
6月に発売されていた頭脳警察のライブアルバム「会心の背信」、
発売されていたのを知らなかったので、今更ながら注文して聴きました。
2020年9月に長野で行われた無観客のシークレットライブ、
本来は長野のライブハウスで行われる予定でしたが、
ライブハウスがコロナの影響で閉鎖される事態に。
急遽、都内で無観客で収録される事になったのですが、
PANTAの現地で収録したいとの強い希望で、長野で収録、
ライブ配信されました。
PANTAとトシとサポートに澤竜次さんの最低限のメンバーでの演奏、
まるで学園祭に出演するような気持だったという事です。
実際、1990年の復活の時に朝霧の米軍基地跡でライブ収録した翌日、
世間では即位の礼が行われている中、同志社大学での集会で
ライブを行っています。
その時に使っていたグレコのセミアコレスポールをあえて意識的に
使ったとの事です。
選曲は、冒頭から革命3部作に「ふざけるんじゃねぇよ」と
かなり尖ったものです。おそらく、多くの人が望んでいる
頭脳警察の曲が並んでいるとは思います。
ミスもあるものの、まだまだ歌い続けるぞという気迫を感じられます。
頭脳警察最新アルバム「会心の背信」2022年6月10日発売! - YouTube
何故、ロシア情勢がまだ落ち着かないこの時期に、
革命3部作を演奏したライブ盤なのか。
コロナ過の中で、まともなライブ活動が出来ない状況なので、
PANTAが病気療養中の今、頭脳警察について総括したいのではないか
と思っています。
おそらく、PANTAの復帰は来年以降になりそうなので、
頭脳警察としての最終章があるかもしれません。
PANTA自身、曲単位でダウンロードされる現在、
もう「クリスタルナ八ト」のようなコンセプトアルバムは
作られることは殆どなくなるだろうと思っていますし、
コロナ過でライブもまともに出来ない状況なので、
一度音楽は原点に戻るべきだと考えているようです。
それこそ、レコードが発明される以前にリセットされるべきだと。
音楽はタダで聴ける状況に危機感を感じているようですね。
先の事は誰にもわからない。もしかしたら
未来はAIが新しい音楽を作っているかもと。
来年の復帰後に何をしてくれるかを楽しみにしています。
う~ん、全然感想になってないや。
頭脳警察 - 日本語ロックの革新者がその真髄を凝縮させた、配信というライブに対する背信行為の実況録音盤 - インタビュー | Rooftop (rooftop1976.com)
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