流石に懲りたのか今回はまともに発売させようと頭脳戦を仕掛けてきました。
レコ輪に提出する歌詞をわざと過激な歌詞にして、修正した振りをして
本来の歌詞を通す等、これで何とか3枚目にして
初めて流通に乗せる事が出来たわけです。
「ふざけるんじゃねえよ」や「嵐が待っている」は、多くの人が抱いている
これぞ頭警というべき攻撃的な曲。
特に自分の思い通りにならない苛立ちを歌った「ふざけるんじゃねえよ」は
自分でも好きな曲ですね。
今作では攻撃的な曲ばかりでなく、「光り輝く少女」のような
メロディアスな曲もあったり、「前衛劇団モータープール」のように
フランク・ザッパを彷彿させるような変態的な曲もあったりと
バラエティに富んでいます。しかしながら、やりたい事を何も考えずに
詰め込んだ感じになってしまい、トシと衝突して結局暫くの間、
トシは頭脳警察を離れることになってしまいます。
折角無事に発売出来たのに、ターニングポイントになってしまったのは
皮肉な事です。トシの参加していない次の2作分は、
やや精彩を欠くように感じられます。
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