月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.64 頭脳警察「会心の背信」

2022-07-17 01:08:43 | 頭脳警察、PANTA関連

6月に発売されていた頭脳警察のライブアルバム「会心の背信」、

発売されていたのを知らなかったので、今更ながら注文して聴きました。

2020年9月に長野で行われた無観客のシークレットライブ、

本来は長野のライブハウスで行われる予定でしたが、

ライブハウスがコロナの影響で閉鎖される事態に。

急遽、都内で無観客で収録される事になったのですが、

PANTAの現地で収録したいとの強い希望で、長野で収録、

ライブ配信されました。

PANTAとトシとサポートに澤竜次さんの最低限のメンバーでの演奏、

まるで学園祭に出演するような気持だったという事です。

実際、1990年の復活の時に朝霧の米軍基地跡でライブ収録した翌日、

世間では即位の礼が行われている中、同志社大学での集会で

ライブを行っています。

その時に使っていたグレコのセミアコレスポールをあえて意識的に

使ったとの事です。

 

選曲は、冒頭から革命3部作に「ふざけるんじゃねぇよ」と

かなり尖ったものです。おそらく、多くの人が望んでいる

頭脳警察の曲が並んでいるとは思います。

ミスもあるものの、まだまだ歌い続けるぞという気迫を感じられます。

 

頭脳警察最新アルバム「会心の背信」2022年6月10日発売! - YouTube

 

何故、ロシア情勢がまだ落ち着かないこの時期に、

革命3部作を演奏したライブ盤なのか。

コロナ過の中で、まともなライブ活動が出来ない状況なので、

PANTAが病気療養中の今、頭脳警察について総括したいのではないか

と思っています。

おそらく、PANTAの復帰は来年以降になりそうなので、

頭脳警察としての最終章があるかもしれません。

PANTA自身、曲単位でダウンロードされる現在、

もう「クリスタルナ八ト」のようなコンセプトアルバムは

作られることは殆どなくなるだろうと思っていますし、

コロナ過でライブもまともに出来ない状況なので、

一度音楽は原点に戻るべきだと考えているようです。

それこそ、レコードが発明される以前にリセットされるべきだと。

音楽はタダで聴ける状況に危機感を感じているようですね。

先の事は誰にもわからない。もしかしたら

未来はAIが新しい音楽を作っているかもと。

来年の復帰後に何をしてくれるかを楽しみにしています。

う~ん、全然感想になってないや。

 

頭脳警察 - 日本語ロックの革新者がその真髄を凝縮させた、配信というライブに対する背信行為の実況録音盤 - インタビュー | Rooftop (rooftop1976.com)

 



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