
頭脳警察の「会心の背信」の発売時におけるPANTAのインタヴューで
フラワートラヴェリンバンドの話が少々出ていまして、
当時はロックは日本語で歌うか英語で歌うかの論争があって、
フラワートラヴェリンバンドは英語派の代表格でした。
実際、一時期カナダにて活動していたことがあるのですが、
聴き飽きたブルースやロックのカバーでなく独自の音を聴かせてくれと
言われても、その時は聴かせられる音が無くショックを受けたという
逸話があります。歌う言語がどうこうよりもオリジナリティの方が
大切ではないかという事ですね。
そして彼らなりの答えの一つが「SATORI」になるわけです。
日本的な音というより、東洋的なイメージを感じさせますが、
後にシタールとギターを合体させたような楽器のシターラを考案した
石間秀樹さんの色が強く出たからと思います。
うん、今聴いてもインパクトは強いですね。
ただ、気軽に聴けるタイプの音楽ではないので、
好みは分かれると思います。やはり「SATORIパート1」と
「SATORIパート2」の出来がいいですね。
余談ですが、フラワートラヴェリンバンドは70年台に惜しくも中止になった
ローリングストーンズの来日公演の前座に起用の予定だったらしいです。
もしストーンズの来日が予定通りだったら、もっと注目されていたかも。
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